のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

欧州が海老さんに求めるものは

2006-04-30 23:37:48 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
女形の海老蔵さんなんでしょうか(^_^;)

来年3月のオペラ座公演の詳細が決まったようです。

團十郎「日本文化の誇り持つ」(デイリースポーツ)
http://www.daily.co.jp/gossip/2006/04/29/213347.shtml

・・・このお写真のど真ん中にいるおねえさん、どなたなんでしょう??


なお、日本俳優協会のHP(http://www.actors.or.jp/index2.html)によると
演目詳細は以下のとおり

■歌舞伎十八番の内『勧進帳』
武蔵坊弁慶:市川團十郎/市川海老蔵(ダブルキャスト)
富樫左衛門:市川海老蔵/市川團十郎(ダブルキャスト)
源義経:市川亀治郎

■『口上』

■新歌舞伎十八番の内『紅葉狩』
更科姫実は戸隠山の鬼女:市川海老蔵
余吾将軍平維茂:市川團十郎
山神:市川亀治郎

ダブルキャストの勧進帳ってのも魅力ですが、
気になるのはやはり↓これ。

更科姫実は戸隠山の鬼女:市川海老蔵

うーん、どうして海老蔵さん、ヨーロッパ行くと
女形になっちゃうんでしょう・・・(^_^;)

それから、今ふと気になりました。

 「勧進帳」の四天王は誰だ~っ

これからの情報に注目したいところです♪
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うわっ 7月大阪も呼んでるっ(ーー;)

2006-04-29 23:49:23 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
7月、実は大阪もミリキ的なラインナップでございまして・・・
抜粋してお届けしますと・・・

■夜の部
1: 一條大蔵譚
 一條大蔵卿      仁左衛門
 お京         孝太郎
 吉岡鬼次郎      愛之助
 勘解由女房鳴瀬    家橘
 八剣勘解由      團蔵   ←ココ、ココ♪
 常盤御前       秀太郎
2:京鹿子娘道成寺
3: 魚屋宗五郎
 魚屋宗五郎      菊五郎 ←ココとか
 女房おはま      時蔵 ←ココとか
 召使おなぎ      孝太郎
 小奴三吉       権十郎
 菊茶屋女房おみつ   右之助
 宗五郎父太兵衛    團蔵 ←やっぱりココかな♪
 磯部主計之助     翫雀
 浦戸十左衛門     段四郎

あと、昼の「団七」が心惹かれる顔ぶれで♪

■昼の部
1:信州川中島 輝虎配膳
2:連獅子
3:口上
4:夏祭浪花鑑
 団七九郎兵衛     鴈治郎改め藤十郎
 一寸徳兵衛      仁左衛門
 団七女房お梶     時蔵
 傾城琴浦       孝太郎
 三婦女房おつぎ    竹三郎
 玉島磯之丞      友右衛門
 三河屋義平次     段四郎
 釣船三婦       我當
 徳兵衛女房お辰    菊五郎

うーん、しかし、ここはやはり歌舞伎座か~
・・・うーん・・・<(-_-;)
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うわっ なんだ、7月のこのラインナップ!!

2006-04-29 21:38:44 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
7月の歌舞伎座のメルマガが来ました。
なんでしょか、これ!

■日時:2006/7/7(金)初日→7/31(月)
【昼の部】(午前11時開演)
1:『夜叉ヶ池』
  百合、白雪姫    春 猿
  萩原晃       段治郎
  代議士穴隅鉱蔵   薪 車
  湯尾峠の万年姥   吉 弥
  文学士山沢学円   右 近


2:『海神別荘』
  美女        玉三郎
  公子        海老蔵
  女房        笑三郎
  沖の僧都      猿 弥
  博士        門之助

【夜の部】(午後4時30分開演)
1:『山吹』
  辺栗藤次      歌 六
  島津正        段治郎
  縫子        笑三郎

2:『天守物語』
  天守夫人富姫    玉三郎
  姫川図書之助    海老蔵
  近江之丞桃六    猿 弥
  奥女中薄      吉 弥
  小田原修理      薪 車
  亀姫        春 猿
  十文字ヶ原朱の盤坊 右 近
  茅野ヶ原舌長姥   門之助

鏡花特集ってことですよねぇ。
「海神別荘」「天守物語」は玉さん海老蔵さんコンビでみたことありますが、
その他2本は初めて見る演目。
面白そうですね~♪♪♪

・・・ん?「夜叉ヶ池」って、「お姉さんが 一糸まとわぬお姿で
牛にくくりつけられて」って場面がありませんでした?(^_^;)

参考文献:
鏡花夢幻―泉鏡花/原作より 白泉社文庫
 波津 彬子 (著), 泉 鏡花
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592883373/qid=1146313945/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/249-8714406-6922717

↓こっちの方が古いので、在庫がないかもしれませんが、
A5版で とてもきれいです♪
鏡花夢幻      眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
波津 彬子 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4257902574/qid=1146314026/sr=8-2/ref=sr_8_xs_ap_i2_xgl14/249-8714406-6922717

しかし・・・正直なとこいうと、段治郎さんと玉三郎さん、
昼夜どっちか1本でいいんで組んで欲しかったかな~なんて思ったりして(^_^;)

もちょっと 言うと、やっぱりせっかくだから、バリバリの古典もやって欲しかったりして(^_^;)。
まぁ、これはこれで、面白いとはおもうんですけどね♪

それにしても、7月、チケットどうなるんでしょう~っっっ<(ーー;)>
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シネマ歌舞伎 玉さんスペシャル

2006-04-29 00:47:49 | 観たぞ: 観てきて一言
千秋楽最終回を見てまいりました♪
別にカーテンコールもなんにもございませんでしたが(^_^;)

まず、劇場。
東劇の座席は背もたれが高いんですが、スクリーンが高い
位置にあるので、前の座席の背もたれが邪魔になりません。
座席も互い違いになるように設定されてますし。
このノウハウを新・歌舞伎座に生かしてもらえませんかねぇ。

さて、開演時間。
が、まずは20分ほどこれから公開される映画の予告編が続きます。
その中に海老蔵さん主演の「出口のない海」がありました。

うーん、なんか目立ちますねぇ、海老蔵さん。
「眼」の力でしょうか、やはり。(^_^;)

そういえば 会場でゲットしたチラシに山田洋次監督・キムタク主演の
「武士の一分」という映画がありました。
これによると、キムタクの果し合いの相手になるのが三津五郎さんなんだそうです。
これは、知らなかった。
「キムタク主演の時代劇」というあおりにはあまり食指は動かないんですが、
三津五郎さん出るなら、観にいこうかな~♪

さて、ようやく始まります。
まず、定式幕三色のドアップ。
質感がよくわかります。デジタルの表現力の力だな~と思ったりします。

最初は「日高川」。
・・・・すみません、途中から爆睡しちゃって・・・(^_^;)
でも、ナマ演奏・ナマ演技でないと、爆睡しちゃっても
「申し訳ない」という感じがあんまりないもんですね。

寝不足だったところに 太夫さんの語りを子守唄に
きもちよーくウトウトしてたんで、なんか、寝ちゃったことは
寝ちゃったことで、個人的には充実だったりもして(^_^;)

というわけで、あまり記憶はありませんが、思ったことを
ツラツラと。

・うわ~ 音が大きい。かぶりつきでみるとこんな感じに
はっきり聞こえるのかな~。

・揚幕の「チャリン」が、ちゃんと後ろの方から聞こえるように
感じました。これが5.1chサラウンドってヤツなのね~ と
こんなとこに感じてみたり。

・あーっ!薪車さんの足! そうか、こういう仕組みになってたのかーっ!!
ナマで見たときはてっきり本物の足だと思ってました。(^_^;)
どうりで、人形っぽく見得たわけだ。

