のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2007年2月:博多座遠征 余禄

2007-02-26 00:08:38 | 観たぞ: 観てきて一言
夜の部の感想以外のアレコレをちょっと。

今回の観劇、大ショックだったのは・・・
 舞台写真の販売がなかったこと
こっ、これを期待していったのに・・・_| ̄|○

というわけで今月の舞台写真は筋書き(¥2000)の中にあるだけです。

で、今回の観劇は夜の部だけ。
昼の部は團蔵さんが出てなかったし、3等席売り切れだったもんで、
あきらめました。

でも、評判のよい「蘭平物狂」を幕見でみれないかな~と、ちょっと
夜の部には早い飛行機をとったんですが、11時にチケット売り場についてたら
昼の部の幕見は全席売り切れ。
幕見席は3階席、確か下手の16席。10時から当日分発売ということで、
「平日だから大丈夫かな~」なんて思った私が甘かったです_| ̄|○

そんなわけで、感想は夜の部だけなんですが、せっかくだから、
全体を通してみてのメモ。

新歌舞伎十八番から3本。新歌舞伎が2本。踊りが1本。古典が1本。
という構成。

出演は、花形のお三方の単独出演作が各1本、
(高時:海老蔵さん、鏡獅子:菊之助さん、彦市ばなし:松緑さん)
1人が主演で、1人が脇で華を添えるのが各1本
(蘭平:松緑さん+菊之助さん、
 おちくぼ:菊之助さん+海老蔵さん、
 船弁慶:海老蔵さん+松緑さん)
となって、3人共演はありませんでしたが、これはこれでバランスいいんだと
思います。

脇で一番忙しいのは、松也さん。
昼1本(蘭平)、夜2本(おちくぼ・船弁慶)
ん?なんかこの構図は去年の11月の公演に似てるかも(^_^;)

ちなみに亀三郎さん、亀寿さんご兄弟は、昼夜にそれぞれ1本
(蘭平・おちくぼ)と、夜の船弁慶で兄弟共演。
うーん、昼の「蘭平」の亀三郎さん、見たかったな~。

「高時」は、黙阿弥先生の作品。
去年の8月に橋之助さんがやったやつですね。
確かその時、私パスした覚えが・・・
うーん、やっぱり見とけばよかったか昼の部<(ーー;)

「春興鏡獅子」の菊之助さんは1度観てるし、
「ま、いいか」と思ってたんですが・・・
今月の歌舞伎座に菊市郎さんが出てないと判明した時点で
いやな予感はしてたんです。
・・・やっぱり、後見に菊市郎さんのお名前が・・・(T_T)
うぅ、やっぱり昼の部、ケチらず高い席でいいから買うべきだったか・・・_| ̄|○

「蘭平物狂」は三津五郎さんで1度、松緑さんで1度の2回観てます。
でも、これは立ち回りがすばらしいし、何度みても楽しめる作品なんで
できれば、観たかった!今回も評判いいですね~。
次に松緑さんが、これをやってくれるのは、こないだ生まれたお子さんが
繁蔵をできるようになったころかなぁ・・・

さて、今回で3度目になる博多座遠征。
いままでは家人と2人旅でしたが、今回は1人旅だったんですが、
地下鉄も路線がアタマに入ってなじみが出てきたし、ホテルも過去2回と
同じところにしたんで、なじみがあったしで、あんまり心細いようなことはありませんでした。

それに、東京から飛行機で2時間程度、空港から博多座までは地下鉄で15分程度。
うーん、近い。近いぞ博多!

