追分市民の森の谷戸に出るあたりに広場なのだけれど少し暗いところがある。
そこに生えている一本の木がある。といっても根っこの近くで分かれて2本の木だ。
コナラだと思うのだが、その木の上の方にカブトムシがたくさんいた。
目に見えて樹液があるわけでもないのに、どうしてこんなに集まっているのだろう。
そんな暗い広場には季節によりさまざまな草花が咲く。
オケラ、やコシオガマやトリカブトなども見たことがある。
茎の上部に小さな白い花を順番に咲かせているのがあった。
小さくて写りが悪いけれどミズタマソウ(アカバナ科)だ。
萼片が2、花弁も2、雄しべも2本。雌しべは1本で萼の下に丸い子房がある。
実になったところに露がつくと水玉に見えるということらしい。
こちらのツルニガクサ(シソ科)も小さな花だがピンク色が目立つ。
花の部分を拡大してみる。
下唇がずいぶん長いのに上唇はかなり短く、雄しべ4本と雌しべが上方に露出している。
前に他のところで見たニガクサに似ているが、ツルニガクサは萼に腺毛がいっぱいだ。