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てのひらに太陽を

生涯、元気ハツラツOld Boy’s
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そんな気持ちのブログ

「子や孫に読み聞かせたい論語」6

2012年01月16日 05時17分12秒 | Weblog

  人の心を推し量る

  子貢問うて曰く、
  一言(いちごん)にして以って
  終身之を行うべき者有りや。

  子曰わく、
  其れ恕(じょ)か。
  己の欲せざる所、人に施すこと勿(なか)れ。

  安岡定子先生
   弟子の子貢が質問した。
   「ただ一言で、一生実行する価値のある
   言葉はありますか」と。

   孔子先生がおっしゃった。
   「それは恕だなぁ。自分がされたくないことは、
   人にはしないということだ。」

  弟子の子貢は、随分思い切ったことを質問した
  ものだと感心します。
  「それは恕だよ!」孔子先生も、明快に
  一言で答えています。

  恕とは仁と同じ意味ですが、より具体的です。
  自分の気持ちと同じように人の気持ちを考えることです。
  人は皆、自分のことを大事に思っています。

  傷つきたくないし、悲しいことは我が身に降りかかって
  欲しくありません。
  また自分の夢や希望が叶うことを願います。
  とても我儘で欲張りです。

  自分の心と同じように人の心を推し量る。
  これを言い切った孔子先生の揺るがない信念や
  強い精神力は、どこからくるのでしょうか。

  人生の先輩として、後輩に自分の考えを
  自信を持って話せる大人になりたいと思います。

  (ポカポカ地蔵)
  時々は「仁」「恕」でいる自分
  時々は「人を批判」する自分
  これが私の姿でしょう。
  いつも「己の欲せざる所、人に施す勿れ。」
  この気持ちを継続させよう。

  なかなか至難の技!