本日は国立劇場で小狐三を観劇~♪
これ、多分、前回の公演も見てるな~と思ったらなんと前回は14年前!
14年…観、観てるかな、ホントに(^_^;)
そこはさておき、今年も気持ち良い読後ならぬ観終わり感。個人的には今月のお芝居の中で一番、楽しく、気持ち良く観れた気がします♪
さて、今回は菊五郎さんにかわって、菊之助さんが主役の礼三。
充実期ですねぇ、菊之助さん♪
文句なしの充実感。男も女も華があっていいですね~。
細身ですが、たちまわりのときにも、動きも、脱いでも見劣りなし。
お父さんも心強いだろうなぁ、菊之助さんの充実ぶりは。
今回は菊五郎さんは義賊の親玉格の日本駄右衛門。義兄弟のくだりのところで椅子が出てきたのはちょっと心配なところではありますが、やっぱり、存在感は大きい。菊之助さんにはまだちょっと足りない愛嬌のある華やかさがあるなぁと思いました。
前回と同じ役をこなしたのは時蔵さん。
菊五郎さんと菊之助さんの間で、何の違和感もない絶妙なバランス。
やっぱり、こういうあだっぽい姐さん、いいな~時蔵さん♪
しかし、時蔵さんは14年前と若さ的には変わってないんじゃないかと思っちゃいます(^_^;)
息子の梅枝さんは今回、若殿様。なんつーか、ダメな人なのにまわりに不思議と助けてもらえる美味しいお役。傾城花月でもいけたと思いますが、そちらは右近さん。右近さんもお声が独特だなぁ。このおふたりは日替わりで交替してもどちらもいけそう。
あと、今回、萬太郎さんが二役ともいい感じ。礼三の手下の方が、まだ若いけど、もうちょっとこなれてくるといい感じかも。
それから橘太郎さんが中間の方が、ほどよく寒くなく(笑)笑いを誘って、さすが。
二役目の遣り手は、ちょっといやらしさが物足りなかったかな~。
亀三郎さん、亀寿さんご兄弟もさすがの安定感。お父さんの彦三郎さんもお元気そうで嬉しいな♪
萬次郎さんの傾城深雪が美味しいお役。
萬次郎さん、お声がハッキリ聞こえるんですよね。声量があるのかな。若手の大きい声とはまた違う大きさ。みんなこのくらい声でたら、聞きやすくていいのになぁ。
そして、團蔵さん!
前回はバリバリの悪役だったんですが、今回はいい人側!殿様?です!
筋書きで團蔵さんもコメントされてましたが、贔屓としても新年早々から斬られる悪役よりでも嬉しいところ♪
でも!出番が最後にちょっとだけ!
これはこれでちょっとさみしい…(/ _ ; )
それから、もひとつ嬉しかったのは、菊市郎さんと菊史郎さんが、結構、セリフも出番も多かったこと♪
菊五郎さんとこの公演の充実ぶりは、脇のみなさんがしっかりしてるのも大きいと思います。
恒例菊五郎劇団の皆様のたちまわりは、今年もキレよく気持ち良く♪
盛り上がりますわ~♪
あ、たちまわりの時のアクリル板、傷がたくさんついてるのがライトで白く見えちゃったのが、惜しかったんですが、あのたちまわりじゃ、傷つくのは仕方ないしなぁ(^_^;)
あと、たちまわり、捕手頭とか役柄のある人が出てきて鳥居の上で菊之助さんと激しくたちまわりとかしてくれると、もっと迫力出そう。今回、松緑さん出なかったからな~。菊之助さんと互角にたちまわりいけそうなのは…亀三郎さんたちでもいいんだけど、萬太郎さん、どうだろう?
