この本、この友松円諦という方の
「不二の世界」というページを開き、読んでみると
私が出会った「安岡成篤」先生の本に出会った感じに
ドンピシャ、「おお~~」
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私の心に飛び込んできた~~~
まだ読み始めだけど、ほほ~とするところを紹介します
多少は長くなるが、今日は土曜日なのでその一つを抜き書きしましょう~
「椅子」という題
この方はヨーロッパに4年「遊学」されてたと書いてあった
ヨーロッパでいろいろな椅子、ベルサイユ宮殿の椅子やら
ソルボンヌ大学の椅子やらモンパルナスのダンスホールの椅子やら
サンジェルマンの珈琲店の椅子やら、会社の社長が座る椅子についても
あげくの果てには「楽土には誰にでも椅子が用意されているのか
それとも一切ないのかのか」という風刺もね
「椅子」は、こんな私でも役職が上がれば”大きな”椅子になったことを思い出したね
そんなことより、私がウットリと感銘した一文を紹介してみよう
「とにかく、一番僕の気に入ったもの、僕の心を喜ばしめるものは、
南向きの、日当たりよき小さいベランダに、腰のひくい、
それで幅のひろい、心持ち深めな椅子に身を投げて
今一脚の空いた椅子に、長々と伸ばした足を、しいて
上げずともせずとものせて置けるようにのせ、椅子に近い
小机にウエンストミンスター一箱、其れに、今一つ贅沢を言うと、
モッカ一杯、其れも飲むためと言うよりは、その香を感じるために
註文しえたならば、「何をか、又、そえんや」といふ心境である。
然し是は僕のみたされぬ註文にすぎずして、バットはもって
ウエンストミンスターのに代りうべく、番茶の出花ははよくモッカの
身代わりをして、主人の不平をきかぬところに世は泰平である。
人生至るところ青山のある如く、世間在所に、椅子はすわりなれれば、
すわりよきものだ。」
長々となりましたが、、今日は土曜日なので「まあ~いいかあ~」
私も南向きのこんな椅子にお日様をあたりながら、ホンヤリとした時を過ごしてみたいが
最後の一句は胸に刺さる、「世間在所に、すわりなれれば、すわりよきものだ。」
これは、ぼんやり過ごしている「私」への風刺ジャネ~
この方は「軽妙洒脱な筆運びの方だけど‟うっかり”すると
土俵際うっちゃりになる・・・
私には、ドキリとする喉仏に迫る‟油断”しては読めぬものを感じています
すごい本、すごい人に出会ったねえ~~
まだページを開いて60ページぐらいなのに「魅了」されていますよ
本当に「安岡正篤」先生の本に出会った時の時と同じ~
こんなことってあるんですね
この本、よかったら「日本の古本屋かアマゾンで」買ってみたらいかがでしょうか~
さて、これからどんな展開になるのかワクワクドキドキ
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