雨の成人日のお稽古にて

朝は太陽が射したかと思うと、有楽椿にヒヨドリが来ました。

晴れ間かなと思う間もなく曇り始め、昼過ぎからは雨が。
　
この小雨の中、成人式帰りなのでしょう、傘をさし
おぼつかない足取りで家路につく振り袖姿の女性を見て、
相方は”彼氏かアッシー君はいないのかー”と（唖然）
こんな句をあげればよいのに
『足元の初初しさや成人日』
　　　　　　　 赤池英津子
私は彼女をみて、
”傘の下裾をつまんで成人の日”と、
雨の中も着物を着ていただけて
これぞ大和撫子古いですかね？
庭には冬の寒さに負けず咲く「白ナデシコ」がありましたね。

先ほどの「心もとない足取り」といえば、
今朝のお稽古にもおられました。
二日前の土曜日に見学に見えられた方が、日を措かず
はじめてのお稽古に来てくださいました。

　
私は久しぶりに、一からお教えする事になり、
少し緊張ぎみです。
四日にあった初釜の折、感じた『初心忘るべからず』が
今まさに一からお教えする方に巡り合うことで、
私にとっては、初心を顧みる良い機会になりそうです。
今日は、挨拶から始まり、帛紗捌き、道具の清め方、茶巾の扱い
もう略盆まで進みましたよ。

私の作った主菓子も美味しいと褒めていただけて
大変嬉しい事です。
一緒に茶道をお勉強していきましょう。