本日は歌舞伎座昼の部と夜の部~♪
都合により昼は最後の身替座禅のみ。
ただいま終演しました!
感想はちょっと後にして、嬉しいチラシをGETしましたよ♪去年大満足だった萬屋ご兄弟の勉強会、双蝶会。今年は米吉さん、梅枝さんも参加です! pic.twitter.com/mPYcdeG5BP
嬉しいな~、この顔ぶれ♪
演目は車引に寺子屋!
十年後、二十年後にも同じ顔ぶれで見たい演目でもありますが、今、勉強会で観れるというのは、これはこれで楽しみですね~♪♪
チケット発売書いてないけどいつだろ?買いそびれないようにきをつけなきゃ!楽しみだな~♪
ただいま、歌舞伎座夜の部、終演しました~!
…うーん…うん、新作でした。歌舞伎かと言われるとちょっと答えに悩みたい約2時間。休みなし突貫です。なので、夜の部の休み時間は1回こっきり35分です。おトイレのご利用は計画的に~
@hm_notari すみません、肝心なところ間違えました!ご兄弟の屋号は、播磨屋です、播磨屋(^_^;)
さて、まず昼の部の身替座禅から。
仁左さんの右京に左團次さんの奥方、又五郎さんの太郎冠者♪千枝小枝は米吉さんと児太郎さんと、まぁ、なんとも個人的に嬉しい配役♪
やっぱり楽しいですね~この演目は♪
約1時間、ニヤニヤしっぱなしでした(^_^;)
もう仁左さんの右京さんの愛嬌が!端から端まで、はじけてあふれてとろけてます♪
菊五郎さんの右京さんも絶品ですが、仁左さんの右京さんも、これまた絶品。
又五郎さんの太郎冠者は主人夫婦に振り回されぶりや、右京さんとの、男ってのはもぉ~(^_^;)って会話も、これまた絶品の太郎冠者♪
千枝小枝もキレイどころ揃いです♪
あ、児太郎さん、踊る時の伸ばしてる手の指先、指先!まるまっちゃってますよ~
左團次さんの奥方、やはり、今、仁左さんの右京さん相手に、これだけの手強い奥方ができる役者さんです。
もう、ほんと、最初っから最後まで、楽しく観させていただきました♪♪
この演目は、外国の方にもわかりやすいんじゃないでしょうか。
世界共通の夫婦の愛?ですもんね♪
そういえば、昼の部と夜の部の間に、歌舞伎座隣のお蕎麦屋さんに入ったんですが、お客さんの外国の方率の高さにちょっとびっくり。さすが、銀座。
さて、夜の部。
一つ目は彦山権現誓助太刀で、お馴染みの毛谷村の前に杉坂墓所がつきます。これが大きい。これがあると無いとで、毛谷村の話の分かり易さが倍増します。
まぁ、なくてもわかるっちゃぁわかるんですが。でも、目で見るのとセリフの説明から理解するのじゃ、やっぱり違います。
あと、この場面があると、ちょっとですが、立ち回り的な場面もあるので、六助の強さもよくわかるんじゃないかと。
しかし、仁左さんの六助はおおらかというかなんと言うか、六助という人の柔らかな部分が、すごくよく感じられます。仁左さんならではの独特の雰囲気がありますね~
さて。夜の部ふたつ目は新作 幻想神空海。原作全く知らないし、空海さんのことも学校で習ったレベルの知識しかない状態で見たのですが、楽しめました。
さらに、播磨屋の歌六さん又五郎さんファミリー総出演で、個人的には諸手を挙げて大歓迎!な顔ぶれでもありました!
染五郎さんの声の通りもよかったし、歌六さんも又五郎さん、弥十郎さん達はさすがのいい声、演技でお芝居の深みを増してたし、児太郎さんは猫のっけて熱演してたし、米吉さんはこういう唐風の女形でもいい女だし、種之助さんの女形も初々しかったし、脇の役者さんに至るまで、皆さんとても良かったです
舞台装置も同じ2時間近くでもほとんど舞台装置に変更のない助六と違って、盆フル活用、ハイテクも活用で、休憩なしのぶっ通しとあって、裏方さんも大変なんだろうなぁ(^_^;)と。
あと最後の幸四郎さんの登場は、出たかったのかな~幸四郎さん新作に。と、ちょっと思っちゃいました。
じゃあ、何が引っかかったのか。
新作の時はよく引っかかるとこなんですが「これは歌舞伎なのかな?」というところ。正直、今まで見た染五郎さん演出の新作の中では、そこが1番疑問な舞台でした。
ちなみに、私、陰陽師は診れなかったので、夢枕先生原作の歌舞伎舞台化は、今回が初見です。
一部分ものすごく歌舞伎的な演出要素が濃くて、そこにはしのぶちゃんたち、脇を固める皆さんも活躍で、それ自体はうまいこと組み込んでてよかったんですが、そこ以外は、この演出なら、歌舞伎と銘うたなくても、現代劇やTVの俳優さんでも出来ちゃいそうだな~と思っちゃったんです…。
これまでの染五郎さんプロデュースの新作歌舞伎は、割とその辺りの歌舞伎要素をバランスよく取り入れてくれてたので、割とスンナリ歌舞伎として入ってきたんですが、今回のは、ちょっと、その辺の歌舞伎味が物足りなくて、歌舞伎…うーん?となっちゃったんです。