細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

三日月が円くなるまで

2009-03-13 21:42:25 | 読書メモ 

三日月が円くなるまで       著者 宇江佐 真理


《内容》
仙石藩士・刑部小十郎は、藩の御長屋を出て、江戸市中の借家に居を移した。仙石藩はかねてより隣接する島北藩と不仲だったが、仙石藩主が島北に面子を潰される事件「桧騒動」が勃発、小十郎の朋輩・正木庄左衛門は義憤に駆られ、藩主の汚名をそそごうとしていた。小十郎は、その助太刀を命じられたのだ。大家である古道具屋・紅塵堂の娘・ゆたとの淡い恋をはじめ、人情篤き人々に囲まれた、ほろ苦く切ない江戸の青春時代小説。
           (紹介文より)

K


イン・パラダイス

2009-03-13 21:17:21 | 読書メモ や・ら・わ行
イン・パラダイス    著者 渡辺 容子

《内容》
小田切可憐は、かつて公私ともにパートナーだった桜井勇気を交通事故で失って以来、希薄な人生を送っていた。現実から逃げるかのように、見合い同然で今の夫のもとに嫁ぎ、それなりによき妻として振る舞ってきた。そんな可憐の唯一の趣味がパチンコ。ホールのなかだけの、本名すらも知らない仲間たちとの、あっさりとした人間関係がなによりも居心地がよかった。ところが、そんな仲間の女性のひとりが自殺を遂げる。死の原因を探りにきた彼女の元夫は、死んだ桜井と瓜ふたつだった。可憐は、その元夫に惹かれる自分に疚しさを感じつつ、彼の素人捜査に付き合うのだった…。家庭、仕事、遊び、道ならぬ恋…自分たちの「楽園」を探して彷徨う現代女性を描いた社会派ミステリー。
       (紹介文より)


―――どうして人はこうも残酷な言葉を平気で口にし、相手を傷つけるのだろう。突然ナイフのように鋭い言葉をなげて  (中略)
だが、私自身も配慮に欠ける言葉や態度で、無自覚のうちに人を傷つけていないとも限らない、と常に自戒する必要がありそうだ。


ストレス解消にはパチンコじゃなくて本を読もう!って言いたくなりそう。