横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

雑草とは何か

2023-04-30 16:21:16 | 日記



近所のあちこちにアメリカフウロが咲いている。







ゲンノショウコなどとよく似た花だが、名前の通り北アメリカ原産の帰化植物だ。
昭和初期に牧野富太郎によって発見・命名されたそうだ。
今では全国に広がる雑草の一つだ。







ヨーロッパ原産のオオイヌノフグリも原っぱや道端など、どこでも見られる雑草だ。







キツネアザミは田畑の近くや道端などでも見かける。
アザミに似ているがアザミの仲間ではなくて、牧野富太郎が命名したそうだ。

牧野富太郎は「雑草という名の草はない」として、多くの草に名前をつけた。








クサノオウは瘡(くさ)の王という名前の通り薬効があるとされてきて、人は雑草とは見ていなかった。
そもそも江戸時代までは雑草という言葉も一般になかったらしい。







ヘラオオバコは世界的な「雑草」で、日本には江戸末期に入ってきたそうだ。








ヤグルマギクは園芸的に持ち込まれた多年草が逸出して雑草化したものだ。







雑草とは何か?  
帰化植物ばかりではなく、人によって思うものはさまざま。少なくとも牧野さんに雑草はなかった。
農業をする人にとって田畑の邪魔になるものは雑草。花壇も同様。
道路管理をする人にはセイタカアワダチソウはもちろん、カタバミもツユクサもナズナも雑草だ。

しかし雑草にも見どころはいっぱいある。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高いところで

2023-04-28 16:54:46 | 日記



上瀬谷を歩いているとエゴノキの近くの高いところでクマバチが何頭も飛んでいた。
エゴノキの花で蜜を吸うこともなく一定の範囲を飛びまわっている。
ほかにも何頭かいて、たまに小競り合いしている。







眼を遠くを見るモードにしていると、向こうの植え込み中央の高いところに鳥が見えた。







何の鳥か確かめる前に飛んだので目で追うと林の中の木に止まった。モズの雌だ、









さかんに啼きだした。
雌も縄張りを主張するらしい。







何の木か分からないが、そちらの方から鳥の声が聞こえる。
よく見ると一番高い木の上の葉の少し下に止まって囀っている。







シジュウカラだ。単独で寂しく仲間を呼んでいるのだろうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

赤い木たち

2023-04-26 17:09:13 | 日記



近所を歩いているとピンクや赤い色のツツジの花が見頃の季節だ。
奥の方の白い花はミズキのようだ。







ツツジばかりでなく、向こうの大きな木も全体が赤い。







レッドロビン(ベニカナメモチ)は、花ではなく葉が赤いのだった。
もうすぐすると小さな白い花が咲く。







ベニバナトキワマンサクも葉が赤い。こちらは名前の通り花も赤い。







高い木だけれど下の方の枝にも花を咲かせているのはベニバナトチノキ。







日本のトチノキやヨーロッパのマロニエは花が白いけれど、アメリカ産と交配して赤い花になったそうだ。

初夏に近づいて木々が生き生きとしている。チョウなどの虫たちも活発な姿を見せてくれるのが楽しみだ。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

片喰は葉の形

2023-04-24 17:10:16 | 日記



3月末に行った不動尻に咲いていたミヤマカタバミ。







1.5cmほどの離弁花で、白い花弁は薄っすらと赤味がかっている。
雄蕊は10本、雌蕊の柱頭は5裂している。







葉はカタバミの仲間らしくハート形の3小葉だ。







そして、ようやく家の近所でカタバミが咲き始めた。
カタバミは畑の近くでも空き地でも道端でも見かける







黄色い花はミヤマカタバミより小さく直径1cm足らず。








カタバミの仲間の葉はクローバーと同じく三つ葉であるが頭が凹んでいるのが特徴だ。
何かに喰われた?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栗林でギンラン

2023-04-22 16:41:49 | 日記



上瀬谷の方をグルっと歩いて近所の栗林の傍まで来ると
中に白い花らしきものが咲いているのが見えた。







これはギンランだ。

瀬谷市民の森などで毎年のように見ているが、こんな近くで見たのは初めてだ。
また、すぐ近くの公園でキンランは毎年のように咲くのだが、ギンランは初めて気づいた。






雑木林のように落ち葉の蒲団があるわけでもない土の下から顔を出して、しっかり咲いている。







さほど広くない栗林の中に10株近くが見られた。
これからも毎年春になると咲くのを楽しみにできる。









家のすぐ近くの公園では例年通りキンランが咲いたが、翌日には姿がなかった。ちょっと残念。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする