のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

来年の浅草は…

2008-10-31 02:54:44 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
1月の公演情報が続々と判明してきたので、
あれこれ観劇スケジュール調整をしてみて、現実逃避+ストレス解消してます(^_^;)。

今の所の情報を個人的に整理すると・・・
演舞場はおもだかやのみなさん登場 ということで、優先度NO1浮上!
団十郎さん復帰+珍しい十八番の公演に、脂の乗ってる三津五郎さん競演
の国立も外せません。
大阪は時間と懐の都合であきらめるとして、
歌舞伎座は、まぁ豪華メンバー間違いなしでしょうし・・・
ん??そういえば、来年の浅草歌舞伎は誰が出るんだろう?

すくなくとも獅童さん(演舞場)、愛之助さん(松竹座)は
今回は不参加になりますから・・・
男女蔵さん、亀治郎さん、勘太郎さん、七之助さん、
あ、亀鶴さんもこっちかな。
今のところ5人。これにあと誰が??

松也さんとか?
それとも、いつものメンバーよりさらにフレッシュな
梅枝さんとか、種太郎さんとか、巳之助さんとかの年代が??

いずれにせよ、あとグレーゾーンなのは歌舞伎座と浅草。
早く教えて~~
コメント (6)
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やった♪歌昇さん 優秀賞!

2008-10-30 13:03:49 | その他
大変ごぶさたしております。
コメントもお返事ができてない状態で、まことに申し訳ありません!!
(近日中にはしますので、もうしばらくお待ちをm(__)m

プライベートと仕事と両方バタバタだったんですが、
とりあえずプライベートの方が一息ついたんで、
ぼちぼちまた更新していく予定です。

で、第一弾。

国立劇場公演恒例の国立劇場賞が発表になりました。

やったー♪歌昇さん 優秀賞~♪
おまけに 特別賞は 吉之丞さん歌江さん!!

なんて私のツボを抑えていやがるんでしょう国立劇場!

でも、個人的には、あの見事な外人さんっぷりの
桂三さん
も特別賞に入れて欲しかった!!

↓詳しくはコチラ
10月歌舞伎公演 国立劇場賞のお知らせ
http://www.ntj.jac.go.jp/updata/topics_451.html
コメント (3)
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2008年10月28日:歌舞伎座 藤間紫派舞踊会夜の部

2008-10-29 02:34:55 | 観たぞ: 観てきて一言
======================
公演概要
公演日:2008/10/27(月)・28(火)
各日昼夜公演
======================

澤瀉屋さんの役者さんの出演がうれしい この舞踊会。
本当は2日とん昼夜詰めたいくらいだったんですが、
仕事を投げ出して、ようやく2日目の夜、最後の4演目のみ滑り込み観劇。

う~初日の右近さん・段治郎さんの出る舞台、
特に猿四郎さんの「将門」は、もんのすんごくっ、みたかったっ(T_T)

2日目の昼も、紫さんと田之助さんの「卒塔婆小町」、
笑三郎さんと春猿さんの「二人椀久」は、できれば観たかった・・・

というわけで、切符を買った2日目夜の部、個人的に最大のお目当ては
猿弥さん・猿四郎さん・猿三郎さん出演の「連獅子」。
笑也さんと息子さん?の「秋の色種」もみたかったんですが、
間に合うわけもなく・・・_| ̄|○

「連獅子」は予定より進行が少し遅れてたのも救いになって、
開演直後に滑り込みセーフ。

猿弥さんのお獅子なんて初めて観ました♪
パパ獅子な感じは、猿弥さんのイメージにしっくりくるな~
なんて思いながら観劇。
でも、この演目を観たかった1番の目的は猿四郎さんと猿三郎さんの競演。

何役ででてくるのかな~
と思ったら、間狂言に登場。(ほかにありえないか(^_^;)
楽しい時間を味合わせていただきました♪

あと、この演目の次に出てきた「大津絵藤娘・座頭」の
「座頭」の前と劇中に出てきた犬役のお二人には、技能賞を進呈したい
心境にかられました♪ どなたがされてたのかな~

締めは紫さんの「申酉」。
「お祭り」の芸者版ってとこでしょうか。
「まってました!」の掛け声に「待っていたとは・・・」と
答えるやりとりって、たしか「お祭り」ですよね。

紫さんは足がちょっと大変そうでしたが、雰囲気やしぐさには艶気があり
よどみない動きなのはさすがでした。

ちなみに終演は22:30過ぎ・・・(^_^;)

