細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

光秀の定理   著者 垣根涼介

2016-02-08 19:58:21 | 読書メモ か行

《内容》

永禄3(1560)年、京の街角で三人の男が出会った。食い詰めた兵法者・新九郎。辻博打を生業とする謎の坊主・愚息。そして十兵衛…名家の出ながら落魄し、その再起を図ろうとする明智光秀その人であった。この小さな出逢いが、その後の歴史の大きな流れを形作ってゆく。光秀はなぜ織田信長に破格の待遇で取り立てられ、瞬く間に軍団随一の武将となり得たのか。彼の青春と光芒を高らかなリズムで刻み、乱世の本質を鮮やかに焙り出す新感覚の歴史小説!!  (紹介文より)

―――己にとって本当に大事なことは、おぬしの棒振りと同様、人に聞いたぐらいで分かるものではない。懸命に考えて、初めて自分なりのものが見えてくる。それも最初の一歩だけじゃ。それでようやく一歩進んで、次に二歩目がおぼろげに見えてくる。すべてそうしたものだ。


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