虫たちの狙いはさまざま 2016-06-30 06:28:38 | 日記 泉の森のハンゲショウに花が咲いてミツバチなど虫たちがやって来る。 ミツバチは花序の小花を一通り回ったら飛んでほかの花序に向かう。 花序の先の方にコガタルリハムシがいた。 ハムシの仲間はハンゲショウの花の蕾も食べるのだろうか。 クモの糸が横に伸びている。 ハンゲショウに多くの虫がやって来ればクモが網を張るのは当然の狙いだ。 網の中心には隠れ帯まで作っている。 クモも種類が多くて難しいが、たぶんナガコゲネグモの幼体だろう。 成体になると隠れ帯は一本の帯のような単純なものになるという。
ギンミズヒキと虫たち 2016-06-29 06:31:14 | 日記 泉の森の林の中で茎がすーっと伸びて小さな花をつけているのがあった。 ギンミズヒキ(タデ科)だった。ミズヒキと違って白一色の花だ。 薄暗い中、なんとかアップで撮ろうとしていると脚の長いのが飛んできて止まった。 背中の一筋が無かったのでヒトスジシマカではなくオオクロヤブカのほうだろうか。 蚊は花の蜜を好んで吸うそうだ。雌は血を吸うので要注意。 茎には奇妙なものも止まっていた。タンポポなどの種ではない。 歩き出したのを横から撮ると白い体が見えた。 スケバハゴロモの幼虫らしい。 ハゴロモの仲間は腹部先端あたりから分泌した蝋物質を背中に乗せて歩く。 スケバハゴロモの成虫(2012年の写真) 少し前に四季の森公園で似たような幼虫を見た。 こちらは褐色の模様があってベッコウハゴロモかアミガサハゴロモの幼虫と思われる。 残念ながら二種の幼虫の詳細な区別法を知らない。 ベッコウハゴロモの成虫(2014年の写真)
菖蒲田あたりで 2016-06-28 06:49:12 | 日記 大和・泉の森の菖蒲田のハナショウブがまだ少し残っていた。 その奥の方にはヤブカンゾウが見えた。夏の間ずっと咲きそうだ。 ヤブカンゾウはノカンゾウとかニッコウキスゲなどと共にヘメロカリスの仲間だ。 ヘメロカリスとはギリシャ語で「一日の美」の意味だとか。つまり一日花ということだ。 花弁をたくさん用意して華やかに咲いたのに一日で終わりとはもったいない。 あたりにはシオカラトンボやコシアキトンボなどが飛んでいた。 ほかにも草花と虫たちをいろいろ見ることが出来た。おいおい記事にしたい。
トイレで昼寝 2016-06-27 05:29:20 | 日記 ここは湘南平の男性用公衆トイレの中。 自然が豊かな場所のトイレの壁には、いろいろな蛾が張り付いているのが見られる。 蛾は種類が多くて名前は難しいが、これはセスジノメイガあたりだろうか。 蛾は夜行性のものが多く灯火に向かうので、夜間に電気のつくトイレに集まるのだろう。 昼間は壁に張り付いてゆっくり眠る。 これはヨコジマナミシャク。ナミシャクの仲間も夜行性のものが多い。 (一時、画像の取り違えがあり、失礼しました) セスジナミシャクも見られた。ヨコジマナミシャクと同様に翅の模様が面白い。 セスジナミシャクは四季の森公園のトイレにもいた。 ナミシャクの仲間はもちろんトイレの中だけでなく林にもいる。 フタトビスジナミシャクは瀬谷市民の森で見た。 瀬谷市民の森の木には小さな蓑虫みたいのがいた。 ぶら下がっているのかと思ったら動き出した。 樹皮の表面を歩き回っている。 1cm程度と小さいことと蓑の姿からチャミノガの幼虫と推定したが、どうだろうか。
水引と水馬 2016-06-26 06:50:54 | 日記 ミズヒキ(タデ科) 近所の市民の森でミズヒキが咲き始めた。 ミズヒキは図鑑などでは8月から11月ごろなどと書いてある。 しかし、このあたりでは早くから咲き始める。 また実になっても似たような姿なので相当長い間ミズヒキを見ることになる。 ミズヒキが水引なら同じ市民の森の流れに見られるのは水馬ことアメンボだ。 アメンボウはその甘い臭いから飴坊(飴棒)だが、昔は水澄ましと言われたこともある。 源流に近いここには清流を好むシマアメンボが住んでいる。 シマアメンボは5~6mmぐらいの小さいアメンボで忙しく動き回っている。 アメンボはカメムシの仲間で、ちゃんと触覚も見える。 水面で小さな昆虫を捕食するという。残念ながら見たことはない。