気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

法華寺の門前に『不許酒肉五辛入門内』とは

2015-06-25 00:41:25 | 散策
  
『不許酒肉五辛入門内』
法華寺の前に、「不許酒肉五辛入門内」の石碑が建っております。
いわゆる結界石で、多くの寺の門前にあります。例えば
「不許葷酒入山門」「不許葷辛酒肉入山門」「禁酒肉五辛入門内」
「不許酒肉五辛入門内」「禁葷酒」「山門禁葷酒」「不許芸遊客」
「禁芸術売買之輩」など。

・・・酒や臭の強い物を持ち込んでは修行になりません、
   心構えを持ってお寺にお入りください。・・・

つまり五辛(ゴジン)とは
『梵網經』に説かれる四十八軽戒の第四食五辛戒の中に
「若佛子。不得食五辛。大蒜革葱慈葱蘭葱興蕖。
是五種一切食中不得食。若故食者。犯輕垢罪」よりで、
葫(にんにく)・韮(にら)・薤(らっきょう)・葱(ねぎ)・蘭葱(ひる)。
ニラの花
なおヨガではこれらを食することを推奨されておりますが・・・、
仏教は インドと中国をへて日本へ、ヨガはどうして

法華寺は総国分尼寺として当然なことですが、禅寺でも見受けることができます。
宗派により違うそうですが。

なお茶道で『結界』とは(茶道大辞典より)、
風炉先屏風の代用品として道具畳と客畳を仕切る衝立のことですね。
枕足がついており、高さ一尺八寸以下、横幅三尺、五寸~一寸五分です。
座障または座頂ともいい、
のちに一枚板や竹一本で代用されております。

寺の結界石から多くのことを学べました。
大変ですが、勉強あるのみですね。

  本堂を南門より望む