気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

17’初釜の待合いは「松聲無古今」で

2017-01-24 18:07:34 | お茶会・お茶事
二日続けての初釜の予定が、社中だけの一日になり、
気分的には、楽になりました。
皆様には社中だけですので、稽古茶事と言ってハードルを
下げておりますが、おもてなしされる側から、裏方を含め
おもてなしする側への愉しみを感じて頂ければ・・・
喜んで帰っていただいており、感謝あるのみです。

干支は「丁酉」、御題は「野」にちなみ、
寄り付きは色紙「鴛鴦図‣襖絵部分」松村景文 根津美術館蔵
    
おしどりと 三羽のにわとりが迎えてくれます。
待合へと
床のお軸は、『松聲無古今』画賛・筆:清水公照
三羽の鶴
松を吹き過ぎる風の音が古来変わらないように、
仏の真理の教えも変わることがないと(茶掛けの禅語辞典)
変わらないと言えば松葉と同様に、お正月から3週間過ぎ
水もなく飾るだけで、乾燥しても緑色が変わらない
日陰鬘、日陰蔓(ヒカゲノカズラ)、縁起物ですね。
    
火鉢に炭を入れエアコンもON、早く暖まってください。

お客様を、お待ちするばかりで、路地へ。
今年の新しい干支瓦も揃っておりますよ。
 
蹲踞もお湯を注いで、

お客様は三名様、四畳半での初釜になります。
急に、しとしと雨が降りだしましたが、
皆さまお揃いで、
さあ、汲出しをお出ししましょう。