気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

駒蹄影園碑(明恵上人歌碑)に

2015-06-14 00:11:06 | 散策
鳥獣戯画を京都で鑑賞させていただいた折、柿茶入蔕が展示させており、
明恵上人のことを知り、駒蹄影園碑を探しに京都宇治に伺いました。
  
梅雨の中休み、まずはお茶を買いに、宇治の小山園本社へ。
駐車場からもうすでに、お茶のよい香りが、
詰め立てを、いつもありがとうございます。
  曼荼羅
少し足を延ばして、黄檗山萬福寺の総門前へ。
そこに宇治茶発祥のエピソードを伝える明恵上人の歌碑、
駒蹄影園碑(こまのあしかげえんひ)がひっそりと木々の間に。
 栂山の尾上の茶の木分け植ゑてあとぞ生ふべし駒の足影 (明恵上人)
鎌倉時代、お茶の栽培の中心地は京の栂尾(とがのお)高山寺でしたが、
そこ栂尾から明恵上人が、宇治五ケ荘大和田(茶園:駒蹄影園、現在消滅)にて、
馬を歩かせ、その蹄の跡に種を播くように教えたという故事に基づくそうです。
  
総門の摩伽羅以外に見つめられることなく、ひっそりと。

摩伽羅(まから)について追記しました。
  
屋根上左右に乗る魚のようなものは鯱ではなく、
摩伽羅という想像上の生物でヒレの代わりに足が生えている。
マカラはサンスクリット及びパーリ語でワニを表す言葉で、
東南アジアでは仏教寺院の入口などに用いられている。