細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

雛祭りコンサート

2009-03-06 23:47:56 | Weblog
3月3日草月ホールの中村ブンの雛祭りコンサートに行ってきました。


終わったあと、出口でご本人が(中村ブンさん)一人ひとりと握手をしてくださいました。(びっくり)

「写真撮っていいですか?」って聞いたら、
「いいよー。なんか芸能人みたいだなぁ」って。
でも、ボケて写っちゃったみたいだ。ブンさんごめんなさい。

とっても楽しいひとときでした。

松原千恵子さんがいらしていたみたいですが、草村 礼子さんもいましたよね?
やっぱり、綺麗ですね。

悼む人

2009-03-06 22:11:27 | 読書メモ た行
悼む人     著者  天童荒太

《内容》
聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は誰ですか。七年の歳月を費やした著者の最高到達点!善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語。


―――そしてほとんどの人が、自分が感謝された経験ではなく、みずからの感謝の想いを口にした。いままで生きてこられたこと、いまここにいられること、これまで支えてくれた人たちへ・・・・・・ありがとうございましたと口にした。そのつど巡子は、感謝の言葉は、告げた当人へ何倍ものかたちで返されるに違いないと信じられた。


―――わたしは大丈夫、とうなずく。もう十分よ、あなたで、よかった・・・・本当にありがとう


―――死ぬ間際でもいい・・・・おまえでよかった、と言ってもらえていれば、嘘とわかっても、その後の生き方は変わったろう


・・・・最後の時に、お別れが言えるようだといいな、と思います。それが感謝の言葉であればなお。

利休にたずねよ

2009-03-06 22:08:58 | 読書メモ や・ら・わ行
利休にたずねよ     著者 山本 兼一

《内容》
己れの美学だけで天下人秀吉と対峙した男、千利休。茶聖ではなく、人間利休に心魅かれる著者が、その謎に包まれた生涯を解き明かす。
2009年 第140回 直木賞受賞
       (紹介文より)


―――生きることの一大事は、日々すがすがしい朝を迎えることか。
冷たい水が、心機を凛とひきしめた。


―――気がつけば、障子がぼんやりと藍色に染まっている。夜が明け初めた。
利休は、褥から半身を起こした。
頭のなかは、冴えている。たとえ、悔いに満ちていようとも、今日という新しい一日が始まる。こころにどんな闇を抱えていても、どうせなら気持ちよく生きたい。