「茨城・龍ヶ崎市羽原町出土」(阿玉台(Ib)式)
地形は、遠方にある山として「筑波山」しか見られないと思います。山を「天空」とも思いますが、土器の上部には「湖沼」と思う部位も描かれているようで「山」と決めたのです。
土器の上部には色々と描かれていて、土器の横面や裏面が見つからないので土器の全体像が把握できないで見える所だけの思いつきの解説になります。
何となく「霞ケ浦」「利根川」流域に広がる「浅く、広く、葦のしげる湖沼の多い環境」と推察しています。
「水に関する願い」や「自然に感謝」の土器と思います。
「突起上部のギザギザ状」は「雨水」として捉え雨が峰々に降って、谷をつくり、水たまり(湖沼)を作って、ここまでやってくることに感謝することかと思います。
湖沼は生きるために重要な環境なのです。
「縄文の心」とは「すべてのモノに命があり」「全てが共に生きる」という原則が徹底して守られています。縄文時代が一万年以上も続いたのは「命あるものに感謝する心」を忘れなかったことにあると考えています。
「土器の器形、紋様」の意味を理解して「縄文ヒトを語る」ことが求められている。
次回は同じ土器を少し詳しく眺めていきます。
縄文楽 浄山
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