てのひらに太陽を

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「子や孫に読み聞かせたい論語」13

2012年01月24日 05時28分24秒 | Weblog

  学ぶ気持ちに応える

  子曰わく
  憤(ふん)せずんば啓(けい)せず、
  悱(ひ)せずんば発(はっ)せず。
 一隅(いちぐう)を挙(あ)ぐるに、
 三隅(さんぐう)を以って反せずんば、
 則(すなわ)ち復(ふたたび)せざるなり。 

  安岡定子先生
  孔子先生はおっしゃった。
  「学ぼうとする者には、疑問を解決したいという
   情熱が溢れんばかりに盛り上がらないと
   私はひらき教えない。

   言いたいことがあるのに、うまく表現出来ないほど
   もどかしい気持ちが高まっていないと、
   私は教え導くことはすまい。

   一隅を示すと、三隅を自分で類推して考えられる
   ような人物でなければ、さらに教えることはない」

   本気で学ぼうとするなら、学びたい気持ち、
   教えてもらいたい気持ちが心に満ちて
   爆発しそうなくらい高まらないと
   私は教えないよ、というものです。

   孔子先生の教室はこんなにも熱く激しい
   学びの場だったのかと、驚いてしまいます。

   (ポカポカ地蔵)

    厳しい!真剣勝負の場なんですね

    まず、教わる側がこんなにも真剣になることが
    大切で重要で、教わる側の前提条件なんですね

    そういえば、日本でも江戸時代や明治の初めころは
    歩いて「師」も門を叩いていたのを思い出します。

    越後の河井継之助が岡山の山田方谷を訪ねて行ったとか。
    吉田松陰が各地の有名な先生を訪ね歩いたとか。

    こういうことは枚挙にいとまのないことだった時代。

    何でも自分に爆発するほどの情熱がないと
    ダメということですね

    「啓発(けいはつ)」という熟語はこの章句が出典。

      啓発