・玉さんの人形ぶりは、手先とかの動きの細かい動きが艶っぽさを
出してる半面、人形ぶりっぽさを薄めてしまっているのかも。

・気がついたら、いつの間にか菊之助さん、いないし(^_^;)
気がついたら、玉さん、いつの間にかおぼれてるし。(^_^;)
岸についたところも記憶にないし(^_^;)

というわけで 続いての2本目「鷺娘」は、がんばって起きてました。
でも、こちらは 特に目新しい発見はありませんでした。
なんで、こちらも つらつらと思ったことを。

・うーん、声がお風呂場の響き。(^_^;)
でも、お風呂で謡ってるとすごーく自分の声が上手く聞こえるのと
同じ効果があるのか、そんなに違和感もないんですよね~。

・音が大きいのは「日高川」と同じですが、ボワンボワンと反響している分、
なんかかぶりつきで見てるという音とも、また違います。

・印象的だったのが、鼓の紐を絞る音でしょうか?
「ポンッ」「ポンッ」という音の直前に弓が引き絞られるような音が
聞こえるんです。
これは すごく「うわーすごい~っ」と思いました。

そういえば、余談ですが、会場に行く前に歌舞伎座近くで、
向こうから外套を羽織った、着物姿の、恰幅のいい、でもそんなお年でもない
お兄さんとすれ違いました。
夜目だし、眼鏡をかけているとはいえ、視力が極貧状態の私の眼ですから
あたってるかわかりませんが、もしかして田中伝左衛門さんだった?

歌舞伎座の前を通り過ぎるときには、正面入り口入ったところあたりに
浴衣姿のお兄さんたちがたむろしてるのが見えました。
お稽古の合間だったのかな~?

・鷺娘の玉さんは なんかお若いころの雰囲気をちょっと感じました。
といっても、お若い頃の姿は写真でしか見たことないのですが、
なんというか、可憐な中に妖しいオーラがにじみ出ているような。
そんな感じです。

さて、上映時間は1時間・・・10~20分くらいかかってたかな。
初体験のシネマ歌舞伎。
ん~、なんか双眼鏡使わなくてもドアップで見れるのは うれしいですね~。

でも、見ているお客さんの反応は ほぼゼロ。
映画の中で お客さんがワーッと拍手してても、場内で映画見ているお客さんが
拍手したりはなかったようです。
そのへんの温度差は、ちょっと。(^_^;)

これはこれで面白いし、上演演目によっては、また観にいってみたいですが
(スーパー歌舞伎も見てみたいかも~。・・・んー、でもあれはナマの方が
いいかなぁ~ う~ん<(ーー;)・・・)
やっぱり舞台とは別モノかな~。
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仁左さん紫綬褒章受賞~

2006-04-28 12:00:52 | その他
仁左衛門さんが紫綬褒章を受賞されました♪
荒川静香さんや王ジャパン・吉永小百合さんと一緒に受賞です。

吉永小百合&片岡仁左衛門、紫綬褒章受章(goo映画)
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFS120060428004/

メディアによって、メインで取り上げるのが荒川静香さんだったり
仁左衛門さんだったり。

今朝のNHKニュースは荒川静香さんと王ジャパンを取り上げ、
仁左さんについては一言もなし。
一方、朝日新聞朝刊の記事は 仁左さんの写真+コメント付。

まぁ、いろいろあるんでしょうね。(^_^;)

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おひげの笑也さん??

2006-04-27 23:16:03 | その他
笑也さんがご自分のブログ(市川笑也ひとりごと:http://blogs.yahoo.co.jp/ichi_emy)
で映画に出演されることを書いておられました(4/27の記事)。

映画は実在の女性の生涯を描くもので、笑也さんはその女性の二度目の
旦那さんを演じられるそうです。
そう、立役なんです。(←ちょっと違う??(^_^;)

そんで、晩年は豊かな「おひげ」も生やされるそうです。

「笑也さん=美人」の図式がアタマに根付いており、
オマケに最近、酸素が不足気味の今の私のアタマでは、
今のところ想像力が追いつきませんが・・・(^_^;)

