◆演目・人物関係・あらすじもどき
省略
◆見所
浅草の方はきっかり2時間。
今回の松竹座は 1時間40分ほど。
どこで縮めてるんでしょう??
というわけで、記憶のうすれつつある浅草との対比を中心に、
順を追って見て行こうと思います。
なんでちょっと配役対比表をば。
※クリックすると別画面で表示します。
まずは山崎街道の場。
仁左さんの勘平は 多少、くたびれたように見えるのは、
先に浅草をみたせいかもしれません。(^_^;)
うわ~ 久しぶりの段治郎さん(千崎弥五郎)だぁ~
うわぁ。仁左さんの勘平とのセリフのハモリが美しい~♪
そういえば、弥五郎が「ノミにも食わさぬこの身体」というところで、なんか羽織を開いて
勘平に着物を見せるような仕草がありましたが、あれは何を見せてたんでしょう??
ちなみに この「ノミにも食わさぬ」の言い方は、浅草のお二人に比べて ちょっと一本調子だったかな。
あれ?そういえば、ここで弥五郎の住居をたずねたり、勘平が自分のうちを教えるくだり、
あったかな? あれ? もしかして、私、ここ記憶が飛んでる・・・
まさか寝てたのかな?<(-_-;)、
どなたか覚えてたら、ぜひ、教えてくださーい。
さて、定九郎は愛之助さん
唐傘に顔を突っ込むようにして、ダーっと花道をかけって登場。
ん?浅草でこんな場面あったっけ?? あったかな? あれ?
ここも覚えのある方、ぜひ、おしえてくださーい(^_^;)
あ、ちなみに傘の壊れ具合の激しさは浅草の勝ちです!
このあとの、わら束の中から にゅーっと伸びてくる愛之助さんの手、これが 長くて、
その上形がきれい!!
それから、髪先の露をはらう指先の美しさ!これは、3公演通して愛之助さんが
ピカイチだと思いました。
もちろん モモも形がきれいで血のしたたり具合もばっちり♪
鉄砲に撃たれて もがくところでは、刀は浅草のように藪に投げ込んだりせず、
下にボトリと落としてました。この方が自然ですね。
花道から登場した仁左衛門さんが明かり代わりに振り回す火縄・・・
本物だっ!! 火がついてる ついてる!
ぐるぐる回すと、ちゃんと光の後が丸く残ってる!!すごーい!
確か、浅草ではこれは火はついてなかったよな~。
あと、浅草では勘平が木にぶつかって火が消えてたと記憶してますが、
今回は火縄だけが木に当たってますね。
それから、火縄銃の扱いは さすがに仁左さんの方が本物っぽく見えます。
というか、年季が入ってる感じです。(^_^;)
それと いのしし運搬用の紐を取り出す仕草に艶気があるんですよね~仁左さん。
さすがです♪
で、定九郎の引っ張り方もちょっと違います。
仁左さんは上に持ち上げようとして 「持ち上がらない~」 となるんですが
浅草ではここは、花道の方に引っ張っていこうとしたけど 「動かない~」 となってました。
次の与市兵衛内の場への転換は廻り舞台を使います。
浅草は一旦、幕が降りたよな~ と思いましたが、そうでした、浅草は廻り舞台がなかったんでした(^_^;)
判人源六は松之助さん。延夫さんあたりでも見てみたかったな~このお役。
もちろん、松之助さんの源六もよかったですが。
笑三郎さんのお才は 口調がしっかり関西というか上方というか になってて
なんか、すごく女将な雰囲気に満ち溢れてました。
浅草の門之助さんのお才もよかったですが、笑三郎さんのお才もまた違う魅力で素敵です。
玉さんのお軽は・・・うーん あの、肌の白塗りに後光が差してるというか・・・
それに、道行の時と違って、着物のせいでしょうか、なんかすごく姐さんな印象というか
こう、鋭さのようなモノが感じられて、ちょっと怖かったです(^_^;)
きれいなんですけどね。
家に帰ってきた仁左さんが蓑をとると、着物は松嶋屋にかけた松の字の入った格子柄。
こういう趣向は好きです♪
お軽が外で待ってる源六に 勘平の足をすすいだの水をかけそうになっちゃうところは、
浅草では笑いが起きてたのに、こちらでは ほとんど反応がなかったようです。
お軽・勘平の別れのクライマックス。仁左さんは「まめで・・・居やっ」の「居や」で
お軽を突き放しました。七之助さんが同じやり方だったかな?