他は~、あ、衣装でふたつ。
ひとつは菊五郎さんの最後の衣装、ちょっと和柄というより洋風な柄でしたけど、違和感なく溶け込んでました。
も一つはたちまわりのときの菊之助さんの衣装。キツネの目かな?照明の加減で時々キラッと光るのがいい感じでした♪
ちなみに14年前の公演では、日本駄右衛門は富十郎さん。深雪は田之助さん。
若殿は信二郎さんだった今の錦之助さんでした。
富十郎さんが、もういないのが、ちょっとさみしいな…と思いました。
でも、今回の配役、これはこれでバランス良くて今のベストな気が。
あ!あとひとつ。
狐さん、お名前筋書きに載せてもいいと思うほどの奮闘ぶりです。
トンボとかきれいだったな~。着かぶりで視界もあんまり良くないだろうに、鳥居の上での動きもキレよかったです。
たくさん拍手しちゃいました♪
本日は浅草歌舞伎~
1部は間に合わず2部から。
その前にお参りに行った浅草寺に雀右衛門さんのお練りの案内出てました♪
ちょうど一週間後ですね。 pic.twitter.com/OBR5l1Lm9t
ただいま、浅草第二部終演~♪
浅草公会堂って、あんなに音が響く劇場だったかな~と思うほど、若手のみなさん、声が出てる。
ちょっと響きすぎて台詞がよく聞こえなくなることも(^_^;)
力一杯って感じでした。そこが若さで、そこが浅草歌舞伎。って気がしなくもないですが。
ご挨拶は隼人さんでしたが、以前より、声がしっかりしてきたかな~と思いました。やっぱりちょっとお父さん似かな。
毛抜は巳之助さんが、これまた声大きすぎでしたが、私は、なんか團十郎さんの毛抜を思い出しました。そんなおおらかさがちょっと感じられて、巳之助さんのこの先が楽しみです♪
もちろん、巳之助さん、まだいっぱいいっぱいで、おかしみのところにも余裕がない感じですが、声の感じかな~、なんか團十郎さんを思い出すんです。
不思議なもんですね~
米吉さんが秀太郎で、若衆でも、いい感じ。巻絹もいけると思います♪
相手方の玄蕃兄弟も良かったな~橋悟さんと、弟は誰だろ
新悟さんは、声は味があってしのぶちゃんに近いかな。いい感じなんですが、なんだろう、もちょっと、艶が欲しいところかな。
二つ目は義経千本桜の四の切。
松也さん、声が音羽屋さんだな~。でも狐の声は、もひとつかな。
あと、ちょっと、松也さん、ガタイが良くなったというか…ちょっと丸くなった?(^_^;)
隼人さんがここでも、発声がしっかりしてきたな~という印象。
巳之助さんと国生さんは、声が大きいのはいいんだけど、お互い、もちょっとバランスが欲しいところ。
最後は音羽屋さん型で上手の桜の木に登るスタイルですが、あ、そういや、その奥に覗き窓なかったな。
その、登るのがちょっと遅かった?
そんなに登ってないうちに幕引きになったような。でも、いつも、こんな感じだったかな~?
あ、そういや、幕間に舟和の すぐれもんってお菓子食べました。
白餡のレモンの形の焼き菓子がレモンチョコでコーティングされてます。
一度食べてみたかったんだ~、これ。
甘さと爽やかなレモンの酸味で、うん。美味しい♪♪
1個170円。…もちょっと安くなんないかな、これ。
演舞場の七つ面、終演~♪
今回は、席が横の席だったんで、がんばっても舞台の下手側半分が限界。
花道は、オールクリアに見えて面白いんですけどね~。35分とはいえ、首が…<(-_-;)
演舞場さん、せめて舞台中央は見えるように、なんとかなりませんか~(まぁ、無理か~^_^;)
七つ面本体は、ほぼ海老蔵さんオンステージです。
で、個人的に気になった点その1。結局、あの赤右衛門さんは、やっぱり景清さんだったんでしょうか?
となると、友右衛門さんの少将は、あの後、腹かっさばかなきゃならなくなるのかな…(^_^;)
気になった点その2。あれが二つ面というのかな、裏にもお顔がついてるお面は、デザインというかつくりとしては面白いんですが、何のために作ったんだろう?
