のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

鏡獅子みたぞ~

2005-06-30 22:15:43 | 観たぞ: 観てきて一言
六代目尾上菊五郎を 小津安二郎監督が撮った映画 「鏡獅子」。
オンエア日、1日勘違いしてて「しまった、予約入れ忘れた_| ̄|○ 」
と ショックを受けていただけに、昨日、ちゃんと録画されてるのをみつけた
時は結構うれしかったです♪
で、25分と時間も短いので、深夜にとっとと見ちゃいました。

守随憲治さんがナレーター?で色々解説してくださいましたが、
この「守随憲治さん」。私にとっては、夕べは「運命の出会い」な人でした。
というのも、実は、先日、某新古書店で、偶然にも見つけた岩波文庫の「助六縁江戸桜」。

これが、うす~~い本なんですが、なんせ、岩波文庫。読破にはかなり時間がかかりそうな気配です。
で、この録画を見る直前に、意を決して、読み始めたんですが、
冒頭の「解説」の2・3ページを読解しただけで、アタマが痛くなってきたんで、中止(^_^;)。
だれだ、この解説書いたのは?とおもってみたら、「守随憲治」

聞いたことあるぞ、結構、有名な歌舞伎評論家の先生じゃなかったかな~
とか思いつつ、「じゃぁ鏡獅子でもみようかな」と見始めたわけだったんです。
なんで、映画の冒頭「解説 守随憲治」とデカデカと表示された時は、
「だめだ、今晩は守随さんから逃げられない~(-_-;)」と思いましたよ、ほんと。

さて、肝心の映画です。
ノイズがたくさん走った、でも、なんか暖かい感じのモノクロの中で、
動いてました 六代目菊五郎さんが。

セリフはありませんでしたが、台本を読んだり、鏡台に向かって、
まず、丁寧に羽箒でほこりを払って・・・という楽屋での様子が映ってました。
なかなか、男前。

しかし弥生になった姿は、なんとも「女性」。
画像が粗いこともあると思いますが、とても柔らか味が感じられるある女性でした。
昨年、海老蔵さんの弥生をみました。あれはあれで、凛としてきれいだったんですが、
柔らか味という点では、六代目圧勝です。

最後に獅子頭にひっぱられての引っ込みも、とても自然で、
「うわー ひっぱられてる、ひっぱられてる」
という感じ。

即、獅子になって再登場となりますが、この獅子になってからの姿は、
「三津五郎さんに似てるかな?」という気がしました。
ここで、胡蝶がでてきます。モノクロなので、色がわかりませんが、

着物が蝶の羽の模様になってるみたいでした。ちょっと大きな胡蝶でしたが。(^_^;)
獅子の頭振りになってから終盤は、「あ~勘三郎さんににてるなぁ」と
思いました。

まわす回数はそんなに多くありませんでしたが、モノクロなだけに
毛の白さが浮き上がり、なんとも妖しい感じでよかったです。

そうそう、多分当代と思うのですが、小鼓で望月朴清さんのお名前が出てました。
多分、冒頭に映った、若い方がそうだと思うのですが・・・
なんせ、昭和10年です。ちょっと、判別つきかねました。(^_^;)

勘三郎さんは、名古屋の御園座でお獅子をみせてくれますが、
こちらは「連獅子」です。
ちなみに、この映画を撮影された時の六代目は51歳。
勘三郎さんはこの間50歳になられたところ。
齢五十にしてのお獅子は、若さあふれる海老蔵さんのお獅子とは
また異なる趣があるかもしれませんね。

おぉ、思わず長文。m(__)m
コメント (2)
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厳島神社で歌舞伎を

2005-06-28 13:31:31 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
西日本方面の方、ちょーっと、お値段はっとりますが、いかがでしょう?

宮島歌舞伎2005
公演日: 9/17(土)18(日)19:00
会場: 宮島 厳島神社
席種・料金:
 SS   25,000
 S    20,000
 A    15,000
 B    9,000

出演:尾上菊之助/市川團蔵/河原崎権十郎/尾上右近/他
曲目・演目: 船弁慶
ぴあ・e+でプレオーダーしてます。

それにしても、菊之助さん、9月はファン泣かせですねぇ・・・
もし、行かれる方 ありましたら、ぜひ、
(團蔵さんの様子に深くふれた←ここがポイント(^o^)
レポを!


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写真付記事発見

2005-06-27 10:43:40 | その他
先日、4ヶ月にわたる公演の千秋楽を迎えた中日劇場の「ヤマトタケル」。
猿之助さんが、カーテンコールに登場されたことは、昨日書きましたが、
今朝の新聞で、そのことを写真付で取り上げているものを見つけました。

「ヤマトタケル」千秋楽猿之助、カーテンコールに登場(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050627/mng_____sya_____003.shtml

↓こちらは、写真はありませんが、右近さん・段治郎さんのコメントが出てます。
猿之助「ヤマトタケ
ル」カーテンコールに登場 中日劇場で千秋楽(中日スポーツ)

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/hou/20050627/spon____hou_____001.shtml

