横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

初めての根津神社

2019-04-30 06:03:58 | 日記



東京都文京区の根津神社に行ってきた。
根津神社は日本武尊が千駄木に創祀したと伝えられ後に太田道灌が社殿を奉建している。
さらに徳川綱吉が自らの屋敷地を献納、社殿を奉建したことにより現在の根津の地に遷座となった。

祭神は須佐之男命(すさのおのみこと)、大山咋神(おおやまくいのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと)。







どこにあるかも詳しくは知らなかった根津神社を初めて訪れようと思い立ったのは、
4月6日~5月6日の間、「根津神社つつじまつり」が開催されているのを知ったからだ。







境内にある「つつじ苑」には約100種3000本のツツジが期間中つぎつぎと咲き移るそうだ。







ツツジの種類がそんなに多いとは知らなかったので、一つ一つの名前はほとんど分からない。







つつじ苑は築山に広がっていて歩き進むとツツジを下から見上げたり上から俯瞰したりできる。
朝 10時前に着いたのだが苑内は人がいっぱいだった。







時間がたつにつれ、どんどん人がやって来る。







右も左もツツジがいっぱい。
一つ一つのツツジをゆっくり見ていくが、後から後から人が来るので立ち止まりにくい気にもなる。

右の方に赤い鳥居が並んでいるのが見える。







その先には乙女稲荷神社があって、参拝者が次々とやってくる。

祭神は倉稲魂命(宇迦之御魂神、うかのみたまのみこと)という女神で、お稲荷さんの神様だ。







つつじまつりの期間中、骨董市や露店が出たり、奉納演芸が行われたりしている。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

植物観察を始めた、きっかけ

2019-04-29 06:12:34 | 日記



坂道を歩いていて隣の道に合流するところ。目の高さに草があるのに気づいた。







道の端で舗装の隙間があるところに草が生えて花を咲かせているのだった。
アメリカフウロ(フウロソウ科)だ。帰化植物で逞しい。






5mmぐらいの薄紅色の花で、雄しべは10本あって葯が雌しべの柱頭を覆うほどに集まっている。







それでもしっかり受粉して、既にたくさんの実が出来はじめていた。







原っぱの方を歩いていると道路より一段高くなったところで茎をすーっと伸ばしているのがあった。







ヘラオオバコ(オオバコ科)の花だ。







根生葉がヘラの名前通り細長く10cm以上も伸びている。
長い茎の先につく花の様子が面白い。







目立っているのは雄しべでそこより上部にツンツンと伸びている白いのが雌花の柱頭だ。

ヘラオオバコは下の方から先ず雌花が咲き(雌性期)その後に雄花が咲く(雄性期)。
雌花は少しずつ上の方に移り、それを雄花が追いかけて、花序の一番上まで上りつめる。
2005年5月に初めて見て、その様子が面白いので植物観察を始めるきっかけの一つとなった花だ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノヂシャ

2019-04-28 06:57:17 | 日記



先日、ハナヤエムグラを見た近くに白っぽい小さな花が群れていた。






枝先に直径2mmぐらいの小さな花がたくさんついている。
ノヂシャ(スイカズラ科)だ。ヨーロッパ原産の帰化植物だという。
小さく薄い色の花なので目立たないが、ハナヤエムグラよりずっとたくさん繁殖している。






ごく薄い青紫色の合弁花。雄しべが3本で雌しべの先は3裂している。

遠目に花の感じはキュウリグサなどに似ているが、よく見ると作りは全く違う。







花が落ちた後を見ると、しっかりした子房が見える。
どんな実になるのだろう。そのうち観てみよう。







茎の途中、対生する葉の間で分枝して伸びていくのが見える。
どこまでもというわけでもなく、高さは20~30cm程度だ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カエデの花

2019-04-27 06:35:37 | 日記



今年も境川・中島橋あたりで鯉のぼりが泳ぐころとなった。







そこから我が家に帰るために中屋敷を通ると葉の茂った木に赤いものが見えた。







カエデに花が咲いているのだった。
カエデの仲間は紅葉を注目するが花は気づかないというか見過ごしてしまう。







この葉の形からハウチワカエデのようだ。







ハウチワカエデの花は雌雄同株で、一つの花序の中に雄花と雌花(両生花)が同居している。

北海道立林業試験場の研究観察ハウチワカエデの雌雄異熟性 によると、ハウチワカエデの花序には
雄花開花後に雌花が開花する雄花先熟花序と雌花開花後に雄花が開花する雌性先熟花序と
それに加えて雄花のみの雄花序もあるそうだ。

今回は、そういう知識が無かったこともあって観察は不十分であった。
それにしても何故そんなバリエーションを用意するのだろう。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな実が?

2019-04-26 06:21:11 | 日記



泉の森しらかしの池の近く。
少し前に赤いボケと黄色いレンギョウに加えて真っ白なユキヤナギが美しかった。







今はユキヤナギの花がすっかり終わって実になっていた。







ユキヤナギの実がこのような形とは初めて知った。
ユキヤナギはシモツケの仲間で、シモツケの実も似たような形らしいが、それも見たことがない。

花は知っていても実の形・姿を知らないものも結構あるものだ。







しらかしの池の西側。道路脇が斜面になっているところに白い花が咲いていた。
イチリンソウだ。







少し前に盛りだったニリンソウの花に比べだいぶ大きい。

イチリンソウやニリンソウも、どんな実がなるのか気にして見たことがない。





コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする