気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

17’初釜「後座」

2017-01-26 21:26:45 | お茶会・お茶事
懐石が終わると
ほっとしてもう終わったような気になります。
いえいえこれからがメインイベントと
自分自身に言い聞かせ、
後座の準備です。
掛物を巻き上げ、
床の中釘に花入れをかけ、

炉中の火をみて炭を置き、香を焚き、
席を掃き、釜の湯は・・・
水指、茶入を荘付け、
冷たい雨なので外に出ないで席入りです。
さあ
 
銅鑼を大きく一つ打ち・・・「大小中中大」と
席入り、後座拝見が終わり定座につかれると
厳粛な空気の中で濃茶を
  
お茶を練り上げ、正客への服加減に、
お点前さんにもやっと笑みが・・・。
この一服の為にこれまでのセレモニーが
お茶をゆったりいただいてもらい拝見後、
お茶碗が戻り、正客から「勝手を申しますが・・・・」
それを受け、続き薄になりました(予定通り)
座布団、お干菓子をお出しします。
都とり(岐阜・奈良屋本店)、
梅いちりん(奈良・千壽庵吉宗)に、

薄茶を
 
続き薄なので、正客様は忙しい、
お菓子を取り、次客にもお菓子を勧め
お茶が点ったら、取に出て次客に勧め
次客の一口で「先の茶入れ、仕覆の拝見を・・・」
ということは、お点前さんも当然忙しくなります。
時間を短縮する為にですから・・・

手作りの花びらお餅も、
かわいい都鳥の干菓子にも喜んでいただき
心を込めて練り上げたお濃茶と
ふんわり仕上がったお薄に、
お客様は大満足でしたよ。

”続き薄茶”のお点前が我が社中でできるとは
一歩前に進めた気がします。有難いことで、
精進あるのみですね。