お軽のひっこみですが、これは、浅草の七之助さんのが とても悲痛な声だったのが
印象的ですが、玉さんはそこまで悲痛な感じではありませんでした。
お軽が行ってしまったあとのおかやの嘆きが 浅草に比べて短い気がしました。
このへんで時間短縮してるかな?
勘平がうつぶせになってもだえながら、ござを丸めて部屋の隅に投げるのは、浅草と同じでした。
一方、浅草ではあまり印象にないんですが、親父様のなきがらに取りすがってたおかやが
縞の財布に思い当たり、「ハッ」となるところ、これが今回は鮮明でした。
そんで、竹三郎さん、財布でほんとに勘平の仁左さんをぶってます。
浅草では・・・ぶつ振りで 実際には当たってなかったような気が。
(ウソかも(^_^;)
それから、勘平の大小。これは、浅草では着替えた時に一緒にでてきましたが、
今回は、数右衛門たちが来た時に 仏壇の下の押入れ?から取り出してきます。
この時点で、浅草と同じく勘平の顔には青みが加わってます。
が、まぶたの辺りに本当にうっすらとだけです。
もしかしたら、六段目出てきたところから のってたかもしれません。
そのくらい わずかな青みです。
でも、それでも悲壮さは ばっちり出てます。
さて、弥五郎 数右衛門。
浅草では 弥五郎とやってくるのは 「原 郷右衛門」でしたが、
松竹座では「不破 数右衛門」です。
そして今回は段治郎さん 弥十郎さんの背高コンビ~♪
お二人で並ぶと、弥十郎さんの方がやや背が高いようです。
共に口跡のよいお二人。一緒に出てくると つい、比べてしまいますが、
今回の段治郎さんは ちょっと早口で声もくぐもってる感じがして、
いつもの口跡のよさにいまいち曇りがあるように感じました。
段治郎さんも乾燥でダミ声になってるのかな??
そして 言い訳勘平。
仁左さんは「天から恵みの金っ」という所でパッと喜びの顔になり
上を向いたところで、両脇の二人の冷たい視線に気がつき、ハッとなって
叱られた子どものようにシュンとなってしまうところが、すごく鮮やかで
失礼かもしれませんが、なんか とてもかわいらしく感じました♪
浅草でも 同じようにやってたかもしれませんが、記憶に残ってないとこみると
わりとあっさりやってたのかもしれません。
それから、もうひとつ、仁左さんの勘平ですごくよかったのが、
弥五郎たちが親父様の遺体を改めて「疑いははれたっ!」と言ったあとの
勘平の表情。
これが、ほんとうにうれしそう。すごくうれしそう。
よかったねぇ と言ってあげたくなります。
それと、この後、お腹に刀を突き刺した状態なのに、ちゃんと着物の裾をただしてから
二人に向き合い、「疑いはれましたか?」と聞くのが、ありえない気力だと思いつつ、
そうする勘平の仕草が なんだか納得できてしまいます。
浅草のお二人は、最初に二人が訪れた時に向き合うときは、ちゃんと裾直しをしてたけど
ここの場面では、やってなかったのでは?