でも、飛行機は落ちるのが心配になってしまう私は、今回、できれば
新幹線で行きたかったんです。
移動時間が飛行機の倍以上になりますが結構、電車に乗ってる時間って好きなんで♪
が、高いんですよねぇ新幹線は<(ーー;)

今度の博多座の歌舞伎公演は6月ですが、演目はおととしの7月に
歌舞伎座でやって好評だった「十二夜」。
これは多分、観にいかないでしょうから、今度博多に遠征するとしたら、
来年かな~。

その時までに、ぜひ格安新幹線パック、作ってくださいなJR東海さん!
(できれば、お1人様からOKにしてくださいね~)
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007年2月:博多座 夜の部

2007-02-25 23:14:17 | 書いたぞ: 感想書きました~
◆観劇位置
2階A列(=1列目)正面♪

◆構成
1:おちくぼ物語(約85分)
  休憩 30分
2:船弁慶(約65分)
  休憩 15分
3:彦市ばなし(約50分)
 ※終演:20:20


1:おちくぼ物語
◆配役
シンデレラヒロインおちくぼの君菊之助さん
意外と計略家な王子サマ左近少将海老蔵さん
少将の計略で三の君ゲットな
別名「ハナの少輔」
兵部少輔市蔵さん
おちくぼと少将を橋渡しした
少将の乳兄弟
帯刀亀寿さん
帯刀奥さんで
おちくぼ付女中
阿漕松也さん
おちくぼの味方なんだけど
あんまり味方になってない(^_^;)
衛門徳松さん
北の方ののんだくれ弟典薬助亀蔵さん/td>
中納言のパワフル後妻で
おちくぼの継母/td>
北の方右之助さん
北の方の実子その1三の君京蔵さん
北の方の実子その2四の君京紫さん
奥さんにアタマの上がらない
おちくぼのパパ
源中納言團蔵さん


◆作品について
宇野信夫先生が平安時代『落窪物語』をもとに書いたこの作品。
日本版シンデレラ グレードアップバージョン という感じでしょうか。

筋書きによると、原作では 少将が、おちくぼと結ばれた後に、継母の北の方に対して
かなりしつこく報復するくだりがあるようですが、宇野先生はそこをカットしたようです。
後味がいいの方が好きな私としては、この変更はうれしいですね~

でも、舞台との比較に原作の「落窪物語」、読んでみようかな~

◆あらすじもどき
シンデレラな待遇を受けて「お許しあそばせ」が口癖になる日々を送るおちくぼの君が、
今をときめく王子さまの左近少将に惚れられて
こっそり相思相愛になったところで

左近少将はおちくぼの君の腹違いの妹と婚約することになっていたことが発覚し、
おちくぼの君には別の男との縁談がもちあがり、
お互い疑心暗鬼になるけど、そこは恋のちから主人公の強さ
わりと早くに疑いも解けて このままめでたく行くかと思うところ、

知らないうちにおちくぼの君に、誰だかわからないけど男が通っていたわ
実子の三の君は左近少将の計略でシラノな兵部少輔と契っちゃったわで
怒りのバロメータ振り切れ状態の継母:北の方は
もちろん、こんな2人のハッピーエンドを喜ぶはずはないわけで。
笛を吹くしか甲斐性のないパパ:源中納言がこの奥さん娘をとめられるはずもないわけで。

そこで北の方が案じた一計は、おちくぼが少将とくっつく前に
自分の独身+のんだくれの兄:典薬助とくっつけてしまえ!
という荒業。

酒蔵に2人を押し込めて、邪魔しに来たおちくぼの君の侍女夫婦も追っ払って
おちくぼの君が気絶してる隙に、典薬助が固めの杯を交わしたりして
上手く行くかに見えた北の方の一計。

ただ想定の範囲外だったのは、おちくぼの君とお酒の科学反応。

おちくぼの君は人が変わったようになり、
典薬助も、三の君・四の君も、果ては北の方までをなぎ倒す勢い。

そこに侍女夫婦からおちくぼのピンチを聞いて急いで現れた左近少将。
ここで初めて父親らしい顔のできた源中納言の笛の音に見送られ、
酒の酔いも冷めたおちくぼは、左近少将に娶られてゆくのでした。
めでたしめでたし♪

◆のたりの眼
・右之助さん
うーん、右之助さんの「母」というと、記憶に新しいところで、
昨年の国立の歌舞伎鑑賞教室、「国性爺合戦」の渚ババさま。
しかし、今回のは、なんか男色のつよいおっかさん(^_^;)
まぁ~パワフルパワフル♪ 

・菊之助さん、松也さん
うーん、お2人とも、でかいなぁ(^_^;)

