家人に誘われて、珍しく、文楽、観てきました♪
9月にもテンペストの文楽を観てますが、あの時はちょっと特殊でした(^_^;)から
今回のがスタンダードな文楽、と。さてさて。
◆観劇概要
観劇日:2009/12/8(火) 18:30~20:50
劇場:国立劇場小劇場
観劇位置:やや上手より
◆演目・構成・タイムテーブル
1:解説 文楽の魅力 約25分
休憩 15分
2:仮名手本忠臣蔵 約100分
◆余談
永田町駅から劇場までの間で工事中だったビルが
ほぼ完成になって、通りぬけできるようになってました!
高速と道が重なるところの下の、ちょうどカーブになっている
あたりに出てこれます。
これは、便利♪
ちなみに通りぬけの通路、ちょっと洒落ています。
帰りに通ったんですが、ライトアップされてる感じで、素敵でした♪
なお、通路は緩やかですが、階段です。
ただ、エスカレーターなんかもあるみたいですし、建物入ればエレベーターとか
もあるんじゃないかと思います。
いずれにせよ、5分弱くらい短縮になるんじゃないかな、国立までの所要時間。
ビルには、マンションとオフィスと商業施設の複合ビル群で、
お店には食べ物やさん入りそうです。なんか高いお店かもしれませんが(^_^;)、
でも、観劇後の新しいお食事処スポットになりそうです♪
==============================
1:解説 文楽の魅力
◆のたりの目
都合により遅刻したため、ラスト10分のみしかみれませんでした。
でも、「10分だけでも、見れてよかった!」と思う内容でした。
最初から観ていた家人によると、最初の方も、かなり面白かったみたいで、
惜しいことした…と思いました。
以下、10分間の間で、「おぉ」と思ったことです。
なにぶん、文楽は 完全初心者状態なんで、ハタから見ると
「そこ?」というポイントに驚いてるかもしれません(^_^;)
・女の人形には、足がない!
あると思ってたんで、これにはびっくり。
男の人形には立派な足があるそうで、これは次の忠臣蔵で、堪能?しました。
足がないのですが、動くときに裾をさばくことで、見る方は足があるように
思い込んじゃうんですね。すごいなー
・ひざは足遣いさんの握りこぶし!
まぁ足がないってことは、膝もないってことで。
でも、教えてもらわなければ、気がつきませんね、これ。
だって、見かけは、しっかり膝おってるようにみえますもん。
でも、これも位置が難しいそうで、「高すぎたり、低すぎたりすると、こんなに
へんなんです」 というのを見せてくれました。確かに(^_^;)
膝の位置だけで、こんなに見栄えが変わるとは。
はー、膝ってのもバランスのとれた絶妙な位置にあるもんなんですねぇ。
・主遣いさんから合図はアタマや肩、腕の動きで、ほかの使い手さんたちに
合図を出してる。
スロー+解説付で、合図を出すところを実演してみせてくださったんですが、
正直、わかったような、わからなかったような…(^_^;)
でも、あれがわかるようになるってのは、人形遣いさんが、1人前になるのに
時間がかかるのも、わかるなぁ。
はー、肩か、肩ね。うん、確かに、文楽のお人形ってのは、肩がよく動くな。
うーん、肩の動きっても、結構、動きに表情がつくもんですねぇ。
・女は口に針がある。
女の人形にのみ、口のところに針があるそうです。
で、これに袖とか、手ぬぐいをひっかけて、よよと嘆くわけです。
これは、気がつかなかったなー。でも、なるほどな工夫です。考えた人、すごいなー
・人形の泣く姿
なんか、その動作を観てるだけで、グッとくるものがありました。
なんでだろう??同じ格好を人間がしても、こう簡単にはグッとはこないト思うのですが…
・太棹…だけじゃないんだ!!
これは、説明の部分は見なかったのですが、家人がそうなんだって と教えてくれました。
あの太夫さんの盆の裏で、細棹の三味線さんも演奏しているそうです。
これは、全然、気がつかなかった!!
