気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

帛紗は洗ってはいけません

2015-06-11 00:28:25 | 日記

先日、先生のお稽古の折、
”帛紗は清めに使うものなので常にきれいなものを、一年くらいで新しいものに…”
和敬清寂、おもてなしの心そのものなのでしょうか。
利休居士の次のお言葉からなのでしょうか。
茶巾なども常に新しく、清げに』する事が極意と
今まで帛紗は汚れたら、なんとなく新しく買い揃えてはおりましたが、
洗って使えるのではないのかな?と思い、そのまま遺しておりました。
洗ったら、どうなるのかな
・・・ホームクリーニング・・・
5枚洗って縦に縮んだものが2枚、微妙にゆがんだものが2枚、
唯一、中学生の時、初めて買ってもらった帛紗は、縮みもせずそのままでした。
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帛紗の寸法については、利休百首にあります。
  帛紗をば竪は九寸よこ巾は 八寸八分曲尺にせよ
ここに歌われた帛紗の寸法は、利休居士が小田原出陣の際、
妻宗恩が、紫の裂に棗を包んで送った寸法を
利休居士が気に入り、茶の湯の帛紗としたからだと伝えられます。
その寸法はセンチでは、縦 :九寸は二十七センチ、
           横幅:八寸八分は二十六センチ四ミリ

縦横の寸法が二分(約六ミリ)違うんですね。

*帛紗(ふくさ)は、服紗・服茶・栿紗・幅紗とも(茶道具大辞典より:淡交社)