花の話

昨日あるお花屋さんの人と話をしました。

かつて「TVチャンピオン」で優勝したその方は語り口も独特の愉快なオジ様なのであります。

「忙しそうですね」(関西弁の私)
「そうよ！大変よ」(鹿児島弁のその方)
「津波の影響ってありますか？」
「大アリよ！」

と疲れた表情を見せながら語ってくれた話がコレです。半分冗談ぽくでも深刻そうな語り口は私の同調の言葉を飲んでしまうくらいでした。

でもキャラクターも濃くてアイデアマンの彼は今回も乗り越えてしまうんだろうなぁと予測感心しながら聴き入っていました。

山川、枕崎、いちき串木野、薩摩川内・・・鹿児島の港町は昔から花の消費量が多かった。それは漁に出た夫が帰ってこなくなると花を捧げる文化が根付いているから。

そしてその文化は全国的に同じだ。

今回の地震で被災したのは漁師町。花の消費量が激減した東北地方。そこへ出荷していた関東の花屋は西日本へ花を出荷し始めた。

鹿児島に影響が出始めたのは震災の次の週から。花は関東地方を中心に鹿児島まで津波のように押し寄せて経済のバランスを崩していった。

花の津波が来た！

以上。