芸術品なのかな~。あれ、つけられないだろうから、実用性はゼロですよね(^_^;)
気になった点その3。七つだから三ツ面
よりハイパーな踊り分けと早変わりになるのかな~と思ったんですが、ちょっと違った(^_^;)
後見さんにお面持たせて、っていうのは、「そうか、ありっちゃ、ありか。」と思いましたが、ちょっと残念~(勝手なこと言ってごめんなさい、海老蔵さん)
あと、最後の趣向、あれは面白かったというか楽しかったです!おもだかやさんご贔屓としては特に♪
にらみは、がんばってガッツリ見たんで、今年は無病息災、いけるといいな~♪
あ、そういや海老蔵さん、なんで「市川」って言わないのかな?お芝居でも口上でも名前しか言わなかったな~
そういや、浅草公会堂で染五郎さんのラスベガス公演のチラシをいただいてきました♪ おー、英語しか書いてない??
こないだも参加の米吉さんに加えて、今度は歌六さん、高麗蔵さんに、歌昇さん、隼人さん、廣太郎さんも参加なんですね。
しかし、海老蔵さんもアラブかどっかでやるのは新作だっていうし、海外で新作が流行り?
わかりやすさとか、道具を少なくするのには新作の方がいいのかな?
わぁこの看板、構図も色もすごくキレイだと思ってたけど、写真じゃないんだ!手書きなんだ!この職人さんの技が廃れちゃうのは惜しいなぁ…今は珍しい手描き看板、市川崑生誕100周年記念映画祭で掲示決定! cinematoday.jp/page/N0079470 @cinematodayさんから
世の中が便利になる裏には、消えていく仕事や技術もあることを忘れちゃいけないと思う…
@mituhime 情報、ありがとうございます!
そうか、体格の問題でしたか(^_^;)
烏帽子をつけることもあるんですね~。
ん?襲名の時の茨木、私も観たかな?なんか烏帽子に記憶があるな。やっぱり玉さん茨木童子で…綱は團十郎さんだったかな?
本日は今年初観劇~
歌舞伎座昼夜ですが、時間の都合で昼は茨木のみ。
玉さんの茨木童子に松緑さんの綱。
太刀持ちで左近くん、家臣に歌昇さんが出てきます。間狂言には門之助さんに鴈治郎さん。なんか、すごいいろんなおうちの役者さんが集まった感じですね~(^_^;)
前半は白状すると、ほとんど寝てました、ごめんなさいm(_ _;)m
後半の玉さんは、見事に鬼で、声を出すまで、アレ、他の人がやっててもわかんないかも(^_^;)と思いました。
玉さん、意外と好きなのかな、こういう玉さんの面影が全くなくなるお役。
歌昇さんは、声が太くというか、重くというか、松羽目の舞台に響く、いい声でした。
左近君はやっぱり踊りうまいな~。将来、楽しみ~♪
松緑さんは長袴だったけど、奮闘してた。あれで飛んだり跳ねたりは大変だろうなぁ…
そういや、終演後に間狂言の鴈治郎さんがあんなに動けると思わなかったと話してた方がいました。確かに、鴈治郎さん、あんまり踊ってるイメージないなぁと思いながらも聞いてたら、どうもそのおばさまは鴈治郎さんを藤十郎さんと勘違いしてた模様(^_^;)
そりゃびっくりするわ~
でも、私も、まだ字ズラだけ見てると鴈治郎という名前からパッと浮かぶのは藤十郎さん。まだ1年も経ってないからなぁ(^_^;)
鴈治郎さん、がんばって私のイメージ塗り替えてください!
まぁ、いつの間にか慣れちゃうとおもいますけど(^_^;)
あと、歌舞伎座のお掃除のおばさまたちのユニフォームが歌舞伎カラーのチェックシャツに。
いつから変わったんだろう??私が気づいてなかっただけかな?以前のよりアクティブな感じで、ステキです♪
あ、そだ。茨木であと一つ。
お囃子さんが長袴でした。これはいつもでしたっけ?