あ、そうそう、いつもは舞台写真や売店でにぎわう西側のロビーが
来月のお稽古に備えてでしょうか、広々とした状態になってたのが
普段みれない珍しい光景でした。
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富十郎さん おめでとうございます♪

2008-10-29 02:32:58 | その他
富十郎さんが文化功労者に決まったそうです。

文化勲章:受章者と功労者の主な業績(毎日jp)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081028k0000e040075000c.html

↑ここに書かれている「生気に満ちた活気ある演技」ってのはまさに。

余談ですが、実はこのニュースを知った時、ちょっとびっくりしました。
だって富十郎さんって人間国宝じゃないですか。
人間国宝ってこういう賞の頂点だと思ってたもんで。(^_^;)
そういうわけじゃないんですね。

WEBでちょっと検索した感じでは、
人間国宝は すごい業を会得している人 で
文化功労者は 文化の発達への貢献が大きい人 という感じでしょうか。
とにかく、確かになんか観点が違うようです。

ちなみに今月、芝翫さんが傘寿(80才)のお祝いの藤娘を踊られましたが、
富十郎さんは来年傘寿です。
あ・・・傘寿って「カサジュ」じゃなくて「サンジュ」って読むんですね(^_^;)
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海老蔵さん隔月演舞場マラソン:来年の1月の演舞場

2008-10-13 23:26:14 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
カード会社から来たチケットの案内に、来年の1月の演舞場の案内が出てました。

====================================
■初春花形歌舞伎
●演目
【昼の部】義経千本桜 鮓屋 他
【夜の部】弁天娘女男白浪 他

●出演
  市川海老蔵、中村獅童 他
====================================

うーん、「他」が気になるところですね~。
あと、配役。権太は誰だろう…

しかし、ここの所、海老蔵さん演舞場づいてますね。
9月・11月・1月と隔月出演になるようです。
ってことは3月も??
コメント (4)
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2008年10月 国立劇場「大老」

2008-10-05 02:26:25 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
昨年、彦根で、ひこにゃんのかわいいお尻と、
その愛嬌にすっかりノックダウンされた私。

今回、
「10月の国立公演初日にひこにゃんが応援に来る」
との情報をゲットしまして、
これ目当てに初日とりましたから!

というわけで、楽しみだったんですよ~♪♪


◆公演概要
・劇場:国立劇場 大劇場
・公演日程 2008/10/4(土) ~ 10/27(月)
 ※休演日 10/16(木)
・開演時間 11時30分
 ※10日(金)17日(金)は4時30分開演(8時50分終演予定)

・作・演出:北條秀司
・演出: 織田紘二
・美術: 浜田右二郎

・演目:「大 老」(たいろう)
※平成20年度(第63回)文化庁芸術祭主催
※北條秀司十三回忌追善


・演目・構成:
5幕9場


第一幕     彦根城外埋木舎
第二幕 第一場 千代田城接見室
    第二場 外桜田井伊家上屋敷奥庭
               (約75分)    
 (休憩 30分)
 
第三幕 第一場 外桜田井伊家上屋敷広庭
    第二場 江戸水戸屋敷一室
    第三場 水戸城下外れの森の中  
               (約65分)    
 (休憩 10分)
 
第四幕     外桜田井伊家上屋敷奥書院
               (約35分)    
 (休憩 30分)

第五幕 第一場 千駄ヶ谷井伊家下屋敷一室
    第二場 桜田門外
               (約55分)    


・主な出演者
吉右衛門さん
魁春さん/芝雀さん
段四郎さん
東蔵さん
梅玉さん
歌昇さん/歌六さん
吉之丞さん/歌江さん
吉之助さん /松江さん
柱三さん/由蔵さん

◆観劇概要
観劇日:2008/10/4(土) 11:30~16:10(予定:実質16:05)
観劇位置:3階正面上手より
【注意】ネタバレありです。


◆のたりの眼

【注意】
以下はネタバレが含まれています。まだ舞台をご覧になっていない方は
その点ご了承の上、この先をお読みください。


【余談】
・ひっこにゃーん♪
でました~♪♪
まず、上演前にロビーの田中さんのお獅子の彫刻の前に。
写真 写真♪ と思ったものの、
すごい人垣に阻まれ、あまり近寄れず。_| ̄|○
頼む、前の方の人、かがんでくれ~っ(/_;)

