退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#547: 移住民(マイグラント)と呼ぶべきか難民(レフュジー)と呼ぶべきか?

2015-09-22 21:32:01 | アメリカ便り
難民と呼ばれていたシリア、イラーク、アフリカ諸国から逃げてきた人達が、最近では移住民(マイグラント)と呼ばれるようになりました。

今年8月までに410万人がシリアを去ったそうで、シリア国内避難民650万にを数えると、内戦前のシリアの人口の半分が内戦のため、国内外に移転を余儀なくされたことになります。
国民の半分を失っていも未だなを"元首”ぶりを発揮しているアサド、一番元首になってほしくない人です。

エジプトの金持ちかイタリア沖の島を買って、移住民たちに寄付すると言い、今、島の持ち主と交渉中とのこと。
どのくらいの人数が移り住むことができるかわかりませんが、良い考えだと思います。
自分たちの習慣、文化を保って生活できるのだから。
他国としても国境ガードやら、フェンスつくりに金を使うより、島のインフラ等に金を使うほうが建設的でよいでしょう。

今、ハンガリー、クロアチアへと、波のように移民が押し寄せています。
ドイツは最初、移民は全員受け入れるようなことを言っていましたが、あまりの数の多さに2日程度で、受け入れを中断したと聞きます。
今日はEU全体で追加で12万人受け入れると発表がありましたが、移民全体から見ると微々たるものです。
多くはシリア人なのですが、内戦が始まってから4年半、イスラム国からの襲撃も始まり、とどまることを知りません。
おまけにロシアがバシャー アサドにイスラム国撃退のためという口実で、武器を輸出しているし。

先日のテレビでは、ハンガリーの国境で気を失って倒れているシリアの女性を仲間が助けていましたが、その人19歳で妊娠中とのこと。
私はこういうのに腹が立ちます。
19歳でこの時期にどうして妊娠?
親は生まれてくる子供に対して、貧富にかかわらず最善を尽くすことができなければ子供を作るべきではないと思います。
自分たち自身が行く場所もない移民と言う立場で、どうしてこどもを作るなんて考えるのでしょうか。
子供は親の勝手で生まれてくるのであって、子供はそれを選択したわけではない。
移民は自分達の衣食住がそろってから子供を作ってほしいです。
それでなくても、移民の50%は子供といわれているのに。

土曜日から20年来の友達が、東京から来ていて、今朝、無事空港に送り届けました。
いつも仕事関係で来ている為、私と一緒にすごす時間は限られていますが、今回はガラスのかえ子ちゃんのところまで、ドライブしてスタジオ見学をしました。
ついでに、ガラス作品を購入。
夜は我が家で、かえ子ちゃんとサムをまじえてお食事。
土曜日には、セントルイスで毎年開かれるバルーンレースを見学。
バルーンが離陸するところはものすごい混雑なので、遠くから見学。
今年は風が強かったため、離陸できたバルーンは数少なかったようです。

ジュンちゃんの寝姿




バルーンレース









ハブグレジュンタのマミー



#546: シカゴ旅行の写真5、共和党討論会、ガソリンが安い!!!

2015-09-16 23:52:54 | アメリカ便り
昨日、車にガソリンを入れようとしたら、なんと1ガロンが$1.95。
この10年で一番高かった2008年10月の$4.10の半分以下。
2008年の12月には$1.60なんて安いガスのときもあったのですね。
しかしガソリンってどうして値段にこんなに変動があるんでしょう。
わかりませんね。
今回の安値は、アメリカ国内でのシェールオイルの生産が増えたからです。
オバマが先日、OKを出したアラスカ沿岸でのシェル社によるオイル発掘、意味がないのでは。
環境破壊を考えると、オバマがどうしてOKを出したかわかりません。