・海老蔵さん
冒頭の「失礼、左近の少将です。」っていう名乗りが なんかやけに現代的な感じで・・・
なんか古畑任三郎みたいな感じがしちゃいました(^_^;)

あと、あの訥々としたセリフまわしが なんとも(^_^;)
演技なのか地なのか・・・(いや、演技なんでしょうけど^_^;)

あとね、少将さん、
最初はちゃんと濡れ縁のところで、履物脱いでたのに、最後の方は
庭から履物を脱ぐ動作なしに部屋に侵入(^_^;)
お履物、どこやっちゃったの~?(^_^;)

・亀寿さん
時々、セリフの言い方がちょっと大げさというか、芝居がかってるような感じ
というかがあるのが気になりました。

・京蔵さん
少将の口調を真似たところが、私のツボにスマッシュヒットでした♪
いや~笑った笑った♪
その後、兵部少輔に入れた蹴りも見事でしたし!(^^)!

・代役
ロビーに牛飼い童:三郎 役の代役が張り出されていました。
 筋書きでは尾上音一郎さんですが、この日は坂東八大さんだったそうです。
音一郎さん、どうしたのかな?

・演出
お琴が使われてました。
この辺も新歌舞伎らしさ?

★花道度:
最後、おちくぼと少将の2人仲のよい引っ込みだけ
でも、とっても幸せそうなお2人です♪



2:船弁慶
◆配役
静御前/平知盛の霊海老蔵さん
舟長:三保太夫松緑さん
源義経松也さん
舟人:浪蔵亀寿さん
舟人:岩作亀三郎さん
武蔵坊弁慶團蔵さん♪/b>


◆のたりの眼
これを見るのに、はるばる飛行機にのって博多の地までやってきたってぇのに・・・
前半は【團蔵さんの出番をのぞいて】ほぼ爆睡(^_^;)

気がついたら前ジテの静御前が花道引っ込むところでして、
その途中の静は、おぼろげな記憶しかありません(^_^;)
昨年見た菊之助さんの静より 目がパッチリしてた、かな~

後半、舟長+舟人2人のキビキビトリオ
 「どりゃ」「ありゃ」「こぉーせぇ」
の声に意識も覚醒して、今度こそ準備万端。
そういや、このトリオ、みなさん、ちゃんと名前があるんだ(^_^;)

そして迎えた後半。
いやぁ~、もぉ、堪能いたしましたわ 團蔵さん!
どこをとっても、かっっっこいいっっっ!!
義経と知盛の間に割って入るところなんか「うりゃぁ」という声が聞こえそうなほど!!
あー、もうなんで今月舞台写真ないんだーっ!!(>_<)
今度こそ、弁慶の写真、いっぱい出るだろうと踏んでたのに・・・_| ̄|○

まぁ、それは仕方ないとして。
ちょっと、汗をたくさんかかれていたのが気になりましたが、
まぁ、かなりハードなお役だからな~。
体調が悪いんでなければいいんですが。

ほかに注目は幕外のひっこみの知盛
引っ込みかけては 七三まで戻り、を3回ほど繰り返します。
最初の1・2回は戻ってきたところで 客席の拍手も大きくなるんですが、
3回目となると、なんかさみしくなります(^_^;)

が、今度こそ戻ってこない、槍を首に当てての引っ込みになるので、
またまた拍手が大きくなり、めでたく終演。
うーん、やっぱり海老蔵さん、目がおっきい(^_^;)

後、四天王に欣弥さん発見!
もしかして、延夫さんも??と探してみたけどいなかった(T_T)


★花道度:
義経・四天王の出。
静の引っ込み、知盛の出と最後幕外の引っ込み。
幕外引っ込みがあるから「高」でもいいけど、
團蔵さんは1回もとおらないから(^_^;)
なんで海老蔵さんご贔屓は1階席おすすめです。

そういや、知盛の出は亡霊だし、すっぽんからかと思ってましたが、
今回は、花道をダッシュで出てきました。
私が勘違いしてただけで、いつもそうなのかな?