とうのひこにゃんは、なんかプレゼントをいろいろもらったり、
「こっちむいて~っ♪」という声にこたえたり、相変わらず
愛嬌あふれまくりでした(^_^;)

ちなみに人垣をつくってたのは女性がほとんどでしたが、年配の方が結構多かったな~。
騒ぎを横目にロビーを横切る方からも、「あ、あれ彦根の猫」という声が聞こえました。
認識度高いですね、ひこにゃん♪

ひとしきりサービスした後は、これから吉右衛門さんの楽屋を訪問するとのことで
大体10分くらいで惜しまれつつ退場。
が、休憩時間にまた登場するとのこと。

で、休憩時間。
すっかり忘れて席でご飯を食べてました。(^_^;)
緞帳の紹介をやってたんですが、なぜかやたらとフラッシュが。
「そんなに人気あったっけ、この緞帳?なんか特殊なことが?」と思ったら
なんとひこにゃん、場内に。

上手側の通路をとおり、1番前を横切って下手側の通路から退場。

というお散歩コースでしたが、まぁすごい人気(^_^;)
緞帳の紹介、ほとんど聞かれてませんでした(^_^;)

ところで、ひこにゃん、なんか彦根でみたのより、幾分こぶりだったような気が。
うーん、気のせいかなぁ。それとも出張用はちょっと小ぶりなのかな?

・客層
年配の男性の方、それも一人で着ている方が多かった感じがしました。
内容が内容だけに、歴史の好きな方には面白いと思いますから、
納得だったんですが、ひこにゃん効果か女性の方も多く、いろいろで
なんか面白かったです。

・読み方
そーか、「北條ひでじ 」先生に「おりた紘二」さん だったのか。
てっきり「北條しゅうじ」先生に「おだ 紘二」さんだと思ってました。
すみませんm(__)m


・前回公演
筋書きにいろいろ話とか出てますが、なんか、すごい顔ぶれだったんですね。
白鸚さんに幸四郎さん・吉右衛門さん親子に、
玉三郎さんに仁左衛門さん、
前進座の河原崎國太郎さんまで

うーん、みて見たかったな~ それも。
でも、今回の筋書きのコラムとかでいろんな方が書いてますが、
北條先生のこだわりとかで、なんかいろいろ大変だったらしい(^_^;)
最後の場面の稽古の時のエピソードは、かなり笑えますよ~♪
(ぜひ、筋書き、買ってよんでみてくださいね♪)



【役者さん】
・外人さん
ヒュースケンの柱三さんがうまかった!
なんていうんでしょう、こう、笑っちゃうような
大げささや、わざとらしさのない、
自然なぎこちなさがあるんです。
あれ、結構難しいとおもうんですよね。

筋書きによると葉巻がお好きな柱三さんには
毎日葉巻をくゆらせる今月はうれしい舞台のようです。

それから由次郎さんのハリスは、道成寺の舞台を見ている時に
椅子の背にものすごくもたれかかってた座り方が、なんか、
あぁ外人さんの座り方だなぁと思いました。
裃つけてる日本人は、椅子に座ってもピーンと背筋伸びてますもんね。

あと、外人さん役の役者さん、ちゃんと鼻が高くプチ整形が♪

写真撮影の場面も面白かったし、
奥さんNO.1とNO.2 という説明が、お静さんには酷だと思いながらも
まぁ確かにそうなんだけど(^_^;) と思っちゃいました。

・おばぁさま'S
直弼さんの正室の昌子さんのお付きの老女:琴浦さんの吉之丞さん
お静の方のお付きの老女:雲の井さん(こっちは老女といっても黒髪でしたが)の歌江さん

おふたりとも御ひいきの役者さんなんですが、やっぱり味があるというか
長年、舞台に立ってこないと出てこない雰囲気をもってらっしゃるというか、
とにかく舞台でお姿を見ると、なんか舞台の自然とうれしくなっちゃう役者さんです。

特に歌江さんは、久しぶりに舞台のお姿を見たような気がして、
うれしかったです♪

・歌六さんと歌昇さん
ご兄弟が、まんま水戸藩士のご兄弟役♪
これもニンマリせずにはいられない配役です♪
ふたりがやむなく立ち合う場面は、なんかちょっとコミカルな感じも
あって面白かったです。