すでにスチール撮影を済まされたそうですので、
近々「おひげの笑也さん」にお見にかかれるかもしれませんね♪

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トリはこの方♪

2006-04-27 22:33:45 | その他
日経新聞の毎週木曜に連載の「歌舞伎人物史」。
4回目の今週が最終回ということで、登場したのは「助六」。
一幕モノなのに恐ろしく長くて、でもそのわりに意識喪失率の低い演目です。
ちなみに お写真は團十郎さんの助六、花道でのお姿です。

助六さん ご職業は?
助六は侠客であるが、他の侠客として知られる幡随院長兵衛や団七黒兵衛が
ちゃんと本業(口入屋に魚屋)をもっているのに対して、助六は商売の
「し」の字すらうかがえません。というようなことを保先生がおっしゃってます。

ごもっとも(^_^;)

江戸っ子は「鯉の吹流し」。そのココロは?
「悪態にもハラがない」
 =陰湿じゃなくてカラッとした悪態である
この話に出てくる人はみんな江戸っ子。 というのにも、
なーるほど!(^^)!

時を越えた合体。
ちゃきちゃきの江戸ッ子助六が なにゆえ鎌倉時代のヒーロー:曽我五郎と
同一人物?? ってなあたりのことも書かれています。
私はこの時代のズレにいまさらながらに
「あ、そういわれてみればありえないじゃん、助六=五郎って。」
と気がつきました(^_^;)

で、例によって当代の助六役者に言及。
成田屋さん親子はもちろんのこと

仁左さんは「すっきり、さわやか」
菊五郎さんは「坊ちゃん助六」の奔放さ
三津五郎さんは「江戸ッ子啖呵ならこの人」

と3人名前が挙がっております。
菊五郎さんの助六ってのが、びっくり、びっくり。
菊五郎さん、助六やったことあったんですね~。
ただ「襲名の時の」と書かれていらっしゃいましたから
それ以来やってないのかも(^_^;)

仁左さんの助六も見たことないんですよね~。
ん?でも、三津五郎さんのも見たことないよな。
こちらのお二人の助六ってのも みてみたいですね~♪♪

まぁ、やっぱり成田屋さんちの「家の芸」ですから、
そうそう、他所のおうちの人にやってもらうわけには
行かないのかもしれませんが、助六やってみて欲しい役者さん、
って、考えだすとキリがないですね~、これ。(^_^;)

あーでも、ほんと、なかなか楽しい連載でした♪
第2弾 やってくれませんかね~。まだまだ、取り上げて欲しい
個性的な人物が、わんさかいますからね~歌舞伎の世界には♪
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うお~ これは楽しみ~♪

2006-04-27 00:10:28 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
今年の国立劇場の秋の陣は うれしい連続企画モノです♪

元禄忠臣蔵、初の全編上演…藤十郎・幸四郎・吉右衛門(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060426i513.htm?from=main5

いやー 私、見てみたかったんですよね~「元禄忠臣蔵」の通し!
まだ「お浜御殿」「大石最後の一日」くらいしか見たことないんです。
すごくうれしいな、これは♪

ちなみにタイトルに出てるお三方は 共演ではなくて 競演。
月代わりで 大石内蔵助を演じるそうです。
ん~ この面子で共演で3ヶ月でもよかったんだけどな~。

会見場の写真がありますが、役者さんの背後にあるポスターらしき
写真が気になります~。チラシもステキなのになりそう♪♪

調べてみたら、前回、国立劇場で「元禄忠臣蔵」の通しをやったのは
昭和54年。目出度い第100回公演でした。
(ちなみに今回は国立劇場開場40周年記念だそうです。)
この時は内蔵助を演じる先代の幸四郎さんが2日目から休演されて
2日目~千秋楽まで、吉右衛門さんが代役で演じられたようです。

ちなみにこの時は
第一部 伏見撞木町 ・第二部 御浜御殿綱豊卿 ・第三部 南部坂雪の別れ
という構成の通しだったようですが、さてさて、たっぷり時間のとれる
今回は、どういう構成になるんでしょう♪♪
楽しみだな~♪
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2006年4月歌舞伎座:夜の部 チラっと

