横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

細工しやすい

2018-03-31 06:55:54 | 日記



厚木の七沢あたりを歩いていると水車があった。
水車小屋はないので単に回しているだけなのだが、よく見ると石で作った水車だった。
しっかり滑らかに回っている。






すぐ傍には四点ほどの置物があった。






親亀の上に子亀を乗せてえ~  親子孫の三代亀だ。






こちらは河童の親子が将棋をさしている。

どれも石を細工して作られているように見えた。






七沢から鐘ヶ嶽あたりを歩くと山肌に岩が露出しているところも多い。






このあたりの石は七沢石と呼ばれ加工しやすいので江戸時代から昭和中期まで切り出され、
石碑や石仏などに盛んに使用されたそうだ。

石切場の跡が何カ所か残っている。






林道脇の大きな石の上に緑の葉が2枚見えた。
カントウカンアオイだ。






昨年秋か冬に咲いた花が残っている。いや姿は同じだけれど実になっているのかも知れない。
カンアオイの仲間は生育範囲の移動速度が非常に遅いそうだが、石の上ではなおのことか。


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日傘を差して

2018-03-30 06:43:12 | 日記



四季の森公園にウラシマソウ(サトイモ科)が群生していた。






ウラシマソウは葉柄が長く伸びるので仏炎苞は葉陰になる。
浦島太郎は日傘を差して釣りをしているようだ。






ウラシマソウと同じ林縁の少し先にはアマナ(ユリ科)が咲いていた。
春の早い時期に咲き、スプリングエフェメラルに近い花だ。






ユリ科らしく花の作りは3の倍数。花被片は6枚、雄しべは6本で雌しべの柱頭は3稜がある。






ショウブ畑の近くに黄色い花が咲いていてなんだろうな? スイセンに似ているがちょっと違うか。






後で調べると、ナルキッスス・ブルボコディウム(ヒガンバナ科)だと分かった。
やはりスイセンの仲間で、ペチコート水仙とも呼ばれているらしい。
なるほど副花冠がずいぶん発達しているから名付けられたのだろう。





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ハンマーで叩くと

2018-03-29 06:28:53 | 日記



四季の森公園の谷戸には大きなコブシの木がある。






ちょうど満開で青空に映えた。






キクザキイチゲが数輪咲いていたほか、カタクリは花盛りだった。






カタクリの写真は割愛して、南口広場に向かった。
多くの人たちがテント持参でのんびりと花見を楽しんでいる。






フリーマーケットもやっていた。
あまり売れているようには見えないがのんびりとしたものだ。






その一角で子供など多くの人を集めていた。
ポン菓子だ。爆弾など地方により呼び方は違ったかも知れない。

子供のころ近所に回ってきて、お米を持っていくとポン菓子にしてくれた。
戦後の貧しい時代の子供たちの大いなる楽しみだった。


釜にお米を入れ回転しながら加熱し、釜の中の圧力を上げていく。
昔は炭火などで加熱しながら釜を手回ししていたが、今は加熱はガスで回転は電気だ。







圧力計を見て良い頃合いに釜をハンマーで叩くとボーン。
盛大に破裂して、あたりは煙みたいな水蒸気で真っ白になる。






しばらくして煙が消えると・・・






篭の中にポン菓子がいっぱい。

ポップコーンのような甘い味付けがしてなくても、昔の子供には美味しいお菓子だった。




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大花壇

2018-03-28 06:46:23 | 日記



里山ガーデンの大花壇は約10,000㎡の花畑。






パンジーとビオラだけでも19種類が見られるそうだ。






さらにチューリップ、スイセン、デージー、ポピー、クリサンセマム、ラナンキュラスなど・・






ネモフィラもネモフィラ・マクラーダ・ファイブスポットなど4種類が広がっている。

大花壇全体で、さまざまな花が何株あるのか想像もつかないが手入れは大変だろうなと思った。






今回はオルレヤ(セリ科)という花が気になった。
たくさんの小さな花が半球状の花序を作り、外側の花の花弁が大きくなっている。
コリアンダーの花とちょっと似たところがある。






大花壇のまわりには種々の木が植えられていて、ハナモモや種類の違う桜がつぎつぎと咲く。
ユキヤナギとレンギョウも花盛りでシャクナゲも少し見られた。 










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花の下で

2018-03-27 06:47:33 | 日記



里山ガーデンの谷戸には菜の花がいっぱい。
桜はさまざまな種類が植えられいるので、四月半ばまで何かの桜が楽しめそうだ。






これは根尾谷の淡墨桜。
原木は岐阜県本巣市にあって樹齢1500年と言われ、国の天然記念物に指定されている。
昨年の全国都市緑化フエアの時に二世木が本巣市から移植された。






花は少し小ぶり。蕾のときは薄いピンク、満開の時は白色で、散り際に淡い墨色を帯びるという。
いつか観察できるといいのだが・・・






桜やユキヤナギなどの木の下では落ち葉の間からタンポポやスミレやアマナなどが顔を出している。






たくさん落ちているドングリの多くは秋に発根し地面に根を延ばしている。






よく見てみると既にそこから芽が伸びて3枚の葉がついている。
近くにいっぱい芽吹きしていてどれも伸びようとしているのだが、大木に育つのは何割だろう。


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