この後の忠臣蔵の時、わざとだと思うのですが、盆まわしの後ろで細棹を引いてる方の
姿を、チラッと見えるようにしてくれてました。
「あぁっ、ほんとだーっ!!」とびっくり。
歌舞伎の場合は御簾内音楽がこれになるのかなー。
==============================
2:仮名手本忠臣蔵
下馬先進物の段
殿中刃傷の段
塩谷判官切腹の段
城明渡しの段
◆のたりの眼
先月の歌舞伎座の通し上演の記憶が新しいので、
脳内比較しながら、興味深く観れました。
が、途中、やっぱり、ちょっと意識が(^_^;)
結構、太夫さんからよく見えそうな位置だったんで、
ハッと気がつく度に、冷や汗ものでした(^_^;)
・構成
そうか、大序からじゃなかったんだ。
てっきり大序からかと思ってました。(^_^;)
・口上
各場面、黒子さんが、上手に立って口上をします。
これが、家人には新鮮だったようです。
歌舞伎で、観てるんじゃないかと思うんですけどねぇ。
あ、でも、私もこれで、人形振りの時に、黒子さんが
口上するのが、納得できました♪
・松の廊下
2段構成の舞台をうまくつかって、最後は上下で決まります。
(上が止められる判官、下が師直)
なかなか絵になる構図でした。歌舞伎でも、こういう位置で終わる型が
あってもいいんじゃないかなーと。
そういや、太夫さんの声、なんか勘三郎さんに似てたなー。
・判官切腹
歌舞伎だと、腹に突き刺したところで、由良之助が来てたような
記憶があるんですが、今回の文楽だと、しっかり引き回したあとに由良之助が
来ました。
・明け渡し門前
最後の門前の場面、歌舞伎だと、後ろに大道具がひかれて、門が小さくなっていきますが、
文楽だと、パタンと前に倒れる書き割り変換。
ちょっと調べてみたら、この書き割り変換方式、上方歌舞伎の忠臣蔵は、こちら
なんだそうです。
来月の松竹座、観たくなっちゃうなぁ。
・手袋?の色
判官の主遣いの方は白手袋。
石堂の主遣いの方は黒手袋でした。
衣装の色で決まるのかな。
9月にもテンペストの文楽を観てますが、あの時はちょっと特殊でした(^_^;)から
今回のがスタンダードな文楽、と。さてさて。
◆観劇概要
観劇日:2009/12/8(火) 18:30~20:50
劇場:国立劇場小劇場
観劇位置:やや上手より
◆演目・構成・タイムテーブル
1:解説 文楽の魅力 約25分
休憩 15分
2:仮名手本忠臣蔵 約100分
◆余談
永田町駅から劇場までの間で工事中だったビルが
ほぼ完成になって、通りぬけできるようになってました!
高速と道が重なるところの下の、ちょうどカーブになっている
あたりに出てこれます。
これは、便利♪
ちなみに通りぬけの通路、ちょっと洒落ています。
帰りに通ったんですが、ライトアップされてる感じで、素敵でした♪
なお、通路は緩やかですが、階段です。
ただ、エスカレーターなんかもあるみたいですし、建物入ればエレベーターとか
もあるんじゃないかと思います。
いずれにせよ、5分弱くらい短縮になるんじゃないかな、国立までの所要時間。
ビルには、マンションとオフィスと商業施設の複合ビル群で、
お店には食べ物やさん入りそうです。なんか高いお店かもしれませんが(^_^;)、
でも、観劇後の新しいお食事処スポットになりそうです♪
==============================
1:解説 文楽の魅力
◆のたりの目
都合により遅刻したため、ラスト10分のみしかみれませんでした。
でも、「10分だけでも、見れてよかった!」と思う内容でした。
最初から観ていた家人によると、最初の方も、かなり面白かったみたいで、
惜しいことした…と思いました。
以下、10分間の間で、「おぉ」と思ったことです。
なにぶん、文楽は 完全初心者状態なんで、ハタから見ると
「そこ?」というポイントに驚いてるかもしれません(^_^;)
・女の人形には、足がない!
あると思ってたんで、これにはびっくり。
男の人形には立派な足があるそうで、これは次の忠臣蔵で、堪能?しました。
足がないのですが、動くときに裾をさばくことで、見る方は足があるように
思い込んじゃうんですね。すごいなー
・ひざは足遣いさんの握りこぶし!
