goo blog サービス終了のお知らせ 

細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

吉野北高校図書委員会 山本渚

2009-10-17 18:53:32 | 読書メモ や・ら・わ行
吉野北高校図書委員会  著者 山本渚

《内容》
男友達の大地と大好きな後輩がつきあいだした。彼女なんてつくらないって言ってたのに―。二人に接するうち、大地への微妙な想いに気づいてしまったかずら。一方藤枝は、気持ちにふたをするかずらへの、一途な想いともどかしさを抑えきれず…。悩み、揺れ動く図書委員たちを描いた。
           (紹介文より)

☆☆☆☆
―――私は自分がちっとも優しくないことを思い知る。自分が善人でないことなど充分に承知しているけれど、それでも出来るだけ優しい人でありたいと思うし、誰かを傷つけたくはないと思う。そうする努力だけはしていたい。ずっとそう思ってきたけれど、それは難しいことなのだと今は思う。


―――時間は流れていくけれど変わらないものもきっとある。それを信じられる自分でいたいと思った。