3:彦市ばなし
◆配役
彦市松緑さん
天狗の子橘太郎さん
殿様亀蔵さん

◆演目について
熊本出身の木下順二先生の新作歌舞伎。
そうか、あの方言は九州のものだったんですね~

◆あらすじもどき:
自称ウソの名人:彦市は、そのウソで子天狗から隠れ蓑をまんまと取りあげる一方、
お忍びで町に出てきた殿さんに 「河童を釣ってる。えさはくじらの肉。」
とウソをついた挙句、明日の晩、殿様の前で河童を釣り上げて見せなきゃならない羽目に。
おまけに親天狗の報復(八つ裂き)も心配。

身から出た錆かと思いきや、そこはアタマの働く彦市。
翌日の晩、上手いこと殿さんから河童釣りのえさとして提供してもらうくじらの肉と、
殿さんの変装道具の天狗の面をまきあげ、河童は明日、城にもっていくと追い返し、
親天狗が来たら 蓑は燃えてしまったとお詫びに鯨の肉をだして謝り、
子天狗が来たら 天狗の面をかぶって親天狗のふりをして追い返す
と、どっちにしても隠れ蓑は自分の元に残り、明日、お城に持っていく河童は、
城に持っていく途中で逃げられたと褒美にもらう予定だった天狗の面を返せば
お手打ちまではいくまい。とすべて丸く収まる計画。

ところが、殿様から巻き上げるところまでは上手く行ったものの、
今度は子天狗にしてやられ、天狗の面も鯨の肉も奪われた彦市。
天狗の面がなければ、明日、殿さんにお手打ちにされかねない。
さぁどうしたもんか、と悩みながら家に帰れば、奥さんが箪笥の奥にあった
薄汚い蓑(=隠れ蓑)を燃やしちゃった後の祭り。

いよいよ四面楚歌の彦市。しかし、ウソの名人は粘ります。
灰を身体に塗りつければ、効果はある?と塗りつけてみたところ大成功。

その状態でタダで飲んで食べての彦市ですが、所詮は灰。
どんどん落ちてきてるとも知らず、ぐでんぐでんに酔った彦市。
橋の上で大いびきで寝入ってしまいます。

一方、蓑と間違えて持ち帰った鯨の肉と天狗の面のおかげで、隠れ蓑をなくしたことは
許してもらえた子天狗ですが、どうにも腹が納まらない。
なんとか彦市から蓑を取り返したい子天狗が、その橋にやってきて彦市をみつけたから
さぁ大変。

河に逃げる彦市、追う子天狗、
さらに、河童が待ちきれずにやってきて、子天狗を河童と勘違いした上、
すべって川に落ちちゃった殿さんの3人が 水中で入り乱れて・・・
というところで、おしまい。

◆のたりの眼
目的の演目の観劇を終え、のんびりした気持ちで素直に楽しんできました♪

セリフが方言なのが記憶に残るこの舞台、私、前回の公演を見てますね。
その時は彦市は辰之助時代の松緑さん。
天狗の子は 三津五郎さんJr.の巳之助君。
キャラがナイスな殿様は なんと新之助時代の海老蔵さんでした(^_^;)

しかし、このお話、1時間近くもの演目のわりには、登場人物は3人だけなんですね~
これは意外。なんか、もっとたくさん、出演者がいたような気がしてました。(^_^;)

殿さん
海老蔵さんの殿様っぷりもナイスでしたが、今回の亀蔵さんもとってもナイス♪
好きだなぁ♪ こういう楽しい亀蔵さん
あと、殿さん、衣装のセンスがまたナイスでした♪

彦市
うーん、最後の場面の露出度高し!(^_^;)
今回の博多公演、昼夜通して一番、身体はってるのは松緑さんだな~

天狗の子
前の時の巳之助君はほんとにまだお子さんでしたが、
今回は大人の橘太郎さんということで、子供らしからぬ天狗の子になるんだろうか
と思ってましたが、素直に「かわいいな~」と思える天狗の子でした♪
うまいですね~橘太郎さん。

【演出】
・姿は見えねど・・・
不慮の事故?で灰になってしまった隠れ蓑を、身体に塗りつけて透明人間になった彦市。
スポットライトが移動することで、そこにいるような演出が上手いです。
ちゃんと声の出所も移動してたみたいな感じがしました。(実際は違うかもしれないけど)

・姿は見えかけて・・・
その後で灰が大分流れてしまった彦市。黒の紗?をかぶっての登場はなかなか苦肉の策。
前回もこういう演出だったかなぁ??