それにしても、仁左さんの勘平は、こういうちょっとした表情の変化や仕草が
すごく印象に残ります。
こういうところは、浅草のお二人が 勢いで引っ張って行ってるのと
対照的に感じます。
あと、ちょっと戻りますが、勘平が腹を切ったところで、おかやが勘平の背後に飛んできません。
おかやは衝立の向こうで親父様の亡骸にくっついたまんまです。
浅草では、おかやが飛んできて、勘平の背後にくっついてました。
最期に勘平はおかやに百両そのまま弥五郎たちに差し出させるところで 今回、
「ちょっとまて、その百両 まるまるなくなったら、この先、おかやの生計はどうするんだ!」
とふと気がつき、勘平ってなーんも考えてないな、と思った一瞬も。(^_^;)
さて、注目の段治郎さんの弥五郎は、勘平が腹を斬ってから、そばで支えるあたり、
仕草・視線・表情、どれをとっても手抜きがなく、きっちり 役になりきってる感じで
「さすが」と思いました。
あと、最期に勘平をおいて立ち去るところで涙するのが、すごく弥五郎の情が感じられて
よかったです。
数右衛門が血判状に名前を書くために取り出した矢立。
浅草はふたが上下にスライドするタイプでしたが、松竹座のは
円心状にスライドするタイプでした。(^_^;)
幕切れでは、勘平はおかやに「軽を 軽を・・・」と言伝して成仏。
浅草では どうだったかな~ 言ってたかなぁ?
さて。
3公演を通して、共通して感じたのは、早まって腹を切った勘平の疑いが晴れ
数右衛門(郷右衛門)が「仏果を得よ」というのに対して「仏果とはけがらわしい!」と
切り返す手負いの勘平の激しさです。
ここは3回観て、3回とも 勘平の台詞に「ビクッ」としてしまいました。
この気迫。これが、どれだけすさまじくできるかが この演目、
結構ポイントになるのかもしれません。
で、浅草との比較という点では、やはり浅草のお二人は、まだ若いな~ と。
勢いはあるけど、深みが追いつかない感じです。
今回の仁左さんは 深さも勢いもバランスよい感じでした。
4月はこんぴらでこの5・6段目がかかりますが、
こちらは 残念ながら観劇予定なし。
海老蔵さんの勘平に亀治郎さんのお軽 と 浅草と今回の松竹座の中間に位置するような
配役と思われ、なかなか面白いものが見れそうなんですが・・・残念。
省略
◆見所
浅草の方はきっかり2時間。
今回の松竹座は 1時間40分ほど。
どこで縮めてるんでしょう??
というわけで、記憶のうすれつつある浅草との対比を中心に、
順を追って見て行こうと思います。
なんでちょっと配役対比表をば。
※クリックすると別画面で表示します。
まずは山崎街道の場。
仁左さんの勘平は 多少、くたびれたように見えるのは、
先に浅草をみたせいかもしれません。(^_^;)
うわ~ 久しぶりの段治郎さん(千崎弥五郎)だぁ~
うわぁ。仁左さんの勘平とのセリフのハモリが美しい~♪
そういえば、弥五郎が「ノミにも食わさぬこの身体」というところで、なんか羽織を開いて
勘平に着物を見せるような仕草がありましたが、あれは何を見せてたんでしょう??
ちなみに この「ノミにも食わさぬ」の言い方は、浅草のお二人に比べて ちょっと一本調子だったかな。
あれ?そういえば、ここで弥五郎の住居をたずねたり、勘平が自分のうちを教えるくだり、
あったかな? あれ? もしかして、私、ここ記憶が飛んでる・・・
まさか寝てたのかな?<(-_-;)、
どなたか覚えてたら、ぜひ、教えてくださーい。
さて、定九郎は愛之助さん
唐傘に顔を突っ込むようにして、ダーっと花道をかけって登場。
ん?浅草でこんな場面あったっけ?? あったかな? あれ?
ここも覚えのある方、ぜひ、おしえてくださーい(^_^;)
あ、ちなみに傘の壊れ具合の激しさは浅草の勝ちです!
このあとの、わら束の中から にゅーっと伸びてくる愛之助さんの手、これが 長くて、
その上形がきれい!!