今晩7時から、第2回の共和党の大統領候補による討論会がありました。
なんてたって候補者が15人もいるからひっちゃかめっちゃか。
今回の討論会はポール(世論調査)で評価のよかった順に11人が選ばれました。
今のところトランプが一番です。
面白かった。
最初の1時間半は“え?、この人たち本当に候補者なの?”と疑いたくなるような幼稚な討論というよりは突っつきあい。
まるで、日本の国会での辻本さんやら小西さん的な幼稚な討論会。
漫才を見ているようで主人と笑いながら見ていました。
なんてたって、トランプが面白い。
共和党には悪いけど、トランプが出てきたせいで共和党候補者の質がぐっとおちたかんじがします。
というのは、トランプという100%政治家でない人と討論しなければいけないからです。
後半になってからトランプの口数が少なくなり、政治家的討論になりましたが、時遅しで、私も主人も興味が失せ聞き流す程度に耳を傾け、私はブログを書き始めました。
主人は隣の部屋に行きました。

政治家というのはどの国も同じ人種なのでしょう。

日本は集団自衛権反対やらで、デモの真っ最中。
昔の赤軍派みたいに過激ではないけど、1970年代の安保反対デモを思い出しますね。

私は自立的自衛権を持つべきだと思っていますが、今現在、日本の自衛隊だけでは抑止力にはならないのは確かです。
中国ロシアの進出が激しい中、やはり日本は集団的自衛権で国を守るしか方法がないのでは。
あったとしたら教えてほしいです。

今日のシカゴ旅行の写真は私の大好きなフィールドミュージアムと水族館です。

水族館

ひらひらのタツノオトシゴ。見ればわかるけど。


ホールの真ん中に設置された水槽で、ダイバーが魚たちにえさをやっているところ。


珍しい青いロブスター


うつぼです。


フィールドミュージアム

年間3万種類の生物が地球から消えていっているそうです。17という数、この日だけで朝から私たちが訪れたときまでに、17種の生物がいなくなっていったことをあらわしています。




マンモスの赤ちゃんのミイラ45000年前


ティラックスのスー


ティラックスのスー


入り口で迎えてくれたサウロポセイドン



ハブグレジュンタのマミー




#545: シカゴ旅行の写真4と安倍首相と集団自衛権

2015-09-15 23:19:50 | アメリカ便り
先ほどまで、youtubeで、安倍総理出演の“そこまで言って委員会”という番組を見ていました。
この番組、いつも自他共に認める、右翼寄りの私が見ていて気持ちよくなる番組です。
今回も期待に外れませんでした。

安倍首相というか、自民党の支持率が下がっています。
集団的自衛権のせいですが。
私は安倍首相が好きです。
アメリカのテレビ番組、“チャーリーローズ”にも2、3年ほど前、日本の首相としてはじめて(二人目だったかしら)出演し、30分ほどのインタビューに答えていました。
このチャーリーローズ、辛口のコメンテーターとして知られているのですが、我が首相しっかりした意見を述べていました。
アメリカ国会での演説も70年談話も私は、よくできたと思います。
もちろんアメリカジャーナリズムも高く評価しました。
そして今回は、日本の民放出演。
アメリカでは、オバマ大統領も含めて、政治家のテレビ出演ってそんなに珍しいことではありませんが、お堅い日本の社会でそれをするとは安倍さん偉いです。

菅さん、鳩山さんがこれをやったら、アメリカでも、日本でも“あ~なんでこんなのが、首相なんだろう”と思うでしょう。
というか、こういうのに出る根性も機転もないでしょうが。

野党からは早速、“国会開催中にテレビ出演とは何事だ”なんて騒いでいますが。
安倍首相いわく、“集団的自衛権をもっとわかりやすく説明しろといわれたので、テレビ出演となりました”と答えていました。
こういうことをもっと早くやってくれればよかったのにとも思いましたが。

集団自衛権反対団体SEALDSの学生の集まり、歌ったり踊ったりして反対反対とだけ唱えているの、いやですね。
こちらの“黒人も人間だ”とか唱えている黒人デモとなんら代わりがない感じがします。
というのは、黒人も安保反対集団、SEALDS もうわべだけなんです。
根本、集団自衛権の本質を理解していないから、騒いでいるだけにしか聞こえない。

私は“無力は力なり、そしてアメリカ(他国)は信じちゃ行けないよ”という考えから集団自衛権反対ですが、今日のテレビ番組で集団自衛権をもっと考えないといけないなと思いました。