・水子さん's
あ、筋書きに名前が出てない。黒子さん扱いなんですね~。
結構、所作も多かったのに。

衣装は手袋の色が少し濃いのがポイントでしょうか。
ちょっと「ヤマトタケル」の火の粉軍団を思い出しました。
布をも少し使うとさらによかったのでは?

◆花道度:低
天狗の子の六法コケ(^_^;)のひっこみ
見えない彦市のひっこみ(ライトだけ)←これはめずらしいかも
見えかけた彦市の出
河童を待ちかねた殿様の出
特に見えなくても問題はない。子天狗がコケるところはかわいいけど♪
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旅先夜の楽しみ

2007-02-23 22:52:06 | その他
って言っても別にアヤシイことではありませんよ(^_^)
ホテルオークラプレゼンツの今月の博方座のケーキです♪
劇場ラウンジやオークラのティーサロンでたべれますが、今回はテイクアウトしました♪

上にのってるのは金柑の(たぶん)砂糖漬けのチョコレートなケーキです。
お名前は「山吹」。

なぜ山吹?
どのへんが山吹?

…ま、いいか(^_^;)


さて…今から食べたら太る、だろうなぁ<(-_-;

ま、いいか、旅行中だしね~♪(^_^)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

只今終演♪

2007-02-23 20:38:45 | その他
団蔵さん かっこよかった~っ♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残念

2007-02-23 11:53:00 | その他
昼の幕見は売り切れだった~
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着いた着いた

2007-02-23 11:45:42 | その他
はやいですねぇ。
さて蘭平の幕見 あるかな~?
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京はあめ~♪

2007-02-23 09:12:48 | その他
これから向かう目的地は 入れ替わりに晴れてるらしいです。
ちょっくら 行ってまいります♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌舞伎検定

2007-02-20 23:58:06 | その他
うーん、「歌舞伎検定」・・・ですか。

松竹が来年春「歌舞伎検定」・歴史や演目など幅広く(日本経済新聞 )
http://rd.nikkei.co.jp/net/news/sangyo/headline/u=http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070217AT1D0909816022007.html

来年の春から、マークシートで年1回。
4級から始まって、1番上の「特級」は歌舞伎を見て回答するのもあるかも とか。

きっとこの検定で歌舞伎を見る人や興味を持つ人が増えると万々歳♪
ということなんでしょうね~
色々考えますなぁ。松竹さんも。

でも・・・うーん、なんか、「歌舞伎よ、おまえもか」って感じがしますねぇ(^_^;)

私は・・・受けない、かな~多分。
あくまで私個人にとっては ですが、歌舞伎の知識って、舞台をみて、興味が出て、そこから調べて身につけていくものですし、
試験とかで量るもの、量りたいものではないもんで。

まぁ、そんなゆるくてイイカゲンな知識のつけ方だから、
しょっちゅう役者さんの名前や役の名前を間違えた感想を、
じゃかじゃか書いてしまうんでしょうけど(^_^;)。
まぁ、これは、あと10年くらいしたら、さすがに間違えなくなる・・・
んじゃないかな(^_^;)と思ってるんですが。
あ、こういう人のためにあるのか?この検定。<(ーー;)

まぁ、それはさておき。
多分、試験はパス。の私にとっては、来年の試験の日(多分日曜とみましたが)は、チケット取りやすい日になるかも~♪ ということで歓迎しましょ♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2007年2月:歌舞伎座 仮名手本忠臣蔵 昼の部

2007-02-18 02:05:21 | 書いたぞ: 感想書きました~
二の午の日の土曜日、昼の部を観てきました♪

舞台写真が出てました~♪
で、やっぱり、買っちゃいました、仁左さんと玉さんのツーショット♪
売るほうも出ると予測しているようで、その番号の写真、鬼のようにストックがありました(^_^;)

◆観劇位置
3階正面 めずらしく前方♪

◆構成
・大序(約60分)
  休憩 30分
・三段目・四段目(約140分)
  休憩 20分
・道行旅路の花聟(約40分)

※終演=15:45

口上
◆配役
人形遣い仲太郎さん
口上読上げ(幕内から声のみ)瀧二郎さん
???さん (すみません1人名前聞きそびれました(^_^;)

◆のたりの眼
名題役者さんまで、かな?細かく読み上げ。

えっ、猿四郎さん?? 太鼓もち??
えっ、菊市郎さん?? えええ??
【2/20:追記】↑間違い<(ーー;) 弟さんの菊史郎さんでした!

うむぅ…7段目の太鼓もち、延夫さんと思ってたのは実は猿四郎さんだった???
むむむ??
筋書き買ったら、チェックせねば。


大序:鶴ヶ岡社頭兜改めの場
◆配役
高師直富十郎さん
桃井若狭之助吉右衛門さん
足利直義信二郎さん
顔世御前魁春さん
塩冶判官菊五郎さん

◆のたりの眼
幕開きにかかった時間は4分ちょい。
析の回数は 47くらい打った後に一気に加速して最終的には80~100。

・人形ぶり
 信二郎さんが しかられてしょげている子供のような感じがしてかわいかった(^_^;)
 まさに「人形に魂が入ったか」と思うような起き方だったのは富十郎さん。さすが。

・下手に控える呼び出し役の2人
1人は錦弥さん♪もう1人は梅秋さん??
【2/20:追記】お名前まちがいました。梅蔵さんでした~(^_^;)
ちなみに大名の龍蔵さんはアタリでした~♪


・1番上手の大名
龍蔵さん? 1人だけ懐の扇の色が鮮やか(浅黄色)でした。
他の人は黒とかベージュとか 白もいたかな?

・吉右衛門さん
若狭之助も好きだなぁ♪ うん、個人的には、どちらかというと、
由良之助よりもこっちの方がいいかも♪

・顔世御前
うおー 声はすれども姿は見えず。
花道見えない~っ(>_<)

で、意識が途中ぶっとんで、気がついたら、顔世御前が新田の兜を
見分けたところでした(^_^;)

◆花道:中
顔世御前の出とひっこみ。
足利直義の還御(大名付)

三段目 足利館門前進物の場/同 松の間刃傷の場
◆配役
塩冶判官菊五郎さん
高師直富十郎さん
桃井若狭之助吉右衛門さん
鷺坂伴内錦吾さん
加古川本蔵幸太郎さん

◆のたりの眼
・観翁さんの解説より
大序は師直がいかにスケベかを見せる場面。
三段目は師直がいかに欲張りかをみせる場面。
なるほど、うまいねなぁ観翁さんの説明は(^_^;)

それから幕間に説明してくれたお軽の話
これもわかりやすかった。

お軽は、この先の道行きや5・6段目で、
今回の事件に対して、とても負い目を感じています。
それは、なぜか。

この場で師直の判官イジメのスイッチを入れてしまうのが
顔世御前からの返事。
これがこの場に届かなければ、この悲劇は起きなかったかも
しれないわけです。
この返事を届けたのがお軽。

実は、この返事、顔世御前としては、別に翌日に届けても
かまわないような感じで、お軽にお使いをいいつけたらしいのですが、
それをお軽が「今すぐ師直のところに届けにいけば、
自然、同じところに来ている塩冶判官の供としてついてきてる勘平さんに会える!」
という考えて、普通郵便でいいのを、速達で届けてしまったらしいのです。

私は、お軽の負い目は、勘平が「色にふけったばっかりに」主人の大事に
居合わせることができなかった、その「色」の一端を担ったからかと
思ってたんですが、実は、お軽は勘平なんかよりもっと大きく、深く、
この事件に関わりがあったってことだったんですねぇ。

