のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2月25日(木)のつぶやき

2016-02-26 03:26:00 | その他

あと今回、ふと、「そーいや、八ツ橋は愛想尽かし栄之丞に迫られなかったらどうする気だったんだろう」と考えました。栄之丞に「身請けの話はあるが、される気は全くない」と言ってるけど、愛想尽かしの場だと、もう今日明日にでも身請け話が公表される段階まで来てるらしい。となると。


1.実は栄之丞たちに黙って次郎左衛門に身請けされる気でいた→栄之丞に対してジツがない。2.実は今日、栄之丞に言われなくても愛想尽かしをやる気だった→栄之丞に強要された時あんな悩まなくていいじゃん。3.身請け話しが公表されてから断る気だった→自分でそれは愛想尽かしより酷いと言ってる


123どれだったとしても、八ツ橋が酷い女だってことになりそうな(^_^;)
今まで籠釣瓶観てたときは、八ツ橋は栄之丞にジツを尽くすから、ツライ気持ちで次郎左衛門に愛想尽かしをしてる。って思ってたんだけど、ハナから身請けされる気がないなら、いつ、どうやって断る気だったのかな~


まぁ最初の場面のあの怖い微笑みが、次郎左衛門を田舎者と笑ってるんだったら、その時点で、八ツ橋の花魁としての品性みたいなものはビミョーですが…
あと、あれだけ酷い愛想尽かしをして、おまけにハッキリキッパリ間夫があると言っちゃった花魁って、その後客足に影響とかないのかな~


ちなみに今までみた籠釣瓶の中で、いい役というか美味しい役だな。と思ったのは九重さん。情にあつい感じがします。今まで見た中では東蔵さんや芝雀さんの九重がいいな~と思った覚えがあります。
今回は梅枝さん。初役かと思ったら、以前も菊之助さんの八ツ橋で九重をやったことがありました。


今回の梅枝さんも情があるいい九重さんでした♪いずれは八ツ橋もやるのかな。あれ、そういや時蔵さんは、このお芝居、出てないかも。八ツ橋でも九重でもいけそうな気がしますが。菊五郎さんが次郎左衛門やった時あたり、やってるかと思ったら、それが菊之助さんの初役八ツ橋だったんですね。

1 件 リツイートされました

又五郎さんの治六。筋書きによると今回で7回目。いずれも吉右衛門さんの次郎左衛門で、筋書きに「不動の主従コンビ」と書いてあって、なんだか嬉しくなっちゃいました♪ まさに!と思います♪
私、又五郎さんのご贔屓になったのは、この治六を観たのも大きかった気がします。


その又五郎さんは、休演の錦之助の代役で、最初の源太勘當に弟の平次で出演。
筋書きの写真見たら、錦之助さんの平次は赤い隈取りしてましたが、又五郎さんは白塗りのみ。次の籠釣瓶があるからかもしれませんが、隈取りなくても、ダメダメお子ちゃまな弟振りが存分に発揮されてました♪


筋書きによると、又五郎さん、この役は8年前と16年前にされてるのですが、それでパッと代役でこれだけできるのは、やはり、さすが歌舞伎役者さん。ちなみに今月、もひとり、このお役の経験者が。18年前の辰之助時代の松緑さんが、こんぴら歌舞伎で、当時の三之助でやってました。


源太勘當は、秀太郎さんのおっかさんが、やっぱり絶品。
孝太郎さんの千鳥は、鎧の影に隠れてる時、背景の襖の花輪の柄と一体化してて、源太みたいに頭に花をつけたのか。あれ?そんなのあったっけ?と思ってしまいました(^_^;)


あ、書き忘れてた。籠釣瓶、米吉さんの初菊が、台詞一言くらいなんですが、とっても艶気があって良かったです。煙草に火をつける所が特にうわ~艶っぽい~と思いました。
あと栄之丞に着物を届けたお針子さん役の菊三呂さん。権八さんへの目配りや態度とか、感じが出ててうまいな~と思いました。

1 件 リツイートされました

あと、市蔵さんがいい感じの軍内。
赤くつながる眉が気になるところですが、声の通りはやっぱりいいし、オウムのやり取りが、安心の面白さ。
今月はいい役者さん多くて嬉しいな~♪


