冬のある朝、大きな蜘蛛の巣を見る。「蝉の一生は7日間」・では「蜘蛛」は・・・・・
冬の朝、蜘蛛の一生を考える
12月上旬の朝、我が家のクチナシの枝に張り巡らされた蜘蛛の巣を見る。今時、蜘蛛の捕食用になる昆虫がいるのだろうか。
そこで蜘蛛は冬眠をするのかどうかを調べた。ネットは便利である。早速次のような回答を得た。大半の蜘蛛は卵で越冬するが、成虫は気温が下がると仮死状態になるという。そして暖かくなると動き始め捕食用の巣をつくる。獲物は果たして網にかかるのだろうか。
しかし、命がある限り捕食の網を張り巡らし続けるが来年の春を見ることはできない。
人間から見ると小さくてはかない存在の虫たちだが「君たちも、自分の一生を懸命に生きているんだ」と。そんなことを考えた、ある冬の日の朝のひとときであった。
それから10日もたっただろうか。あんなに大きくはりめぐされた「網」は消えていた。風の強い日もあった。くちなしの枝は大きく揺れたであろう。またみぞれ交じりの雨が強く網を叩いたであろう。しかし、破れていくのを補修することも無かったのか。仮死状態が続いているのか、それとも「一生を終えたのか」それは知る由もない。
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