あと、傳左衛門さんだけ、なんかお腹に巻いてた?
他の方は無地だったんですが、傳左衛門さんだけ、袴との境に翁格子みたいな柄が見えました。なんだろ、あれ。
さて、夜の部は猩々からスタート。
松緑さん、橋之助さん、梅玉さんと、これまた、珍しい?組合せ。
梅玉さんが猩々で松緑さんが酒売りなところが、なんか逆な気もしない配役ですが、これはこれで。
で。今回、ふと思ったんですが、梅玉さん、お鼻高いかも。
あと、甕がなんかえらく小さいような(^_^;)
舞台が横に広いから、余計小さく見えるのかな。
まぁ汲めど尽きせぬ酒甕ですから、小さい方が説得力あるのかな?
あと、橋之助さんのアタマふるふるしながらの飲み方、好きです♪勧進帳の弁慶もこれですね。大酒飲みの飲み方なのかな♪
二条城の清正は都合により中抜けして、廓文章から夜の部再開。
廓文章は鴈治郎さんと玉さん。
玉さんが昼とはまさに180度の美しさ。
鴈治郎さんもがんばってます。お江戸の役者さんには、このお役は難しいからなぁ。やっぱり上方の役者さんがやると、なんとなく腑に落ちます。
吉田屋の主夫婦が歌六さんと吉弥さん。
そういや吉弥さんに 「よしやっ」て大向こうがかかったんです。ん?きちやさんじゃなくて、よしやさんだっけ?え?まさか改名?それとも、私ずっと勘違いしてた?と焦りましたが…そうでした、屋号が「美吉屋」さんでした(^_^;)
吉田屋の女房のおきささんは個人的には秀太郎さんが絶品なのですが、吉弥さんにも期待してます♪
しかし、観るたびに思うんですが、どうして、伊左衛門と喜左衛門て、こんなに聞き間違えそうな似通った名前にしちゃったんでしょうねぇ、このお芝居(^_^;)
あれ?送っちゃった(^_^;)
三千歳と直さんの雪暮夜入谷畦道。
染五郎さんの直さんに、三千歳はおそらくこれが今のお名前では最後の役になると思われる芝雀さん。
それぞれはいい感じなのですが、釣り合いの点では、若干、ほんと若干なんですが、違和感が(^_^;)
芝雀さんの三千歳ならやっぱり菊五郎さんとか吉右衛門さんとか幸四郎さんで見たくなるし、染五郎さんの直さんなら、ん~菊之助さん、七之助さん、孝太郎さんかな?
でも、それぞれでは、いいんですよね~。うーむ。
あ、そういや染五郎さんは、セリフ廻しがお父さんに似てきたかな~。
あと、この演目、按摩の丈賀の東蔵さんが、やっぱり、うまい!
東蔵さんはほんと、男も女も、なにやってもうまいなぁ♪
それと、もひとつ!個人的にとっても嬉しかったこと♪ 丑松が吉之助さんだった~♪♪ そういや、團蔵さんも丑松やってたな。私のご贔屓は丑松役者さんなんだろうか(^_^;)
あ、もひとつ思い出しました。
ひとつ戻って、廓文章。しのぶちゃんが筆頭女中さんでした。あれ?なんでしのぶちゃん?と思ったんですが、そうか、今月、成駒屋さん出てた(^_^;)
あと、寿猿さんも阿波のお大臣で登場。ほぼ最高齢の役者さんとは思えないお元気さ♪ うれしいな♪
あれ?でも、今月、おもだかやさんは出てないな?ま、いっか(^_^;)
そうだ、もひとつ。確か夜の猩々の方だったと思いますが、松緑さんの後見に寿鴻さん発見♪ なんかベテランさんが後見してると、見惚れたくなっちゃいます♪
その他。あ、そうだ、一階の売店で盆栽売ってました。
今、盆栽、流行りなんでしょうか?
松とか苔とかの他に、ケヤキとか桜とかあったんですが、あれ、大きくなったりしないんでしょうか(^_^;)