シアターズ・オン・ザ・ベイで日本芸術祭、5月13日から asiax.biz/news/36431/ ←これの古代祝祭劇「太陽の記憶―卑弥呼」に「中村福助(歌舞伎)」とあるんですが…以前日本でやった時は福助さんが出演されてるようです。ほんとなら嬉しいですが、うーん?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月24日(水)のつぶやき

2016-02-25 03:24:26 | その他

本日は歌舞伎座夜の部観劇~。
梅玉さんの源太勘當、吉右衛門さんの籠釣瓶、時蔵さんと松緑さんの舞踊、小ふじ此兵衛 浜松風恋歌。
三階A席に学生の団体さんが来てました。どんな感想持ったのか、ちょっと聞いてみたいな~♪
籠釣瓶なんて、観ててどう思うんだろう(^_^;)


さて、たまには最後から。浜松風恋歌。初っ端から松緑さんのメタルな月代が気になって仕方なかったんですが、それは置いといて(^_^;)
時蔵さんは最初、天秤桶かついで赤い着物で烏帽子と箕つけて出てきます。道成寺みたいな乱拍子の振りもあったし、なんか色々ミックスされた感が。


引き抜いてからの後半は手踊りに松緑さんの此兵衛と刀と櫂で立ち回りしたり、色々あって、最後はお立ち台でフィニッシュです。最後までほぼずっと動きまわってるような。疲れそう(^_^;)
松緑さんはやっぱり声がちょっと大きすぎるかな~。なんか力んでるように思えちゃうのはもったいない。


声の大きさといえばふたつ目の籠釣瓶。最初の方、吉右衛門さんの声が小さめでけっこう聞き取りにくかった。後半はそうでもなかったんですが…
あと、正座と立ち座りがけっこうあるので、吉右衛門さん、おひざがちょっと大変そうでしたが、自然に見えるよう、うまく工夫されてる気がしました。


座る時、椅子に座ったり、四角い箱入れたりしてサポートできればいいけど、時代ものならまだしも、世話物だと座っても結構すぐ動くし、黒子さんも出さないからなぁ。うーん。
お膝悪くされて舞台から遠ざかる役者さんが少なくて済むような、世話物のいい演出、なんかないかなぁ。


あと、籠釣瓶は菊之助さんの八ツ橋。キレイ!なんだけど…うーん、ちょっとまとまりすぎて小さくなってるというか…あとちょっと冷たい感じが。
八ツ橋はそれで正解なのかもだけど、吉右衛門さんの次郎左衛門の相手としては、なんか、もちょっと情味が欲しいような。


そういえば、今回もやっぱり八ツ橋の微笑みは、個人的には怖かった(^_^;)
もう、これは、誰がやっても、私は怖く感じちゃうんだろうなぁ(^_^;)
あ、今回、菊之助さん、わりと花道入口近くでやってくれたんで、3階席からもしっかり見えて嬉しかったです♪


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月19日(金)のつぶやき

2016-02-20 03:23:40 | その他

うーん、悔しい。朝日新聞の夕刊の文楽の評で、川中島合戦に出てくる越路、お勝、直江山城、唐衣、輝虎、勘介の6人を今の歌舞伎で揃えるのは不可能だろうと。んー、年代バランスとか考えると、確かに難しいかなぁ。時蔵さんの越路はみてみたいけど、勘介、輝虎、直江が揃うかなぁ。


この勘介、輝虎、直江の三人の中の年齢とか、役者さんの存在感というか大きさのバランス、どうなんだろう。
あと、女房で吃り…これ、ナチュラルにいけるってのは難しい。猿之助さん、いけるかなぁ。
うーん、吃又とか、吃又支える女房なら、たくさん浮かぶんだけどなぁ…<(-_-;)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月18日(木)のつぶやき

2016-02-19 03:23:28 | その他

本日は、珍しく文楽を観劇。
満員御礼の2部ではなく、1部です。
お目当ては最初の靱猿だったんですが、もうひとつの川中島合戦も面白かったです♪
幕開きの三番叟も見れました!
なんか楽しかった~♪ワクワクしてきちゃいました。早めに劇場ついてよかった♪


