おぉ、橋之助さん、芝翫さん襲名か~。
いずれはそうなるだろうと思ってたけど。
3人のお子さんも同時襲名。一度に4人襲名は珍しいんだろうなぁ(^_^;)
来年は3月に芝雀さんの雀右衛門さん襲名もあるし、賑やかですね~
あ。ということはチケット代上乗せの月が増えるのか…<(-_-;)
本日は歌舞伎座昼の部~
寝坊したんで、ふたつ目の紅葉狩りから。ひとつ目は上演の珍しい双蝶々曲輪日記のひと場面ということで、観たかったんだけどなぁ…<(-_-;)
紅葉狩は染五郎さんの更科姫に松緑さんの維茂。維茂におひげがあるのは珍しいかな。
おふたりとも、声がちょっと枯れ気味。染五郎さんはお姫様の声は厳しいかな~(^_^;)本性現してからは安心して聞ける感じでした。
松緑さんも後半は声が治って、立ちまわりはおふたりとも動きのキレがあるから、観ていて楽しいです♪
松緑さん、舞台の端から端まで疾走!横が長いな~歌舞伎座
更科姫のお付きの侍女軍団が粒ぞろいで観ていて気持ち良い♪
吉之助さんの岩橋は声がちょっと厳しかったですが、愛嬌はばっちり♪
腰元田毎は高麗蔵さん♪ 踊り担当の野菊は米吉さん。柔らかな可愛らしさ♪
他にもしのぶちゃんなど声も姿も行儀も良い役者さん揃い♪見応えが増えます♪
維茂の家臣は亀寿さんと廣太郎さん。
同じ動きでも、亀寿さんにキレと姿の良さがあるのは、やはり経験値の差かな。
亀寿さん、最近、キレの良さが増した気がします。廣太郎さんも、これから。頑張れ~
山神は金太郎くん。うまいなぁ…
動きがキチンとキレイ。踊り好きなのかな~。
でも、足拍子は、も少し体重増えてからじゃないとちょっと迫力が物足りないかな~(^_^;)
松緑さんとこの左近くんと同世代かな。この世代も先が楽しみですね~♪
最後は2時間超の競伊勢物語。
東蔵さんの小由に泣かされます(/ _ ; )
このお話はおもだか屋さんの通しを国立で見たことありますが、その時も東蔵さんが小由でした。
やっぱり、こういうおっかさん、うまいなぁ…、久しぶりにグッときました。
今回、通しの話をギュッと2時間にまとめてるので、所々、ん?と思う話の飛び方があるのがちょっと残念。
例えば信夫ちゃんが、ひとりで玉水淵に行く経緯とか、井筒姫と在原業平がなんで小由さんちにいたのかも???です。
私がうたた寝してる間に説明があったのかもしれませんが(^_^;)
菊之助さんは、今月は二役とも女形。
夜の沖の井も良かったけど、昼の信夫ちゃんもいいですね~。
新妻と娘のふたつの面を見せる難しさがあると思うんですが、さすが菊之助さん、どちらも上手いです。小由さんから手を包み込むように琴の爪を受け取る所は切なかった~(/ _ ; )
最初に出てくる絹売り3人娘。米吉さんと児太郎さんと京妙さん。
東蔵さんは、以前、この絹売り娘の1人でこのお芝居に出たことがあるそうです。
いずれ米吉さんや児太郎さんが、信夫ちゃんや小由さんをやる時が来るのかな。役者さんもそんなことも考えてるのかな。その時の舞台も観れるといいなぁ。
吉右衛門さんは、長袴で元の百姓の感じで小由さんと寛ぐ姿が、なんとも言えずいい感じでした。
紀有常の立場に戻っての時との対比が鮮やかなのは、どちらの役もしっかりできる役者さんならでは。
信夫ちゃんの旦那の豆四郎は染五郎さん。今回のお芝居の中では1番見せ場は少なめですが、菊之助さんの信夫ちゃんとバランス良く、ちょっと嫉妬もしたりするところが、染五郎さんうまいなぁ。
あと、竹の間、御殿でしのぶちゃんが女中さんで出てました。
他の女中さんもたたずまい、声とも良くて、良かったな~♪
床下は松緑さんの荒獅子男之助が、口跡も迫力もバランスが良くて合ってたな~。
仁木弾正は吉右衛門さん。スッポンからの煙幕が三階席にも煙の臭いを運んできました。
面灯りで花道を引っ込んで行く吉右衛門さんの影がだんだん大きくなってくる、それが不気味に思えるのは、一言も台詞がないのに大きく思える吉右衛門さんだからこそ。これができる役者さんは限られるよなぁ。
対決では、裁き役の細川勝元の染五郎さんがちょっと声が高くて飛び出してる感じが。
これは、歌六さんの外記の息子役の歌昇さんにもありました。
お二人とも、ちょーっと声が高い。それがちょーっと演技を軽くしちゃうのが、惜しい。
それがいい方に働くこともあるんだけど、今回はちょっと惜しい
しかし、ほんと、このお芝居の刃傷の場面は、どうにもツッコミどころが多くて<(-_-;)
どうしてお腹に穴あけてる人に、止血よりも薬湯…。キツそうだからと乗り物を用意してあげる優しさがあるのに、どうしてそこでひとさしを強要するのか…
ケガ人にはも少し優しさを…(^_^;)
本日は歌舞伎座夜の部で先代萩の通しを観劇。
まずは花水橋。梅玉さんの殿さんに又五郎さんの絹川。このお二人がここだけなのはちょっともったいないなぁ。
竹の間は菊之助さんの沖の井が絶好調♪最後のヒラヒラ~は期待よりヒラヒラしなかったのがちょっと残念だけどそれ差し引いても気持ち良い♪
先代萩がかかる時、竹の間があると嬉しいですね~♪
御殿は丁寧な飯炊きの過程にちょっと眠くなりましたが、緋色の似合う玉さんの政岡と子役の子たちのがんばりと歌六さんのイケズな八汐が好バランスでした。
栄御前が吉弥さんで、なんか美しい栄御前でした。
しかし私の中のキングオブイケズな八汐、仁左さんを脅かすにはあと一歩、至らなかったな~、歌六さん。
仁左さんを超えるイケズな八汐を、いつか誰かで観れるだろうか。楽しみだなぁ♪