2006-04-27 00:08:38 | 観たぞ: 観てきて一言
じつは、昼の部をみてわりとすぐ夜の部も観にいってました。
が、会社の宿題に追われて時間とココロに余裕がなく、
レポがかけないうちに ついに千秋楽。

せっかくなんで、各演目についてちょこっと書いておきます。

■座席:3階B席正面

■井伊大老
不覚にもちょこっと遅刻しました。
場内が明るくなってから入ろうかと思ったら、一向にその気配がなくて・・・(^_^;)
結局、歌舞伎座のお姉さんに懐中電灯で誘導してもらって入りましたが、
最後まで客席は暗いままでした。

その分、舞台が浮かび上がります。

吉右衛門さんの井伊大老は、出てきた瞬間、「あぁ いいなぁ」と
いう感じがして、とても吉右衛門さんに似合った井伊大老でした。

魁春さんのお静の方は、いい感じなんですが、時々、旦那さんに呼びかける声に
なんとなくクセのようなものを感じて、ちょっと気になりました。

富十郎さんの仙英禅師は、スッピン状態(=×白塗り)で 丸い背中やちょっとした
仕草なんかにリアルな老けぶりが感じられました。

気になったのは、お芝居の途中で舞台正面後ろに出てくる雛飾り。
三人官女の両脇に犬の置物があるんですが、妙にかわいい犬でした♪

それと途中で各ひな壇の両脇におかれてるぼんぼりの、1番下の段の上手側が
明かりが消えてるのに気がつきました。
電球がきれちゃった?でも大道具さんがそんなことに気がつかないわけないよな~
と不思議に思ってましたら、暫くしたら、だんだんぼんぼりの明かりが消えて
薄暗くなって 深夜になったことを表す演出だった ということがわかりました(^_^;)

■口上
口上の挨拶中、役者さんみんなが横1列に平伏している中で、
なぜか、勘太郎さんの頭がひとつ出てました。
肘が他の役者さんよりまっすぐになってたからかな~。
なんとなく 気になりました。(^_^;)

もうひとり気になったのが坂田の藤十郎さん。
姿は立役なんですが、襟元が女形さん並に大きくあいてるんです。
同じく立役姿の時蔵さんは わりと襟元ぴっちりしまってましたし、
なんとなく 他の女形さんよりも大きくというか、深くというか、
緩めに開いていたように感じました。
またそこからのぞく襦袢?の色がうすいピンク色なもんで
余計に艶っぽさがあって・・・ わざとなのかな~。(^_^;)

そういえば、口上のときは、みなさんが平伏している状態で、
裃の色とかから「あれは誰だ~」と想像するのを楽しんでいるんですが
今回、最後までわからなかったのが雀右衛門さんでした。
なんでわからなかったかな~<(ーー;)

最後に玉太郎さんの松江襲名と新玉太郎君の紹介があったのですが、
まず、筆頭の芝翫さんが「ご挨拶を」と言って、
梅玉さんから説明があって、
その後、東蔵さんからご挨拶があって、
ようやく新・松江さんのご挨拶 となりました。
うーん、なかなか遠い道のり。(^_^;)

新・玉太郎君は緋毛氈についた手が、他の役者さんと比べて
とても小さくてかわいかったです♪

それから、これは筋書きに出てた又五郎さんのインタビューなんですが、
徴兵されて東京駅から電車にのっていったら新橋駅で歌右衛門さんが
トントンと窓を叩いて「死んじゃダメよ、死んじゃダメよ」と言ってた
というお話がありました。読んでてなんか目頭が熱くなりました。


■西行
うぅぅぅぅぅ・・・・花道から梅玉さんが出てきて・・・・
藤十郎さんが 出てきたときなんかいつもよりすっきりしているように
見えたのと、はだしだったのは覚えているんですが・・・<(ーー;)

あと、全体に背景がクリーム色っぽくて なんとなく春霞がかかったような
そんな印象をうけた記憶がすこーし・・・

■伊勢音頭恋寝刃
評判の福助さんの万野。うーん・・・イヤミっぽいタイプとしては、
個人的にはこないだ見た勘三郎さんの万野の方が 私のイメージに近いかも。
福助さんのは、なんとなく粘っこい感じがありました。
でも、私は歌右衛門さんの万野を見てないので、なんともいえないんですが、
歌右衛門さんの万野は 今回の福助さんのような感じだったんでしょうか?

