本日は歌舞伎座昼の部と夜の部を部分縦断観劇。
昼の部は壽靭猿から。
巳之助君が、なんかイケメンになったなぁと。又五郎さんは振袖きてあれだけ動き回る踊りを愛嬌も溢れながらも
小気味良いほどキレ良く。さすが~♪
三津五郎さんもキレ良くなんだけど、復帰後と思うと、観てる方としては、大丈夫かなと、ちょっとドキドキ(^_^;)
思いがけなく楽しませてくれたのはお猿さん♪ 動きがかわいいだけでなく、見得もバッチリ♪かわいらしかったなぁ、ほんと。
お昼の最後は濃厚な一世一代、お初徳兵衛の曽根崎心中です。
若くはないんだけど、若く見えるお初ちゃん、まだ行けそうな感じタップリです(^_^;
橋之助さんが、また、すんげえ憎らしくてたまりません。この役ははっつあんと違ってこの後厳罰くらいそうなんでそこは忠兵衛さんとこより好きです。
このお芝居も黙阿弥モノとは違うんだけど、やっぱりタイミングによっては救われたどころか大団円にもなれたお話。お話のなかくらいは幸せにしてあげたいとも思っちゃうけど、ハッピーエンドだったら、この話は名作にはならなかったんだろうな。
そういや、翫雀さん、鴈治郎を襲名されるとか。おめでと~ございます♪
私の中で鴈治郎さんは藤十郎さんなんですが、段々塗り変わって行くんでしょうね。
そういや、今でも藤十郎さんを扇雀さんという年配の方を時々見かけます。扇雀ブームのすごさがそこに伺えますね~。
さて、夜の部。今回、3階B席の最前列7列を初めてゲット。今回の観劇の楽しみのひとつだったんですが、結果は五分。足のスペースが多少広めなのは良かったんですが、手すりが舞台前方と花道の視界をさえぎりビミョーに邪魔。惜しい。
さて、夜の部ひとつ目は吉右衛門さんの大蔵卿。大蔵卿というと勘三郎さん、仁左さん、玉さんという豪華な顔ぶれの舞台を思い出しますが、私は吉右衛門さんの大蔵卿も好きです♪
しかし、大蔵卿のお役は膝への負担が大きそう。全然お膝が心配な気配は見えなかったけど、大丈夫かな、吉右衛門さん。
梅玉さんの鬼次郎が、かっこよかったんたけど、鬼次郎さんてば、こっそり逃げろよと言われたのに、わざわざ肌脱ぎして派手な格好になっちゃって、いいのかな(^_^;)
あ、それから、今回、吉之助さんが茶屋の亭主で老け役。配役見てなったら、わからなかった…うーむ。
しかし、なんか私のご贔屓は老け役にシフトする傾向が…<(-_-;)
それから今月歌女之丞さんが幹部お披露目とか。チラシの配役に歌女之丞さんがしっかり出てたのはそれか~。
幹部に昇格すると、いいお役が付いて、チラシに名前が出て、あと、どんなところが違ってくるんだろうなぁ。名題みたいに幹部昇格試験みたいのもあるのかな。うーむ。
さて、夜の部、二つ目は時蔵さんの女伊達。短い舞踊ですが、からみの人もたくさん出てきて見応えありました。
松江さんも萬太郎さんもかっこよかった!筋書きにお二人のアップのお写真がなかったから、買っちゃいました♪
萬太郎さんは、大抜擢なのかな?一方が松江さんなら、錦之助さんかというところですか、今回は萬太郎君が先輩の松江さんと並んで、負けずに頑張ってます。キレの良い踊りで気持ち良いです♪
時蔵さんは、最初、左肩についてる糸くずが、見てる方としては気になって、とってあげたい衝動にかられました(^_^;)
しかし、やっぱり時蔵さんは強い女性が似合います♪かっこいい~♪
そんなわけで、大変、気持ち良く打ち出されて参りました♪
(幸四郎さんの新三は時間の都合により、パス)
あ、でも、ひとつ気になったことが。傘の文字。よろづや、じゃないんだ。よろずや、なんだ~。うーむ。