ついでに観翁さんの説明によると、
史実では
殿様をイジメから守るために吉良に賄賂を送ったのは
津和野の殿様:亀井家の家老 多胡真蔭(たこまさかげ)。
松の廊下で浅野を押さえた人は梶川与惣兵衛。
加古川本蔵は、この2人を合体してできた人物らしい。

史実の高師直は、入浴中の顔世御前を覗いたのが
きっかけで顔世御前に首ったけになってしまったんだとか。

ほんとに スケベなじぃさまだこと(^_^;)

・師直のお付の家臣
延郎さんらしき人を発見

・若狭之助
松の廊下の若狭之助もいいなぁ♪
やっぱり、なんか、吉右衛門さん、こっちのほうが好きだな、私。

・やったー♪菊市郎さん発見!
茶道:良才(字、あってるのかな(^_^;)?)ということで
坊主姿で登場。
こりゃまた1月とは ガラリとタイプが違うお役。
声も先月の太く低い声ではなく、今月はどちらかというと
高い感じの声。でも、相変わらず口跡すっきりで、聞き取りやすいですね~♪
【2/20:追記】これ、菊史郎さんでした(^_^;)
どちらかというと娘役なんかの多い菊史郎さんなら、声が高いのも納得(^_^;)!
なんか今月、夜の部の猿四郎さんといい、なーんかご贔屓さんの見勘違いが多いなぁ<(ーー;)
・・・うぅ、ハズカシ・・・_| ̄|○


・ハクシュー
劇中、師直が塩冶判官にむかって「ハクシュー」と呼びかけることが
たびたびあるんです。なぜ「ハクシュー」??と思ってたら、
そうか! 塩冶判官が、伯州の城主だからだ!
ちなみに伯州ってのは、伯耆国(ほうきのくに)。
今の鳥取県中部・西部のあたりのことだそうです。


・富十郎さん
師直のイジメ方って、ネチネチはしながらも キビキビしたような感じで、
陰湿さがドライになってるような気がするのは、師直役の富十郎さんゆえでしょうか?
私は陰湿なのより、こういう方が、なんか 好きですねぇ♪

・刀をなげる
廊下に逃げこんだ師直めがけて、塩冶判官が廊下に刀を投げるところが、
なぜか好きです。
つい「刺されーっ」と応援したくなるからでしょうか(^_^;)?

◆花道:低
申し次の侍の出入り・加古川本蔵の出
若狭之助の出・塩冶判官の出

四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場/同 表門城明渡しの場
◆配役
塩冶判官菊五郎さん
大星由良之助幸四郎さん
顔世御前魁春さん
大星力弥梅枝さん
大鷲文吾秀調さん
小汐田又之丞高麗蔵さん
竹森喜多八松江さん
木村岡右衛門男女蔵さん
倉橋伝助猿弥さん
佐藤与茂七宗之助さん
勝田新左衛門桂 三さん
小野寺十内門之助さん
斧九太夫芦燕さん
原郷右衛門東蔵さん
薬師寺次郎左衛門左團次さん
石堂右馬之丞梅玉さん

◆のたりの眼
な~が~い~<(ーー;)
やっぱり2時間30分はさすがにキツイな~(^_^;)
そのせいか九太夫のくだりのあたりは、ごっそり記憶が…(^_^;)

・塩冶判官
最初は衣装、黒だったんですね。(^_^;)
なんか白装束のイメージしかなかったんで、ちょっとびっくりしました。

そーいや、若狭之助も最後は黒。(真っ黒ではないですけど)
塩冶判官も、松の廊下で衣装の色が灰色ベースになって、
ここに来てついに黒。で、このあと、死に際して真っ白になるんですね。
うーむ、衣装の色が心境を反映しているんでしょうか?