靱猿では、太夫さんとお三味線が5丁5枚(っていっていいのかな?)。義太夫さんがたくさんでびっくりしました。歌舞伎ではこんなにたくさんのことはないかな?
あれだけの人数の太夫さん達が幕開きと終わりに出入りするのが、歌舞伎ではまず見れないのでちょっと面白かったです♪


川中島合戦は、三婆の1人、越路が出てくる輝虎配膳の段を歌舞伎で観た記憶があります。爆睡してしまった記憶もありますが…<(-_-;)
確か秀太郎さんと…玉さんもやったかな?
勘介(勘助ではないんだ)の奥さんで吃りのお勝さんも観てるハズなんですがなぜか記憶がなかったので、新鮮でした。


越路さんの性格が好きですね~♪
なんか今まで見た中で1番楽しんで観れたかも。私が越路さんの対応の面白さを、よりわかるようになったのかな。
お勝さんの琴弾きの話もいいし歌舞伎でもまたやってくれないかな、これ。


そういや、歌舞伎だと、琴は女性の方が弾くことが多いですが、文楽は三味線方の男性だったのも、なんか新鮮でした。
あと、人形だと、カシラが同じだから、お勝さんと唐衣さんが、ゴッチャになりそうになることが(^_^;)
考えれば立ち位置とかでわかるんですけどね。


続く直江館の段は歌舞伎では見たことないかな。
でも、敵に塩を送るエピソードに結びつく話しだし、歌舞伎でも、もっとやっても良さそうなんですが…越路さんが斬り合う2人の刀の上にダイブするってとこは、歌舞伎でやるのはちょっと難しいかな~(^_^;)


直江館では勘介さんが出てきます。片足が悪いので、足踏みの音もそれに合わせて間が空いて鳴るんですが、なんかそれが、すごくかっこ良く感じてしまいました♪
腰元達やお小姓達の笑いも気にしない太さがまたカッコいい。親孝行だし、ちょっと惚れたくなりました♪


太夫さんたちは、皆さん、もう、ほんとにいいお声!タップリ聞けるのは嬉しいですね~♪
個人的には咲甫太夫さんのお声が1番好きかな。低音の響きが豊かですね~♪
希太夫さんは、細身なんだけど、声量豊か♪文字久太夫さんも、太さのある、いい声だったな~♪


あと、今回、後ろの方の席だったんですが、客席が前に向かって下がってるのかと思ったら、前の方はまた少し上がってるように見えました。錯覚かな?
それから、筋書き。3部分¥600。歌舞伎公演に比べると安い!
でも太夫さん達にインタビューとかはありません。嶋太夫さんのはありますが。


私は太夫さんたちの知識ゼロだったので、太夫さんやら人形遣いさんやら、誰が誰だか全くわからなかったので、筋書きはとても助かりました♪
あと、黒子さんが、歌舞伎とは格好が違うんですね~。
アタマのとこがとんがってて、イカさん型の格好。
色んなことが新鮮で、楽しい観劇でした♪


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月8日(月)のつぶやき

2016-02-09 03:19:40 | その他

昨日の感想、まだ続きます。
あと、亀三郎さんは小早川隆景で、お父さんの彦三郎さんは秀吉とねねさんの仲人役で出てます。
なんか今回、親子兄弟出演率、高いなぁ(^_^;)
あ、兄弟といえば菊市郎さん、菊史郎さんご兄弟も信長の家臣で出てます♪ お二人とも立役は珍しいかな~。

1 件 リツイートされました

あと最初の方だけですが、松緑さん出てきて菊五郎さんとガチンコ?対決です。
これはこれでなかなかいいお役かと。
團蔵さんは二役。ねねさんのお父さんと毛利攻めの時に暗躍?する安国寺恵瓊。
これもどちらも良いお役で、ご贔屓としては嬉しいな~♪あ、チラシのお写真のちょび髭姿はなかったな。

3 件 リツイートされました

そういや今回、結構二役の方多いです。亀鶴さんが織田の家臣と黒田官兵衛。権十郎さんは三日普請の棟梁と毛利攻めの吉川元春。亀蔵さんは三日普請の時の悪者家臣と池田恒興。あと、東蔵さんは秀吉のお母さんと清洲会議の丹羽長秀。
チラシの上段埋め尽くしてなお二役。登場人物多いな~(^_^;)