まぁ足がないってことは、膝もないってことで。
でも、教えてもらわなければ、気がつきませんね、これ。
だって、見かけは、しっかり膝おってるようにみえますもん。
でも、これも位置が難しいそうで、「高すぎたり、低すぎたりすると、こんなに
へんなんです」 というのを見せてくれました。確かに(^_^;)
膝の位置だけで、こんなに見栄えが変わるとは。
はー、膝ってのもバランスのとれた絶妙な位置にあるもんなんですねぇ。
・主遣いさんから合図はアタマや肩、腕の動きで、ほかの使い手さんたちに
合図を出してる。
スロー+解説付で、合図を出すところを実演してみせてくださったんですが、
正直、わかったような、わからなかったような…(^_^;)
でも、あれがわかるようになるってのは、人形遣いさんが、1人前になるのに
時間がかかるのも、わかるなぁ。
はー、肩か、肩ね。うん、確かに、文楽のお人形ってのは、肩がよく動くな。
うーん、肩の動きっても、結構、動きに表情がつくもんですねぇ。
・女は口に針がある。
女の人形にのみ、口のところに針があるそうです。
で、これに袖とか、手ぬぐいをひっかけて、よよと嘆くわけです。
これは、気がつかなかったなー。でも、なるほどな工夫です。考えた人、すごいなー
・人形の泣く姿
なんか、その動作を観てるだけで、グッとくるものがありました。
なんでだろう??同じ格好を人間がしても、こう簡単にはグッとはこないト思うのですが…
・太棹…だけじゃないんだ!!
これは、説明の部分は見なかったのですが、家人がそうなんだって と教えてくれました。
あの太夫さんの盆の裏で、細棹の三味線さんも演奏しているそうです。
これは、全然、気がつかなかった!!
この後の忠臣蔵の時、わざとだと思うのですが、盆まわしの後ろで細棹を引いてる方の
姿を、チラッと見えるようにしてくれてました。
「あぁっ、ほんとだーっ!!」とびっくり。
歌舞伎の場合は御簾内音楽がこれになるのかなー。
==============================
2:仮名手本忠臣蔵
下馬先進物の段
殿中刃傷の段
塩谷判官切腹の段
城明渡しの段
◆のたりの眼
先月の歌舞伎座の通し上演の記憶が新しいので、
脳内比較しながら、興味深く観れました。
が、途中、やっぱり、ちょっと意識が(^_^;)
結構、太夫さんからよく見えそうな位置だったんで、
ハッと気がつく度に、冷や汗ものでした(^_^;)
・構成
そうか、大序からじゃなかったんだ。
てっきり大序からかと思ってました。(^_^;)
・口上
各場面、黒子さんが、上手に立って口上をします。
これが、家人には新鮮だったようです。
歌舞伎で、観てるんじゃないかと思うんですけどねぇ。
あ、でも、私もこれで、人形振りの時に、黒子さんが
口上するのが、納得できました♪
・松の廊下
2段構成の舞台をうまくつかって、最後は上下で決まります。
(上が止められる判官、下が師直)
なかなか絵になる構図でした。歌舞伎でも、こういう位置で終わる型が
あってもいいんじゃないかなーと。
そういや、太夫さんの声、なんか勘三郎さんに似てたなー。
・判官切腹
歌舞伎だと、腹に突き刺したところで、由良之助が来てたような
記憶があるんですが、今回の文楽だと、しっかり引き回したあとに由良之助が
来ました。
・明け渡し門前
最後の門前の場面、歌舞伎だと、後ろに大道具がひかれて、門が小さくなっていきますが、
文楽だと、パタンと前に倒れる書き割り変換。
ちょっと調べてみたら、この書き割り変換方式、上方歌舞伎の忠臣蔵は、こちら
なんだそうです。
来月の松竹座、観たくなっちゃうなぁ。
・手袋?の色
判官の主遣いの方は白手袋。
石堂の主遣いの方は黒手袋でした。
衣装の色で決まるのかな。
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