横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

初めて見た幼虫

2019-09-30 06:31:58 | 日記



高尾山の山頂より少し下にノササゲ(マメ科ノササゲ属)の花が咲いていた。







緑色の萼と黄色い花弁の小さな花が10個ほどで花序をなしている。







近所の田んぼの畦ではヤブツルアズキ(マメ科ササゲ属)も咲いていた。
ササゲ属とノササゲ属があるとは紛らわしい。
ヤブツルアズキのは名はノササゲのような花序をなすことがない。
また花は左右対称でなく捻れている。これはアズキの花と同様な特徴だ。







田んぼから少し離れた草地ではヤブツルアズキが群生している。







細長い鞘の実がなる。








その近くの別の草の葉の上に何かの幼虫が集まっていた。
カメムシだろうと思うが、初めて見た。







調べてみてもなかなか分らなかったが、ようやくシロヘリクチブトカメムシの幼虫に行き当たった。

シロヘリクチブトカメムシは南方系のカメムシだが、最近は本州まで分布を拡大しているそうだ。
シロヘリカメムシは肉食性で、成虫も幼虫も草の周りでイモムシなどを捕まえて体液を吸うらしい。

その後、成虫がいないかと訪ねてみたが幼虫ともども見つからなかった。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近所の田んぼ

2019-09-29 06:38:41 | 日記



我が家から北の方へ15分ほど歩くと、まだ田んぼがいくつか残っている。







どういう具合かなと見にいくと、先日の台風にもさほどの被害がなく稲刈りを待っていた。







畦には彼岸花が真っ赤な花を咲かせている。







稲の根元の湿地にも小さな花たちがひっそりと咲いている。







イボクサは(ツユクサ科)1㎝ぐらいの花で花弁が3枚の形としてはトキワツユクサなどに似ている。







2cm弱ぐらいの青紫色の花はコナギ(ミズアオイ科)だ。
旺盛な葉に隠れるように咲いている。

しばらく前にはオモダカが咲いていたし、これからはアキノウナギツカミなども見られそうだ。

しかしイナゴの姿に気づかなかった。例年たくさん飛んでいたと思うのだが。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現の証拠

2019-09-28 06:02:42 | 日記



近所の市民の森にしばらく前からシラヤマギクが咲いている。
茎が長く伸びて倒れ込みがちになるのが特徴の一つだ。







同じシオン属のノコンギクに比べると舌状花の数が大変少ない。
花に止まっているのはミドリバエの雌だ。5年前に市民の森でミドリバエの雄を見たことがある。
アブと同じように花に来るハエもけっこう多い。







市民の森を抜けて上川井方面の通信隊跡地に近い小径を歩くと、
ゲンノショウコが群生していた。







白い花とピンクが混じっている。
東日本では白が多いと言うけれど高尾山でもピンクがたくさん咲いていたし・・・証拠は?







雄しべが10本で雌しべの柱頭は5裂している。
神輿にたとえられる実の種子が5個あることにつながっている。







この群生の中によく見るとキツネノマゴもたくさん混じっていた。






コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日影沢の花

2019-09-27 06:29:59 | 日記



高尾山を歩き回った後、下山も同じ道では面白くない。
登山路の案内図を見て「いろはの森コース」を使うことにした。







「いろはの森コース」は途中に いろは順で 樹木の名前とゆかりの和歌を記した案内板が見られる。
全部を確かめながら登るのも一興だが、他の登山路よりきつい。

いろは順は麓の日影沢から始まっているので今回は逆コースになってしまった。
下から来れば、いの一番は「いろはもみじ」だ。
ところどころで見られたモミとゆかりの和歌はあったのかどうか・・・?






草木を探しながら滑らないように気をつけながら下りる。
ツリバナの実はまもなく弾けそうだ。







キャンプ場の傍を通るとすぐに日影沢だった。
2011年の3月11日(午後に大震災)にハナネコノメを観察したところだ。

今の季節、人影はほとんどない。







あまり花はないだろうと思いながら沢に下りた。

ミズヒキとかミゾソバなどがちらほら見られるほかは目立ったものはない。
そんな時、白い花が目に入った。花弁の様子はハコベに似ている。







すぐには名前が分らなかったが、帰って調べた。
候補としてはサワハコベとミヤマハコベが上げられる。
ミヤマハコベは近所で見るハコベと同じように花弁が深く裂けて10枚の花弁に見えるようだ。
サワハコベは萼に毛がないとの記述もあったが、萼が花弁より長く見えるのでサワハコベでよさそうだ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山頂の虫たち

2019-09-26 05:58:32 | 日記



高尾山山頂。都心方面を見たが、もやがかかってビル群はぼんやりしか見えない。







山頂付近にもさまざまな昆虫がいるようだ。
ハギの花に来ていたのはダイミョウセセリ。裏側から失礼。







ハギとかマメ科の花を好んでやって来るチョウにウラギンシジミがある。
今回、ウラギンシジミが飛んでいるのは見られなかったが、クズに幼虫がいた。







ウラギンシジミの幼虫はクズなどの花を食べるのだけれど、今回は葉の上にいた。
取り付いていた花序の花を食べ尽くしたので、別の花を求めて移動中であろうか。







別の葉の上には蛹がいた。背中の模様が特徴的だ。







少し離れたエノキの葉の上にはアカボシゴマダラの卵がいくつも見られた。
蝶の卵は、孵化した幼虫がすぐに食べられる食草(葉)に産み付けられる。
残念ながらアカボシゴマダラの幼虫や蛹を見付けることは出来なかった。







低いところに生えているモミジの葉を一生懸命に食べているのがいた。
オオミズアオの幼虫だ。オオミズアオの食草はモミジのほかサクラ、ウメ他いろいろあるそうだ。







ビジターセンターの前では枯れ葉の下に潜り込もうとしているコガネムシがいた。







ちょっと出てきてもらった。背中というか左右の翅の上にそれぞれ4本ずつ縦の筋が入っている。
初めて見たコガネムシなので調べてみると、スジコガネというらしい。



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする