気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

桜の花びらとスミレ

2018-04-14 16:55:55 | 季節の花々
今日は朝から道具出しを、一週間いえ、茶事が終わった後も
もう一週間の合計二週間は散らかりますが、辛抱しなくては。
(写真は恥ずかしいので・・・)
昼過ぎから自宅稽古に、玄関もすこし模様替え、
原田要さんの『やまとのかたち』を
 

そうでしたね。今日は二年前熊本地震の前震の日、人手不足で
自宅再建が進まず、まだ3.8万人も仮設生活を強いられておられ
心が痛みます。
でも追悼式典で遺族代表の松野良子さんの力強い最後の言葉、
”私たちが前を向いて歩いていこうとしていること、若い世代の
活力が将来の熊本を創造する希望になっていることを報告する”
と宣言にも聞こえ、さすが「火の国の女」ですね。
「肥後もっこす」は”根は吐かず耐える”との意味も持ち、
力を合わせて頑張ってください。

耐えると言えば、歩道際の隙間から咲いた『ヒメスミレ・姫菫』
桜の花びらと一緒でこんな光景から
『健気なり散りし桜花(おうか)よスミレ咲く』
『花びらを身にまとい咲く菫かな』  愚句


スミレは別名で、菫草、花菫、紫花地丁、相撲取草、相撲花、
一夜草、一葉草、ふたば草、壺すみれ、姫すみれ等と呼ばれ、
先日の散歩のおりに見つけたスミレの群落
 
『山路来て何やらゆかしすみれ草』
     芭蕉 「のざらし紀行」

先に進み、ふと目にとまった一株の白い菫、帰り調べると、
 
ツボスミレ・壺菫』または『ニョイスミレ・如意菫』と。
晩春に咲き最後のスミレとも言われ、1センチほどの小さな
白い花で、壷型をした唇弁の中心部に紅紫色の筋模様が
あるのが特徴とされ、先の名前の「坪」は庭の意味、これを
牧野富太郎は「不純でまぎらわしい」として命名し直し、
長く伸びてカーブする花茎を僧侶がもつ如意棒にたとえ
「如意」としたそうです。

できれば如意棒を伸縮自在、思いどおりにあやつり、
熊本等の被災地を速やかに再建してほしいものです。
昔はお国がお金を出す如意棒替わりでしたが、
”金は有れど人材が不足”どうしましょう。