今回の福助さん万野で一番 「うわ、いいな~」と感じたのは、
貢を追い出したあとで ピシャン!と戸口をしめてたたずむ後ろ姿。
これは、ものすごく絵になる後ろ姿でした。黒い着物が長身に映えますね~。

貢の仁左さんにお紺の時蔵さん。もう、文句なしのご贔屓カップルを見れる
シアワセのひと時。
それに團蔵さん・東蔵さんまでいる夢のご贔屓大共演のこの舞台。
昼の「関八州」と同じく、ご贔屓すべてをチェックするのに
とても悩ませていただきました。(^_^;)

團蔵さんは 貢の刀と自分の刀を入れ替えるのに 観客席に背中をみせての
作業になるんですが、「うーん、しまった足だなぁ♪」 と 
やっぱり眼が離せません♪
後姿でもシアワセなひと時でした♪

東蔵さんのお鹿ちゃんは、うーん、もう少し額をかくしてもいいのかと。(^_^;)
でも、後ろ向いてる時とか 何気ない仕草に一途さがにじみでるような
お鹿ちゃんでした。それにしてもこのお芝居、1番の被害者は
やっぱりお鹿ちゃんだなぁ。(ーー;)

新・松江さんが万次郎。相方のお岸ちゃんが勘太郎さん。
勘太郎さんは、浅草の時ほど肩や身体のラインの太さなんかからくる
と思われる違和感がありませんでした。
声がちょっとかすれ気味だったんですが、それがまた勘三郎さんに
そっくり! うーん、親子だー と思いました。

料理人の喜助は梅玉さん。この前観たときは梅玉さんが貢だったかな~
とか、海老蔵さんの襲名の時は、このお役だったな~ と
イロイロ思い出しました。

今月大阪でやってた浪花花形歌舞伎はいつも上演される「油屋」「奥庭」の
前の場面から上演されてたとか。
まだ見たことないんで、そっちもぜひ見たいですね~
できれば、今回のメンバーでみたいな~♪
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名無しの花子さん

2006-04-22 01:25:20 | その他
日経新聞の木曜夕刊に連載中の歌舞伎人物史。
今週は 『「京鹿子娘道成寺」の白拍子』です。

今回は「道成寺」の成り立ちを興味深くよみました。
元は古代の物語にあるとか、元の古代の物語と能では、
主役の女性に名前がないとか。

歌舞伎でも初演の時は主人公の女性の名前は「横笛」だったそうですが、
あんまり名前は重要ではなかったたらしく、
その後は 公演の度に名前が変わったそうです。
というわけで、今の「花子」になったのは、幕末なんだそうです。

それから、「立役」の道成寺(名前があがってたのは、富十郎さん・菊五郎さん・勘三郎さん・三津五郎さん)と「女形」の道成寺(同じく、雀右衛門さん・芝翫さん・藤十郎さん・玉三郎さん・福助さん) という見方が目からウロコでした。

そういや、先週取り上げてた八重垣姫は菊五郎さんとか勘三郎さんがやるって話、聞きませんが、この「道成寺」は、立役の人でもやりますねぇ。


あ、それから、最後には歌舞伎の踊りを見る秘訣として、以下の2つをあげて
おられます。
  ・歌詞をよく知ること。
  ・振りから振りへの変身っぷり、つなぎぶりを見ること。

なるほど。よっしゃ、来月の演舞場か歌舞伎座で早速実践してみよ~!
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