歌六さんを斬ってしまった種太郎さんのあわてぶりも、
なんか実際の関係に照らし合わせてもリアルで♪

しかし、あのお兄さんは、亡くなったんでしょうか…はっきりとは書いてないんですよねぇ
筋書きにも。うーん、気になる。


・芝雀さん:正室 昌子さん
思わず道成寺を拝ませていただきました♪
引抜まであるとは思わなかった(^_^;)

ちなみに前回、玉さんがやったときは、筋書きの写真見る限りでは
道成寺ではなく、「汐汲み」だったのかと思われます。

おっとりした感じとお嬢さまな感じとがぴったりで、直弼さんがうらまれるから
もう拷問はやめてくれ と主膳に頼むところに、この人なりに直弼さんを助けたい
という思いがすごくわかりました。

・魁春さん:お妾 お静の方
やっぱりあの単独で「井伊大老」としてもよく上演される
暗殺間近の一夜の場、あれがよかったですし、
その前のところでも、肩身がせまいというか、気後れして
園遊会の席から逃げてしまうお静さんの気持ちが痛いほど感じられました。


・梅玉さん:長野主膳
珍しくブラックなお役です。
ブラックといってもまったくの悪役ではなくて、あえて悪役を買って出てるというか、
悪役にならざるを得ない人というか。
でも やっぱりいつものお役とは一味違う感じです。


・東蔵さん:宇津木六之丞
今回は立ち役でした。
最初のところでは 吉右衛門さんといい声で歌われるのも聞けたし♪
途中 ちょっと声が甲高い気がして気になる時もあったんですが。

でも、役どころも終始影で直弼さんを支えるいい人役でよかったです。
桜田門外の時とかに、斬られてないといいなぁ。


・吉右衛門さん:井伊直弼
なんかやっぱりしっくりきますねぇ。吉右衛門さんのご家老さまって。
内蔵助や由良之助もご家老様ですしね。
そして、大体において、苦悩してる。でも、おおらかさも失わない。
そんなご家老様がしっくりきます。

しかし、吉右衛門さん、開演前に楽屋に来たひこにゃんに
どう対応したんでしょう?
「ういやつじゃ よしよし」って言ってるようなイメージが
思い浮かぶんですけどね♪

・松江さんと吉之助さん
外人交渉役二人組です。最近、このお二人、四天王だったり、わりと
セットでおみかけすることが多いような。
お二人とも口跡がいいので、セリフのキレがよく、聞いてて気持ちのいいです♪


・全体
しかし、かわいそうですね、出てくる人、みんな。いろんな意味で。
それぞれに。
はっきり悪い人がいないんですよね。みんなそれぞれ一生懸命なんです。
どうにか、うまく誰も泣かずにすむようにできないもんかなぁ。と傍観者の
立場としては思ってしまいます。
物語が深くて、いろいろ考えさせられちゃいます。
その分、見ごたえがあるんですけどね。
そういうところは、やはり新歌舞伎だなぁ と思いました。




【その他】
・二役にちょっと無理あり
うーん、結構かけ離れた役だったりするのに、
なまじ役者さんが同じとわかってしまうので、なんかちょっと混乱。
男女蔵さんなんか幕府の用人と直弼を襲う薩摩武士とか。

うーん、役者さんはたくさん出てくるんですよ。
モブシーン、たくさんありましすし。
でも、台詞ありとなると…うーん、今月、やはり人手不足なのかなぁ
(歌舞伎座 御園座 中村座 国立 巡業…)


・犬の置物
お静の方と雛壇をみながら の場面で、雛壇の脇だったかに
犬の置物があったのを見たような覚えがあったんですが、
今回はありませんでした。


・初日ゆえ
まぁ、プロンプとか、かんじゃったりとか、暗転が結構ながかったりとか
まぁいろいろと。
でも、終演予定時刻より5分くらい早く終わったみたいです。

・二人の井伊直弼
今年のNHKの大河ドラマでは元前進座の中村梅雀さんが直弼さんを
やってました。
同じ直弼さんでしたが、やはりちょっとイメージ像は違うような気がしました。

梅雀さんのは、誰にも本心を明かさず、わざと憎まれ役になろうとしている
イメージでしたが、
吉右衛門さんの直弼さんは、知っている人はいい人だと知ってるんだけど
知らない人には誤解されてる というような感じでした。

でも、どっちもそれぞれに「井伊直弼ってのは、こういう人だったんだな」
と思わせられてしまいました。面白いもんです。
コメント (4)
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