北九州八幡から発信
八幡、やはた、やわた、はちまん
2009 起業祭
「起業祭があるけん、八幡たい!」
八幡っ子の自慢のひとつ起業祭が、11月1~3日にありました。
起業祭とは、
官営八幡製鐵所が、1901年(明治34年)に創業を始めて以来、
もう100年以上続く製鐵所の創業記念日のお祭りです。
以前は、11月17~19日でしたが、
1985年(昭和60年)から、11月3日前後になっています。
これは、製鐵所主催の企業の祭りから、「まつり起業祭八幡実行委員会」の主催による市民の祭り「まつり起業祭八幡」として開催されるようになりました。
今までは、市民の祭りじゃなかったのかな?
まあ、そんなことはどうでも良い訳で、伝統は続けることに意義がる。
起業祭の目的は、お祭りだけど、、
「製鐵所創業以来の亡くなった人(殉職者)の招魂祭と、
市民との一体感を保つために、工場を見学して貰う。(招待)」
のことでは、なかろうか、2つとも、行ってきました。
JRスペースワールド駅のすぐ前が、
条鋼工場(RAIL and SHAPE MILL)です。
昭和30年代まで構内で使われていた蒸気機関車が出迎えたくれました。
見学通路は、狭い所は幅1mも無く、
前の人が止まれば、ただ待つのみ。
ガラス越しに、真っ赤に熱せられた鋼片が圧延され、
みるみる間にレールに、その熱気がガラス越しに伝わって、
暑いくらいだった。(工場内は勿論、撮影禁止でした。)
中央町商店街です。
こんなに大勢の人出は、この起業祭の期間だけだろう。
車も大渋滞(旧電車通り)
上、春の町方面へ
下、上本町方面へ
私が子供の頃は、小学校は18日は休みか、1時間授業で帰っていた。親に連れられたり、子供同士で大谷の広場へと。
楽しみは出店を見て廻ったり、サーカスやお化け屋敷に入ったり、ワイワイ、キャーキャー、 とにかく楽しい1日でした。
今は、サーカスもお化け屋敷もありません。
慰霊祭(招魂祭)の会場
元、プールがあった場所に、新しい体育館が出来ています。
以前は、仏式、神式で交互に遣っていましたが、
今は無宗教で行われています。
八幡東区役所です。
昔はこの辺りも、店でいっぱいでした。
階段を上って、すぐ横(区役所の玄関前)に、
旧八幡市歌の石碑が、ありました。
余談)
先日の新聞の投稿欄(はがき随筆)に、
八幡西区にお住まいの68歳の女性の方の投稿に目が引かれました。 タイトルは「八幡市歌」、その趣旨は、
いつの頃からか、高校同期会の集まりで、
校歌の前に必ず「八幡市歌」を、歌うようになったそうです。
先日も東京湾クルーズの貸し切りフロアに、
総勢百十余名による市歌の大合唱が響いた。
現在、北九州市は公害を克服し、
環境都市として発展しようとしているのに、
今更、♪焔(ほのお)延々・・・でもないと思うが、
高度成長期に、製鐵所のおひざ元で、
育った自分達はには、
もうもうと立ち上がる煙が象徴する八幡市には
深い思い入れがある。
これからも、きっと大声で歌い継いで行くに違いない。
さて、「北九州市歌」には?
これぞ、八幡っ子魂です。
いつまでもいつまでも、八幡市歌を歌い続けましょう。
勿論、私も歌えます。(皆さんはどうですか?)
運動会、卒業式・入学式には必ず歌っていました。
(旧)八幡市歌
一、天の時を得、地の利を占めつ、人の心の和さえ加わり、
たちまち開けし文化の都 八幡八幡われらの八幡市、
市の発展は、われらの任務
二、焔(ほのお)延々、波涛を焦がし、煙もうもう天に漲(みなぎ)る、
天下の壮観我が製鉄所 八幡八幡われらの八幡市、
市の進展は、われらの責務
三、高き理想を帆柱山に、深き希望を洞海湾に、
愛市の真心神こそ知るらめ 八幡八幡われらの八幡市、
市の隆昌は、われらの歓喜
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