横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

間もなく半夏生

2023-06-29 17:18:53 | 日記



大和市のふれあいの森に「緑の見本園」があって、いろんな花が見られる。
今は春の花が終わって、ちょっと寂しい感じだ。
そんな中で、細い茎が立ちあがって先の方から細長いものを出しているのがあった。







カラスビシャクだ。サトイモ科で花の形が仏炎苞で、マムシグサやウラシマソウなどと似ている。
そんな形と小さくて役に立たないことから烏柄杓と名付けられたらしい。

根茎を乾燥させたものは半夏(ハンゲ)と呼ばれる生薬として用いられた。

そして半夏が顔を出す季節は「半夏生」と呼ばれ、夏至から11日目なので今年は7月2日だそうだ。







引地川を遡ると泉の森。しらかしの池の先の湿地には白い花が咲いていた。
ハンゲショウだ。







白い花というには微妙で、花序の近くの葉の一部が白くなっている。
白を目立たたせて虫を呼ぶのはドクダミの仲間としての特徴だ。







名前は半夏生の季節に咲くとか、部分的に白いので半化粧とか・・・半分白いので片白草と呼ばれることもある。




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不揃いの果実

2023-06-27 15:23:16 | 日記



近所の川沿いにコブシの木が枝を大きく広げている。







ところどころ、葉の間に何か薄緑色のかたまりが見える。







虫こぶかなと思ったりする。







家の窓から見えるエゴノキには、こんな虫こぶが付いている。
エゴノネコアシフシという名前が付いている。




コブシの木のあちこちに付いているのは形がさまざま。
虫こぶではなくて立派な果実なのだ。







こんな不揃いなのに果実だとは・・・、すぐには思いつかない。







秋になると、このようにピンク色になる。やがて膨らみの一つ一つから赤い種が顔を出す。







この時期に花芽が付いていたのにも、ちょっと驚いた。




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「らんまん」で語られる?

2023-06-25 16:45:32 | 日記



上瀬谷の原っぱや畑の辺りを歩いているとタチアオイが咲いていた。







タチアオイは開成までアジサイを見に行った時に、たくさん咲いていた。
上瀬谷でもところどころで見られる。







畑周りでも大きかったり茎が立ち上がっている花ばかりではない。
地を這って小さな花がポツポツと咲いているのがあった。







直径1cmぐらいの小さな花は薄いピンク色。ゼニバアオイだ。
葉っぱの形が、銭(ぜに、お金)に似ているということらしい。

この辺りでは似た名前のゼニアオイも見かけるが、こちらは花が大きくて3cmぐらいある。
共にヨーロッパからの帰化植物で、ゼニアオイが江戸時代、ゼニバアオイの方は昭和20年代だそうだ。







1cmもない白い小さな花が20cmmほどの高さで花序を作っている。







帰化植物ではなく園芸種でアリッサム(スイートアリッサム)という名前らしい。
畑の耕作をしている人が趣味で植えられたのだろう。

アリッサムの後ろに広がっている白い小さな花は・・・







ハキダメギクだ。大正時代に来たアメリカから帰化したとされている。

「掃き溜めの菊」という面白い発想の命名をしたのは牧野富太郎博士だ。
いま放送中の朝ドラ「らんまん」の中で、このエピソードは語られるだろうか?


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7年前にも

2023-06-23 16:49:41 | 日記



上瀬谷に向かって歩いていると畑と林の間をヒラヒラと飛ぶ小さなチョウがいた。







木に止まったり飛んだり。そのうち落ち付いて翅を広げた。ムラサキシジミだった。







その少し先のお宅の植え込みの縁にはネジバナがいくつか咲いていた。
今年になって初めてだったかな。







そう思っていたら通信隊跡地の草原でも会った。この草原を探し回れば数えきれないほど咲いているのだろう。







ネジバナを見ていると何かが飛んできて近くの葉に止まった。
結構きれいな翅の、蝶かと思うような蛾だった。







すぐには名前が分からない。家に帰って調べたらツメクサガだった。
名前は幼虫がシロツメクサなどを食草とするからで、ほかに大豆などのマメ科も食べる。

実はツメクサガは初見ではなかった。








7年前にムラサキツメクサの蜜を吸うツメクサガを見ていた。

この広場はツメクサの仲間がたくさんあると思うので、ツメクサガもたくさん見られそうだ。。



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地上の鳥

2023-06-21 16:33:26 | 日記



近所を歩いていると空の上ばかりでなく地上でも鳥の姿を見かける。
スズメやムクドリばかりでなく、畑や原っぱではヒバリもいる。







時に立ち止まって囀ったりしていた。まだ若いかな。







林に近いところではキジ(雄)がいた。
この辺りでは雄のキジはしばしば見かける。雌もいるはずだが地味な姿で警戒心も強く見つけにくい。







気づかれないように撮っていると、あたりを見回しながら次第に林の奥に入っていった。

キジは人がいるのに気づくと早足で去っていく。








林の縁に白い鳥の姿があった。あれれ?







ニワトリだ。民家の庭でもないのに、なぜ鶏がいるのだろうか。しかも雄だ。







どこか近くで飼われているのかもしれないと思ったが、見ている間ずーっと動かなかった。
少し距離を縮めたりしても、顔は右や左に動かすが足は微動だにしなかった。
ここから先は入ってはいけないと見張っているのかもしれない。



そのうちまた会いに行ってみよう。




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