シカゴ旅行の写真。今日は私のおばさん仲間の写真です。







べヴが、“こっちから撮ったほうがやせて見えるよ”


ハブグレジュンタのマミー





#544:シカゴ旅行の写真3と大腸検査

2015-09-14 22:15:05 | アメリカ便り
今日、無事大腸胃カメラ検査を終えてきました。
昨晩はただでも寝れない私が、空腹とあってまるっきり寝れませんでした。
おまけに、ジュンタは横で何かを追っかけている夢を見ているようで、時々、うなったりキャインキャインとうるさかったし。

朝、10時45分に検査センターに入って10枚ぐらいの書類に書き込みやら、サインをして、保険でカバーされない金額を払い終わったときには11時10分ぐらい。
いつも思うのだけど、私はまだ比較的若いからいいけど、80歳を過ぎた人なんかこの膨大な書類を書き込むだけでも1時間以上かかるのでは。
時々、待合室で書類を抱えながらうろうろしている老人を見ることがありますが、かわいそうですね。
自分の将来を見るようです。
“いや私は大丈夫だ、できた娘(息子ではないですよ)がいる”、とはいいません。

検査自体は眠っている間に終わってしまうので楽々。
“あ、はじまるな~”と思っていたら、“はい、終わりました”。
結果は大腸ポリープが3つ。
もちろん検査中に取り除きました。
“また3年したらやりましょう”だって。

11時45分ぐらいにセンターを出て、レストランに直通。
好物のベトナムヌードルを食べて一息。
食べられるということは幸せだ~と実感。

帰ってきてから、ソファーに1時間半ほど横たわって、ジュンちゃんといつもの散歩。
散歩から帰ってきたら、キャシーがやってきて、グレッグの愚痴を20分くらい休みなく話し、満足してかえっていきました。
お互い似たような主人を抱える身、キャシーの愚痴がよくわかる。

シカゴ美術館からの写真です。

有名な絵画がたくさん。
でも3時間もなかったので、残念ながらすべてを見ることは不可能でした。

美術館の前。真ん中に歩いている3人のおばさんたちが仲間です。




ジョージア オキーフの絵




エドワード ホッパーのナイトホーク








交通事故にあった車もペンキを塗ったら芸術です。



ハブグレジュンタのマミー



#543:シカゴ旅行の写真2と大腸検査

2015-09-12 22:11:07 | アメリカ便り
昨日は911。
2001年9月11日。
自由と繁栄の象徴である世界貿易センター(ワールドトレイドセンター)が、3000人近い人と一緒に藻屑と化した日です。

ちょうど朝のコーヒーを飲みながら、コンピューターのスクリーンを見つめていた時でした。
速報が走り、繰り返し繰り返しジェット機が建物に激突する場面が写しだされました。
この大惨事はカフェテリアに設置された大スクリーンにもうつしだされていました。
私がそれを見に行った時はまさに建物が崩壊するところでした。
おきるはずがないことがおきた夢のような日でした。

人間の運命というのはひょっとして生まれ持ったものではないでしょうかね。
芥川龍之介が“運命は性格によって作られる”と言いました。
性格が遺伝子によって決められる生まれ持ったものならそれもあたっています。
何万人に一人の割合でおきる病気になったり、交通事故にあったり、宝くじに当たったり。
はたまた、このような大惨事に遭遇したり。
そんな確立が低いことが自分に起きるなんて、運命じゃなくてなんなんでしょう。

運命から突如、大腸検査です。
月曜日は胃カメラと大腸検査の日。
私の家系は大腸がん(父)、大腸ポリープ(母と兄)の家系。
50歳を過ぎたら、普通の人は10年に一度、私のように大腸がんの家系の人は5年に一度、大腸カメラをやります。
こちらでは潜血検査なんてことはやりません。
10年に一度なんて、何を根拠に決めたかわかりませんが、検査で見つかったとしても手遅れになるのではないかしらと思うんですが。
でもここはアメリカ、患者より保険会社の利益のほうが優先される国なのです。
ということで、明日は断食、下剤となります。
あ~いやだな~。

ではシカゴのミレニウムパークの写真です。



















ハブグレジュンタのマミー