横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

石垣島・やいま村

2016-04-30 05:50:21 | 旅行



石垣島西部、名蔵湾の近くに「やいま村」というテーマパークがある。
やいま とは八重山のことだそうだ。

移築された古民家や水牛の池、リスザル園それにマングローブ林などがある。






ここには「海人の家」(うみんちゅの家)が復元されている。






漁具があったり土間にかまどがあったり昔の生活がうかがえる。






リスザル園ではボリビアリスザルが放し飼いされている。






30cmぐらいの大きさで、食べ物を見せなければ大人しい。






なんの恐れもなく眠り込んでいるのがいて可愛い。






園内は花いっぱい。
デイゴ(マメ科)は園の入り口に大きな木があった。
今回あちこちに咲いていたデイゴのうちで一番きれいだった。






古民家周りにはテッポウユリやイクソラ・サザンオレンジスター(アカネ科)などの花・・
ハイビスカスやブーゲンビリアも見られた。






一輪だけ咲いていたフウリンブッソウゲ(アオイ科)の姿が面白かった。
5枚の花弁それぞれに切れ込みが入って更に反り返っている。
シベの様子でハイビスカスの仲間と思わせてくれる。






コンロンカ(アカネ科)も変わっている。






黄色いのが花で大きな白い部分は5枚の萼のうち一つが変化したものだ。






原っぱの方に行くと草花がいろいろ見られた。
ナガバハリフタムグラもコンロンカと同じアカネ科だ。





コンロンカと違って花は4裂している。
十字対生の葉が全て紫色だったのはどうしてだろう。






地面近くで小さな青い花がぽつぽつと咲いていた。





青い花弁と黄色いシベが素晴らしいルリハコベ(サクラソウ科)だ。
たしかに茎と葉の姿はハコベに似ているがハコベの仲間ではなかった。。






シマニシキソウ(トウダイグサ科)は関東でも見るニシキソウたちの仲間で熱帯性だ。

ほかにノゲイトウ(ヒユ科)も咲いていた。






やいま村に隣接する名蔵アンパルはラムサール条約の登録域だ。
アンパル(網張)には干潟とマングローブ林を含んでいる。
今回は全体を見られなかったが自然探勝路でオヒルギ林は見てきた。






そのあたりでリュウキュウヒメジャノメが飛んでいた。

1時間半ほどの散歩で、様々なものをたっぷり楽しめた。

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イヌザクラ

2016-04-29 06:28:23 | 日記



石垣島の話題はまだ続くのだけれど休憩して足元を見る。

瀬谷市民の森ではキンラン、チゴユリなどの花が咲き始めた。
そして森の入り口ではイヌザクラが咲いて大きな木が白く見える。





イヌザクラはサクラだけれどソメイヨシノなどの普通の桜とは姿が違う。
一番の違いはブラシ状の花序を作ることだ。





花弁が早く落ちてしまうので、木全体が真っ白という時期は短い。





イヌザクラより少し先に咲くウワミズザクラに似ているが、
イヌザクラの花序には葉がついていない。





一方、ウワミズザクラの花序は下に葉がついている。

今年はウワミズザクラの満開を見損なった。


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川平湾のサンゴ

2016-04-28 06:50:35 | 旅行



川平湾は石垣島でもトップクラスのビューポイントだ。






晴れていれば空も海も更にきれいだっただろう。






浜辺では20cmぐらいの魚が泳ぎまわっていた。






グラスボートで湾内を回る。






船のすぐ下にサンゴが見える。





さまざまな種類のサンゴがあった。
サンゴといっても美術品などに使われる宝石サンゴではなく造礁サンゴだそうだ。
造礁サンゴは浅瀬でサンゴ礁を作り宝石サンゴは深い海で生息する。
サンゴは植物ではなくイソギンチャクやクラゲと同じ刺胞動物(腔腸動物)だ。






いろんなサンゴの名前は分からないが、これは通称ジャガイモサンゴだとか。






このサンゴは何やら腸みたいなものが固まってゆらゆらしているように見えた。






シャコガイもいくつかいた。






こちらはナマコらしい。けっこう大きい。






展望台付近の公園にはテッポウユリやシロバナセンダングサその他の花が咲いている。






チョウも何種類か飛んでいた。
これはナミエシロチョウかと思うのだが近くに止まらなくて、はっきりしない。

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由布島1・水牛車

2016-04-27 07:34:09 | 旅行



西表島にすぐ隣接(400mぐらい)している由布島には浅瀬を渡っていく。
干潮時には歩いても行けるが、通常は水牛車に乗って行き来する。





車輪は一対なのでお客さんが乗ったらスタート前にバランスを取る。





バランスを取るのは水牛の首の後ろにかける引き棒の位置を調節するようだ。





何台も由布島に向かう。鳴き声は牛とは思えない可愛さだ。





こちらは帰りの水牛車。右側通行だ。
水牛たちは2歳になると車を引く訓練を受けて、ほとんどコントロールなしで渡れる。

帰りというのは客の立場で言っているが、由布島に住んでいる水牛にとっては行きだ。
水牛たちは由布島に向かう時の方が嬉しそうなのだとか。





頑丈そうな足だ。大勢の人間をしっかりと運んでくれる。





引退などの理由で車を引いていない水牛も結構いて池の中でのんびりしている。





これは3月に生まれたばかりの花蓮。いずれは車を引くことになるのだろう。





こちらは真由。やはり高齢で引退したようだ。
花形モデルと言われツアー客と一緒に写真に納まる。
撮って2m歩くともう写真が出来ている。さすが花形は稼ぐ。


↓ 記事 「由布島2・チョウと花」 へ

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由布島2・チョウと花

2016-04-27 07:33:36 | 旅行



由布島は周囲2km。人口は10数人で全島が亜熱帯植物園になっている。





小さな池には睡蓮が咲いていた。





地面に咲く青紫の花に見覚えがあるような気がした。





ヒメキランソウ(シソ科)
キランソウに似ているが関東で見る「地獄の窯の蓋」の姿とは何か違う。
沖縄などで年を通して咲くヒメキランソウだ。
姫というが花はキランソウより大きめだ。また葉に艶がある。





細い茎に紅い花のハナチョウジ。





ハナチョウジ(ゴマノハグサ科)
丁子の名前になった花姿が面白い。
葉っぱらしいものが見当たらない。退化しているそうだ。





同じ漏斗形の花でも、こちらは青紫色で少し大きい。





ツンベルギア・フォーゲリアナ(キツネノマゴ科)
ツンベルギア・フォーゲリアナは熱帯アフリカ原産の蔓性常緑低木だ。
花筒の部分が白いのがアクセントになっている。





ゲットウ(ショウガ科)
大きな葉に房状の花はゲットウ(月桃)、別名サニンだ。
沖縄では餅をサニンの葉に包んで蒸すそうだ。





唇弁は黄色で赤い紋が入っていた。





歩いていると目の前にヒラヒラするものがいた。
葉に止まったのはオオゴマダラだ。しかも2頭。





地上に降りた。交尾している。
ツアーのご婦人たちは 人前ではしたない などと冗談をいう。





進んでいくと蝶園があって、その中にもオオゴマダラがたくさんいた。






ショウジョウソウで吸蜜するオオゴマダラ。





2頭仲良く並んで。





オオゴマダラの蛹。
園内の別の場所にあったのを展示のため、この枝にぶら下げたのだろう。





リュウキュウアサギマダラやベニモンアゲハなども見られた。



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