・梅枝君
絶品。
襟の抜け具合といい、後れ毛といい、硬質な高い声といい、
これぞ力弥!
うーむ ここだけなのが、激しく勿体ないっ(>_<)

・女性陣
顔世御前とその侍女8人、衣装が真っ白。帯も多分、白。
(照明の加減か、ちょっと緑がかった白に見えました。)
うーん、ここまで白い+集団だと、なんか すごいなぁ(^_^;)

・8人侍
塩冶判官切腹の場で、背後にずらりとならんだ侍は16人。
その上手半分が、この場に残って、由良之助と問答する侍。
「8人侍」と勝手に命名しました(^_^;)
うーん、ご贔屓さんがたくさんいるなぁ♪

セリフを畳み掛けるように次々ということが多いんですが、
いい声の人が多くて、耳福ですね~♪
で、中でも、私が「おっ」と思うのは、猿弥さん
声量が違うでしょうか、なんか響きが違うように感じるんですよね~。

ちなみに この8人、裸足でした。なんでだろ?

・東蔵さん
由良之助に、目で指示されて、盗聴者がいないかを確かめるため
上手下手正面奥のふすまを開け放すのに舞台を右往左往する姿が、
なんか個人的にツボでした(^_^;)

・明けガラス
屋敷を去る由良之助のBGMで聞こえる明けガラスの声。
うーん…なんかこう、ちょっとホラーが入っているような…(^_^;)

◆花道:高
梅玉さんと左團次さんの出、
由良之助の出
ん?九太夫のひっこみもあった?
(ちょっとこのへん、意識が(^_^;)
塩冶判官の遺体と家臣たちのひっこみ

戻ってきた家臣と8人侍の入り乱れ

由良之助の幕外のひっこみ。送り三重付。

浄瑠璃 道行旅路の花聟 清元連中
◆配役
早野勘平梅玉さん
腰元:お軽時蔵さん
鷺坂伴内翫雀さん

◆のたりの眼
イヤホンガイドの解説に色々教えてもらいました。

・夜なんだ
これ、夜だったんですね(^_^;)。
なんかこう スパーン!と明るい感じがするんで
てっきり、真昼間だと思ってました。

聞いてると確かに清元の詞章も夜。

でも、これ、イヤホンガイド聞いてないと、
わかんないですよねぇ、夜だって(^_^;)

・場所
戸塚だそうです。このころは富士山、よく見えたんですねぇ。
今も見えるのかな?

・年齢
お軽:17~18。
勘平:28~29。
…そ、そうだったんだ(^_^;)
結構、年の差カップルだったんですねぇ。

・定式幕の開け方
いつもは下手から上手(→)にあいて、
最後は上手から下手(←)にひいていきます。

が、この場面は上手から下手(←)に開けます。
なぜか、というと、最後の閉めるのを下手から上手(→)にしたいがゆえ。

なぜ 下手から上手(→)に閉めるのか、
というと、鷺坂伴内が定式幕を閉めるという演出だからなんですね。
(実際に閉めてるのは 黒子さん)

こういう遊び心(伴内が定式幕を閉める)、結構好きです♪

・翫雀さん
伴内、なんか、力みがなくていい感じです。
翫雀さんもいろんなタイプをこなす役者さんですねぇ。

・お軽・勘平
時蔵さんと梅玉さん。結構好みのカップルです♪
でも、仁左さんと玉さんの時の艶のようなものは あまり感じなかったです。
これは、今回は、観翁さんの解説でお軽とこの事件の関わりを聞いていたのが
大きいのかもしれません。
なんとなく、お軽と勘平、それぞれが抱える苦悩みたいなものが、随所に
顔を覗かせているような、そんな感じの道行きに見えました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巡業??

2007-02-18 01:12:08 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
ちょっと先ですが、7月に21世紀歌舞伎組のみなさんが、日本青年館で1日だけ
公演を行うようです。
ぴあで検索したら出てきました。


松竹大歌舞伎「歌舞伎のみかた/平家女護島 俊寛/お祭り」
■会場:日本青年館 大ホール
■日時:2007/7/24(火)11:30AM/4:00PM
■出演:市川右近/市川笑也/市川猿弥/市川笑三郎/市川春猿/市川段治郎/市川門之助/他
■料金:¥6800

巡業の一部?なんでしょうか?
でも、玉さんが時々舞踊公演やるみたいな、スポット公演なんでしょうか?

平日ですが…うーん、行きたいなぁ♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする