さてさて、本日は歌舞伎座2部の途中からと3部を観劇。
2部の新歌舞伎たぬきは久しぶりに観ましたが、うーん、見たはずなんだけど、あんまりはっきり覚えてなかった(^_^;)おかげで楽しめましたが♪
しかし、まぁ、勘九郎さんが勘三郎さんに声から仕草から台詞回しから、そっくりになったこと!
七之助さんも口調とか雰囲気が福助さんに似てきたし…なんかミニチュア勘三郎さん福助さんを観ているような錯覚にとらわれました
うーん、おふたりがいないからこそ、こうなっていくのかなぁ…
まぁ、それを期待する声も多いんだろうけど、今からそんなにお父さんたちのそっくりさんになっちゃうのは、なんか惜しいような…難しいですねぇ。役者さんにとってお父さんは明確な道なんだろうけど、そこを辿って行くとお父さんを越えるのは難しくなるんじゃ…、なんて余計な心配してしまいます。
さて、第3部。まずは勢獅子。うーん、やっぱり三津五郎さんの踊りはキレ良く形良く、流水のように滑らかな動きが、なんともキレイだなぁ…あー、観てて気持ちがイイ??
しかし、若手さんの鳶の者と手古舞衆の総踊りはちょっとタイミングが揃ってない印象が…まぁまだ3日目だし(^_^;)
国生君と虎之介君の踊りが、同じ振りでそれぞれキッチリ間違えずに踊ってるんだけど、時々、それぞれ間合いとかが違ってちょっと違うかんじがするのが面白かったです。踊りも正解はひとつじゃないし、踊る人の数だけと踊りがあるのがまた面白いです。
さて、最後は怪談乳房榎。勘九郎さん奮闘早替わり。今月他にもたくさん出て、最後にこの早替わり。
うーん、若さだ。NYではこれだけだったんだろうけど、今月は他にもあるからなぁ。バテないといいなぁ…心配になってきます(^_^;)
その勘九郎さん、早替わりの4役の中では正助さんが純朴で個人的には1番良かったかな。でも、正助さん、ちょっと流されすぎ(^_^;)
あと、三次も良かったです。円朝さんは、やっぱりまだなんかちょっと若いかな(^_^;)
七之助さんは2部のたぬきに続いて美人だけど、かわいそうな人。
七之助さんはスラッとしてて、モダンな着物美人ですね~。
これからの若手の女形さんはこういう感じの美人さんが増えるのかも。
獅童さんは、なんというか脅しのパターンがワンパターンな極悪人。最後は三次も殺すつもりだったんだろうなぁ。
しかし、獅童さん、あの扇子の使い方はなんかちょっと気になる…なんか、あおぐ、というより、自分をビチビチ叩いてるような…(^_^;)
それから、ひとつ気になったこと。極悪人の浪江は、菱川先生が自分が脱藩してきた藩と同じ藩の人間だったって、正助さんに聞く前から知ってたのかな?
最初に出てきた亀蔵さん演じる藩士がその後、全く絡まなかったのはカットされたからなのかなぁ…
あと、そうだ!英語混じりの幕間つなぎのおふたりがうまい~。
英語の勉強にもなりました♪