それから、髪先の露をはらう指先の美しさ!これは、3公演通して愛之助さんが
ピカイチだと思いました。
もちろん モモも形がきれいで血のしたたり具合もばっちり♪
鉄砲に撃たれて もがくところでは、刀は浅草のように藪に投げ込んだりせず、
下にボトリと落としてました。この方が自然ですね。
花道から登場した仁左衛門さんが明かり代わりに振り回す火縄・・・
本物だっ!! 火がついてる ついてる!
ぐるぐる回すと、ちゃんと光の後が丸く残ってる!!すごーい!
確か、浅草ではこれは火はついてなかったよな~。
あと、浅草では勘平が木にぶつかって火が消えてたと記憶してますが、
今回は火縄だけが木に当たってますね。
それから、火縄銃の扱いは さすがに仁左さんの方が本物っぽく見えます。
というか、年季が入ってる感じです。(^_^;)
それと いのしし運搬用の紐を取り出す仕草に艶気があるんですよね~仁左さん。
さすがです♪
で、定九郎の引っ張り方もちょっと違います。
仁左さんは上に持ち上げようとして 「持ち上がらない~」 となるんですが
浅草ではここは、花道の方に引っ張っていこうとしたけど 「動かない~」 となってました。
次の与市兵衛内の場への転換は廻り舞台を使います。
浅草は一旦、幕が降りたよな~ と思いましたが、そうでした、浅草は廻り舞台がなかったんでした(^_^;)
判人源六は松之助さん。延夫さんあたりでも見てみたかったな~このお役。
もちろん、松之助さんの源六もよかったですが。
笑三郎さんのお才は 口調がしっかり関西というか上方というか になってて
なんか、すごく女将な雰囲気に満ち溢れてました。
浅草の門之助さんのお才もよかったですが、笑三郎さんのお才もまた違う魅力で素敵です。
玉さんのお軽は・・・うーん あの、肌の白塗りに後光が差してるというか・・・
それに、道行の時と違って、着物のせいでしょうか、なんかすごく姐さんな印象というか
こう、鋭さのようなモノが感じられて、ちょっと怖かったです(^_^;)
きれいなんですけどね。
家に帰ってきた仁左さんが蓑をとると、着物は松嶋屋にかけた松の字の入った格子柄。
こういう趣向は好きです♪
お軽が外で待ってる源六に 勘平の足をすすいだの水をかけそうになっちゃうところは、
浅草では笑いが起きてたのに、こちらでは ほとんど反応がなかったようです。
お軽・勘平の別れのクライマックス。仁左さんは「まめで・・・居やっ」の「居や」で
お軽を突き放しました。七之助さんが同じやり方だったかな?
お軽のひっこみですが、これは、浅草の七之助さんのが とても悲痛な声だったのが
印象的ですが、玉さんはそこまで悲痛な感じではありませんでした。
お軽が行ってしまったあとのおかやの嘆きが 浅草に比べて短い気がしました。
このへんで時間短縮してるかな?
勘平がうつぶせになってもだえながら、ござを丸めて部屋の隅に投げるのは、浅草と同じでした。
一方、浅草ではあまり印象にないんですが、親父様のなきがらに取りすがってたおかやが
縞の財布に思い当たり、「ハッ」となるところ、これが今回は鮮明でした。
そんで、竹三郎さん、財布でほんとに勘平の仁左さんをぶってます。
浅草では・・・ぶつ振りで 実際には当たってなかったような気が。
(ウソかも(^_^;)
それから、勘平の大小。これは、浅草では着替えた時に一緒にでてきましたが、
今回は、数右衛門たちが来た時に 仏壇の下の押入れ?から取り出してきます。
この時点で、浅草と同じく勘平の顔には青みが加わってます。
が、まぶたの辺りに本当にうっすらとだけです。
もしかしたら、六段目出てきたところから のってたかもしれません。
そのくらい わずかな青みです。
でも、それでも悲壮さは ばっちり出てます。
さて、弥五郎 数右衛門。
浅草では 弥五郎とやってくるのは 「原 郷右衛門」でしたが、
松竹座では「不破 数右衛門」です。
そして今回は段治郎さん 弥十郎さんの背高コンビ~♪
お二人で並ぶと、弥十郎さんの方がやや背が高いようです。
共に口跡のよいお二人。一緒に出てくると つい、比べてしまいますが、
今回の段治郎さんは ちょっと早口で声もくぐもってる感じがして、
いつもの口跡のよさにいまいち曇りがあるように感じました。
段治郎さんも乾燥でダミ声になってるのかな??