1 件 リツイートされました

あと、吉右衛門さんと吉之助さんも出てきます。吉右衛門さんは明智光秀!
でも、出てくるのは叡山焼討の場面だけで、その後の本能寺にも出てきませんし、討たれちゃう場面なんかもありません。
吉右衛門さんは夜に大仕事がありますもんね。籠釣瓶も楽しみです♪

1 件 リツイートされました

しかし、こうやってみるとほんとに秀吉さんの人生ってドラマだらけ。今回のお芝居でやっただけでも、ある意味、まだ前半部分ですもんね。
原作には秀吉さんが亡くなるまでが書かれているのかな~と思ったんですが、原作の方も最後までは書かれてないようです。それでも原作、11巻もあるのか~


このお芝居、国立の通しでやっても、いけそうですが、通しだと、今回もそうですが、役者さんがたくさんいるな~、これ。
国立は結構出演俳優さん少ないから、国立だと逆に難しいかな。二役だらけになっちゃいそう(^_^;)


今回みたいに通しだと、秀吉さんの人生がわかって?よりいいですが、これだけの役者さん集まる時は少ないだろうし、それぞれの場面が見所あ流し、みんながわりとよく知ってる人の話だから単独で見ても筋わかりますし、歌舞伎座でやるなら、場面切り出して小出しに上演も出来そうですね。


あと、通しでやるなら、秀吉の若かりし頃を若手役者さんで、後半を幹部役者さんでって演出も面白いかもしれませんね。他にも、もっと人減らしたりとか、なんか演出次第で色々上演出来そうな演目ですね~。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月7日(日)のつぶやき

2016-02-08 03:32:17 | その他

本日は歌舞伎じ座昼の部。新書太閤記の通し。通しなんで長いですが集中力途切れないくらいの間合いで休憩入るし、ご贔屓さんがあっちこっちに出てくるもんだから、結構寝不足だったけどしっかり楽しめました♪


しかし、菊五郎さん、セリフ覚えるの大変だったろうなぁ、これ(^_^;)
あと、立ったり座ったりが多いから、お膝がちょっと大変そうだったのもちょっと心配。
あと今日改めて実感したのが、菊五郎さんの声量。無理なく出してあの声の響きと伸びの良さ。すごいと思いました。


感想続き~。歌六さんが前田利家で美味しいお役♪
後半も出番あってもよかったのにな~。
私、あんまり歴史は詳しくないんですが、前田利家と秀吉は仲良かったんですね。
後半というか最後に出番があったのは又五郎さん。こっちは勝家なので敵役なのがご贔屓としてはちょっと残念。


又五郎さんとこの歌昇さんは、亀寿さんと秀吉側近。後半のみの出番ですが、良い若者ぶり♪弟の種之助さんは時蔵さんとこの弟さんの萬太郎さんと信長さんとこの森兄弟。お父さんの時蔵さんはねねさん。ねねさんて寧々と書くかと思ってたんですが、今回の役名は寧子。確かにこれでもねねと読める。


そういや「ねね殿」と呼ぶ秀吉に「殿付けではなくて…」というねねさん。呼び捨てにして欲しいのかなと思いきや、それを受けた秀吉は「おかか 」と。
ねねさん、嬉しそうだったから、あれで正解だったのか、ねねさんの気持ちの一歩先を行く答えだったのか…?


ちなみに時蔵さんとこはお兄さんの梅枝さんも出てきます。
左團次さん演じる竹中半兵衛の妹役。すでに貫禄があるところがこの先も楽しみなところ。
菊五郎さんとこの菊之助さんは、濃姫。旦那の信長は梅玉さん。
そういや、家康が出てこなかったな~今回のお話。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月5日(金)のつぶやき

2016-02-06 03:23:27 | その他

ただいまEテレで碁盤太平記の山科閑居観劇中。(勘九郎さんとこのは録画中♪)
扇雀さん、立役もいいなぁ。女形も好きなんだけど、立役でも目鼻立ちがクッキリしてるからか、華があるというか存在感があるなぁ。
ちょっと橋之助さんに似てるけど、橋之助さんより輪郭がクッキリしてるような。

1 件 リツイートされました

東蔵さんと孝太郎さんが藁靴履いて雪道を引っ込み。女形の役者さんが藁靴履くってのも、珍しいなぁ。
立役でも、雪の中でも下駄。とか多いしなぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする