人生は悩み深いもの
子、川の上(ほとり)に在りて曰わく、
逝(ゆ)く者は斯(か)くの如きか。
昼夜を舎(おか)ず。
子罕第九―17
安岡定子先生
孔子先生は川のほとりに佇んでおっしゃった。
「この川の流れのように、時も人も過ぎ去って
ゆくものだなぁ。
人生とはこの流れのように留まることなく
移ろっていくものである」
いつも気力充実、前向きな孔子先生でも
弱気になることがあったのでしょうか。
この章句は解釈が分かれるところです。
いくら自分の考えを説いて歩いても
戦乱の世では思うように受け入れてもらえない。
孔子先生ほどの人物でも心くじけることが
あったと知れば、少しホッとするような感じもします。
あるいは、絶え間なく流れる川の力強さにエネルギーをもらい
明日への活力にしたのかもしれません。
こちらは前向きな姿です。
大人になるということは、悩むことが恰好悪いと
思わなくなることかもしれません。
(ポカポカ地蔵)
悩みことは恰好悪いと思わなくなることかもしれません。
ここに共鳴しました。
私もしばしば悩むことがあるが
悩んでみて初めて知ることもある
悩んでみたってしょうがない世界があるのも知る。
ともかく今の私は、悩んでも一歩前に歩いて行こう