そして 言い訳勘平。
仁左さんは「天から恵みの金っ」という所でパッと喜びの顔になり
上を向いたところで、両脇の二人の冷たい視線に気がつき、ハッとなって
叱られた子どものようにシュンとなってしまうところが、すごく鮮やかで
失礼かもしれませんが、なんか とてもかわいらしく感じました♪
浅草でも 同じようにやってたかもしれませんが、記憶に残ってないとこみると
わりとあっさりやってたのかもしれません。
それから、もうひとつ、仁左さんの勘平ですごくよかったのが、
弥五郎たちが親父様の遺体を改めて「疑いははれたっ!」と言ったあとの
勘平の表情。
これが、ほんとうにうれしそう。すごくうれしそう。
よかったねぇ と言ってあげたくなります。
それと、この後、お腹に刀を突き刺した状態なのに、ちゃんと着物の裾をただしてから
二人に向き合い、「疑いはれましたか?」と聞くのが、ありえない気力だと思いつつ、
そうする勘平の仕草が なんだか納得できてしまいます。
浅草のお二人は、最初に二人が訪れた時に向き合うときは、ちゃんと裾直しをしてたけど
ここの場面では、やってなかったのでは?
それにしても、仁左さんの勘平は、こういうちょっとした表情の変化や仕草が
すごく印象に残ります。
こういうところは、浅草のお二人が 勢いで引っ張って行ってるのと
対照的に感じます。
あと、ちょっと戻りますが、勘平が腹を切ったところで、おかやが勘平の背後に飛んできません。
おかやは衝立の向こうで親父様の亡骸にくっついたまんまです。
浅草では、おかやが飛んできて、勘平の背後にくっついてました。
最期に勘平はおかやに百両そのまま弥五郎たちに差し出させるところで 今回、
「ちょっとまて、その百両 まるまるなくなったら、この先、おかやの生計はどうするんだ!」
とふと気がつき、勘平ってなーんも考えてないな、と思った一瞬も。(^_^;)
さて、注目の段治郎さんの弥五郎は、勘平が腹を斬ってから、そばで支えるあたり、
仕草・視線・表情、どれをとっても手抜きがなく、きっちり 役になりきってる感じで
「さすが」と思いました。
あと、最期に勘平をおいて立ち去るところで涙するのが、すごく弥五郎の情が感じられて
よかったです。
数右衛門が血判状に名前を書くために取り出した矢立。
浅草はふたが上下にスライドするタイプでしたが、松竹座のは
円心状にスライドするタイプでした。(^_^;)
幕切れでは、勘平はおかやに「軽を 軽を・・・」と言伝して成仏。
浅草では どうだったかな~ 言ってたかなぁ?
さて。
3公演を通して、共通して感じたのは、早まって腹を切った勘平の疑いが晴れ
数右衛門(郷右衛門)が「仏果を得よ」というのに対して「仏果とはけがらわしい!」と
切り返す手負いの勘平の激しさです。
ここは3回観て、3回とも 勘平の台詞に「ビクッ」としてしまいました。
この気迫。これが、どれだけすさまじくできるかが この演目、
結構ポイントになるのかもしれません。
で、浅草との比較という点では、やはり浅草のお二人は、まだ若いな~ と。
勢いはあるけど、深みが追いつかない感じです。
今回の仁左さんは 深さも勢いもバランスよい感じでした。
4月はこんぴらでこの5・6段目がかかりますが、
こちらは 残念ながら観劇予定なし。
海老蔵さんの勘平に亀治郎さんのお軽 と 浅草と今回の松竹座の中間に位置するような
配役と思われ、なかなか面白いものが見れそうなんですが・・・残念。