打たれたら開き直る田沢投手・よもや安倍首相は

2014-01-22 16:10:43 | 日記

   「打たれたら開き直る」田沢投手。感心する安倍首相、よもや・・・・・・  

 

首相官邸に、米大リーグで活躍した、レットソックスの上原浩治と田沢純一投手が訪問した。

首相は、「打たれたら打たれたで開き直っている」という田沢投手の言葉に「やっぱり開き直りが大切」と感心。(1月22日毎日新聞)

野球の勝負に、開き直りはあっても良いし、それが勝ちに結び付くこともあるだろう。まさか、安倍首相が、内政、外交に「勝負をかける開き直り」をすることはないと思うが、気になる言葉である。

おりしも、スイスで開かれる「ダボス会議」の開会式において、日本の首相として初の基調講演を行うことになっている。その講演の柱である成長戦略に対し、与党内から待ったが入ったと新聞記事は報じている。高市政調会長から「重要な内容で、党内手続きにかけるべきだ」と。さらに「外交の大義名分があれば、何でも認めろと言うことなのか」との批判が出て、総務会を途中退席する議員もいたとも報じている。

今は、袂を別ったかに見える「指導役の小泉元首相」から学んだ、「サプライズ演出」をもって大衆を引き付けてきた首相も、ここにきて、この「開き直り」と「俺に、ついてこい」式の姿勢を強く感じるのは私だけであろうか。

近くは、靖国参拝がある。真偽のほどは確かではないが、この参拝が極秘のうちに進められ、しかも、この事実を知った重鎮が止めたにも拘わらず強行したと言う。止めた重鎮も、止めるならば「手綱」を引き、馬の前に立ちはだかるまでの重鎮ではなかったということが、今の自民党の実態を現している。

そして、同盟国の米国からの批判。さらに、プーチン露大統領の訪日が明らかになったものの、安倍首相に対しは「靖国参拝はついてはアジア太平洋地域の関係正常化に寄与しない」(ラブロス露外相)との烙印が押された。あるいは世界的規模での日中大使級論争が、仕掛けたのは中国であれ、そのようなことになることは百も承知の上で強行した。そして今後も、この方針は変更しない(在任中の再参拝)と主張するところに、前記の「開き直り」の姿とダブるのである。

弟である、岸副外相が米国を訪問し、参拝の真意である「不戦と・平和国家の誓い」に理解が得られたと報告している。

では問う。「自民党の靖国参拝の方針」では、あえてこの二項の文字を削除している。それは「戦争責任を問うA級戦犯の合祀」と「靖国信仰」を守るということである。 

ならば、岸副外相は、そして各地で展開している日本領事館の論陣は、ここに触れなければならないはずであるが、触れてはいない。

かく言う私も、いつまでも靖国にこだわるつもりはない。もうこのくらいにしようとも言いたいが、「開き直りの危険が気になって仕方がない」。

 

 

 


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