気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

東洋陶磁美術館の茶道具展へ

2015-06-06 01:41:14 | 美術館・博物館

黄金時代の茶道具-17世紀の唐物展が開かれている大阪市東洋陶磁美術館
 
降り出した雨の中、受付で”200円割引できますのでカードはお持ちじゃないですか”
受付を済まし2階へ、まずはビデオ室で特別展のさわりを
そして常設展(安宅コレクション中国陶磁・韓国陶磁など)の素晴らしさも味わいながら
黄金の茶室のパネルが掲示されている特別展入口へ
青磁鳳凰耳花生 銘萬聲(ばんせい)南宋

室町時代の足利氏が集めた唐物が、多くは散逸しており、
一部は戦国から江戸期の武将達等へ、歴史に翻弄されつづけ、
明治大正昭和へと受け継がれ、箱書きの妙も興味をそそります。
この唐物が、煌びやかな天目茶碗を代表とする中国陶磁から
(残念ながら曜変は展示替え、油滴で辛抱、3台の天目台が素晴らしい)
千利休居士以降の茶人達が、侘び茶を大成させ、
井戸茶碗等の韓国陶磁も珍重されており、
特に織田有楽が最初に茶室に入り、次に奥座敷に通るという
数寄屋御成」を考案し、建仁寺の如庵へ結びつくのですね。


青井戸茶碗”柴田”根津美術館で拝見して以来です。 
  
 木葉天目(南宋) 白天目(室町)  井戸香炉(銘此の世 朝鮮時代)

布袋図(南宋)踊っているように 

すばらしい時間をありがとうございました。
昼下がりの大川はけむり、冷たい雨に。