この先も予定がたくさんの おもだか屋のみなさん。
まだまだ、気の抜けない日が続くようです。


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「ヤマトタケル」ファイナル~

2005-06-26 22:45:50 | その他
3月から4ヶ月続いてきた「ヤマトタケル」の公演が、本日、ファイナルを迎えております。
大きな事故もなく、長い公演が無事終了したことは、楽しませてもらった観客の1人として、
ほんとにうれしい限りです。

結局、名古屋遠征は夢と消えましたが、「行こうか、行けるか?」と、
名古屋への行き方や色々を考えたりしてる間、とても楽しかったので、
行けなくても、なんとなく、満足な気分です。

さて、本日のファイナル公演、遠征された方のブログによると東京公演と同じく、
猿之助さんが登場されたようです。
梅原猛先生は、こられなかったようですが、音楽を担当された加藤和彦さんが登場とか。
千秋楽公演をみられた方のブログを探すのが楽しい明日になりそうです♪

さぁ、次の澤瀉屋さんの公演は 国立劇場だ!




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6月歌舞伎座 夜の部

2005-06-26 22:20:29 | 書いたぞ: 感想書きました~
夜の部のヒットは歌昇さんでした♪

今回は「盟三五大切」に「人物関係図」つけてみました。
わかりやすくなったかどうかは別として。(^_^;)

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(※楽天のブログに移動します)

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  目八~もくはち~【歌舞伎】からも入れます。

お時間ありましたら、お立ち寄りくださいませ~


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ただいま

2005-06-26 22:14:11 | 観るぞ: チケット確保OK! 
3chで「魚屋宗五郎」やってます♪

つい数十分前に六方やって引っ込んだ三津五郎さん、涼しい顔して登場です。
脂がのってる三津五郎さんの充実の一本。
見てない方は、今からでも遅くない!3chをつけてみてくださいませ♪

あ、こないだの国立劇場の解説で ご贔屓入りした亀三郎さんが出てきたぞ~♪
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いつの間に11月まで・・・

2005-06-23 12:32:11 | その他
今月の夜の部に親子共演している 富十郎さんのとこの大ちゃん。
11月の歌舞伎座で 初代・中村鷹之資(たかのすけ) をご襲名されるそうです。

中村大「鷹之資」襲名 (WebHochi)

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/jun/o20050622_90.htm

で、11月の「鞍馬山」が襲名演目になるとのこと。
・・・いつの間に11月の演目まで決まったの~?
9月・10月の詳細も はやく知りたいな~


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700回は段治郎さん!

2005-06-22 09:48:49 | その他
中日劇場で公演中の「ヤマトタケル」が700回目の公演を迎えました!

「ヤマトタケル」通算700回(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050622/mng_____sya_____003.shtml

段治郎さんがタケルの回だったようです。
上記ページに段治郎さんのうれしそうな笑顔のタケルが写真がありますよ~。

700回までいったら、やっぱり、次は、ぜひとも「目指せ1000回」!


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6月国立 社会人のための歌舞伎鑑賞教室

2005-06-22 01:35:54 | 書いたぞ: 感想書きました~
社会人のための歌舞伎鑑賞教室の感想、早速アップしました。

亀三郎さんが ご贔屓に加わりそうです♪

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(※楽天のブログに移動します)

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義経in横浜

2005-06-21 10:40:39 | その他
横浜と義経。一見、なぜ?と思うけど、そうでもないから、こういう企画が
でたんだろうなぁ。

横浜みなとみらい21 日本伝統芸能フェスティバル「義経」
 公演日:9月8日(木)・9日(金) 各日7:00PM開演/6:30PM開場
 開場:横浜みなとみらいホール 大ホール 
 出演:野村萬斎(8日)/尾上菊之助・中村芝雀(8・9日)/立川談志(9日) 他
 チケット発売日:6月21日(火)←今日です
 料金:SS席:22000円 / S席:17000円 / A席:12000円 /B席:8000円
 Pコード:362-411
 問合せ先:[SAP(サップ)]03-5226-8537
 ぴあ:http://t.pia.co.jp/servlet/pia.itckt.onsale.eticket.QueryEvent?P_CODE=362411&ONS_COL_SHEET_NO=087803

昨日の朝日の夕刊に、どでかく広告が出てました。
菊之助さんと芝雀さんは「吉野山」をやるそうです。
ん?・・・ってことは、菊之助さん、もしかして忠信??
おー、めずらし~。
いずれは、やるだろうと思ってましたが・・・。

ついでにいうと、この他、能・狂言・落語・琵琶の弾き語りがあるそうです。
狂言は、流派の違うお二方が、それぞれ「那須与一」の
話をやるそうです。
(8日「奈須与市語」野村萬斎/9日「語 那須」 山本東次郎)
落語は同じタイトルだけど、噺家さんが変ります。
(「源平盛衰記」:8日橘家円蔵/9日 立川談志 )

企画としては、異分野ミックスの盛りだくさんで面白そうなんですが・・・
横浜だし、近いから行けなくもないんですが・・・
惜しむらくは博多を控える身としては、ちょっとお値段張りすぎ・・・<(-_-;)
まぁ、このメンバーでは、このくらいのお値段は仕方ない気もしますが。

・・・歌舞伎座でもやってくれるとうれしいなぁ 菊之助さんの忠信。


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