縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

(06楽)「縄文土器・煮炊き」

2021年12月15日 | 縄文楽

土器を使った煮炊き用はないのかと思いますが煮炊きに使用した土器もあると思っています。

ここに無紋の質素な作りの土器が見つかりました。

茨城県土浦市上高津貝塚出土

「縄文時代に、海水を煮詰めて塩を作る時に使った土器。器壁が大変薄い。
ほとんどの遺跡では破砕された状態で出土するので、形が分かるものは大変貴重である。」と解説されていました。

製塩土器 文化遺産オンライン

このような土器は、使い終えて「送る」時にはこなごなに小さくして大地に返す「送り」を行ったと想像します。この土器は姿が残っています。
専門家も、はでな模様の土器でないので重要視していないとも感じます。

ただし、煮炊きに使用したとされた証明の検証が必要です。

思うこと

土器を解読して縄文文化を語ってもらいたいものです。

縄文土器こそ縄文ヒトの生き方、生活、環境などの文化を明らかにしてくれる貴重な資料を残してくれたのです。

このようなりっぱな資料は世界中どこを探してもないでしょう。

地形が分かっているので土器の模様と対峙して観察できるので楽しいと感じます。「縄文土器はおらの里山」

縄文楽 浄山

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