のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

4月23日(土)のつぶやき

2016-04-24 03:31:27 | その他

本日は明治座昼の部へ。今回、体調ボロボロ状態での観劇だったんで、取り留めませんが、ご容赦を。
ひとつめは七之助さんで葛の葉。今まで見た中で、1番読みやすい書き文字だったかと。
ふたつめは勘九郎さんの太郎冠者で末広狩。昼の部ではこれが1番安定感があり、楽しかった~♪


唐傘を売りつける商人は国生さん。声が橋之助さんだと思ったり、なぜか時蔵だと思うことも。
勘九郎さんの太郎冠者と亀蔵さんの分限者はさすがの安定感。そういや太郎冠者でしっとりした展開があるのは珍しいかも。これ、高坏と同じで狂言の形の新作なのかな。


あとひとつ、体調わるかったせいかな、なんか勘九郎さんの足踏む音が、頭抜けて大きく感じられました。床の響きもよかったのかな。そんなに大きな音じゃなくても~、とちょっと思ってしまいました。普段は足をしっかり踏む役者さんは好きな方なんですけど。やっぱり体調かな。


最後は菊之助さんの女殺油地獄。
菊之助さんの与兵衛は意外ですが、チャレンジするのにこの役に目を付けたのは、意外といい線な気もしました。
ただ、やっぱり上方のお芝居は、仁左さんとか上方の役者さんのを見ちゃってると、どうにも物足りなさを感じてしまうのはごめんなさい。


あと、菊市郎さんがぱっと見、そうとわからないお役だったけど(^_^;)、菊十郎さんも出てきたのがちょっと嬉しかった♪
七之助さんは、まだ艶のある子持ちの奥さんの感じがありました。今月の昼は体力勝負ですね、七之助さん(^_^;)


ちなみにこのお芝居、どうにも救いようがなくて苦手でもあります。最後に、原作にはあるという、お吉さんの葬式の場の捕物付きだったら、また違うのかな~。
あと今回、殺し場での義太夫の三味線の効果がすごいもんだと感じました。三味線一挺の音だけで、殺し場の不気味さがどんどん増してきます。


あと、そうだ。今回、3階席の1列目でしたが、手すりが舞台の肝心なところを隠す位置で、えらく観にくかった~。私の座高の関係もあるとは思いますが…3階は2列目がお勧めです。


うーん、劇場の帰りに反対方向に行く電車に乗ってしばらく気づかなかった(>_<)

やっぱりなんか今日はぼんやりしてる。風邪かな。


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4月15日(金)のつぶやき

2016-04-16 03:29:48 | その他

まだ先のことではあるのでしょうけど、出来れば、みんな仲良く、穏便に決めていって欲しいなぁ…
寺島しのぶ、梅幸継承騒ぎに「静かに見守って」 - 芸能 @nikkansportsさんから nikkansports.com/entertainment/…


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4月13日(水)のつぶやき

2016-04-14 03:26:43 | その他

いっそ、スーパー歌舞伎とかネオ歌舞伎とか銘うってくれたら、もっとスンナリ入ってきたかも、とも思いました。
新作歌舞伎、と言われると、どうしても歌舞伎的演出、要素が欲しくなっちゃうんですが…まぁ、いわゆる新作歌舞伎だって、その辺あるのか?と言えるのありますけど(^_^;)


染五郎さん、演出は上手いと思うんです。今回の舞台だって、場面割りにしろ、舞台構成、転換にしろ、工夫して、うまくまとめてあるな~と思いました。
再演があったら、歌舞伎的な要素、もっと増えてくれたら嬉しいなぁ。


ちなみにこのお話、わりとオカルト的な要素や、アダルト的な所が強いかなぁと思いましたが、まぁ、近親相姦に怨念にって、黙阿弥先生や南北先生にもありますもんね(^_^;)
その辺り考えると、夢枕先生のお話に目をつけたのは、染五郎さん、いいとこついてる。


まぁ、又五郎さんが抱いた抱いたと連呼した時は「うーん、ちょっと、ストレートすぎないか(^_^;)」って感じしましたし、歌六さんと又五郎さんの楊貴妃を巡る思いなんかは、歌舞伎の恋愛とちょっと違う感覚がしました。なんでしょうねぇ。リアリティが濃いのかな。


あと、ひとつ、お話しで気になったんですが…あの大活躍の力持ちの従者のお兄ちゃんは、どうなったんでしょう。無事だといいなぁ。
あと、あのお役、うまかったんですけど、どなたがやってたんだろう。
筋書き買いに行かなきゃ~


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4月12日(火)のつぶやき

2016-04-13 03:21:04 | その他

本日は歌舞伎座昼の部と夜の部~♪
都合により昼は最後の身替座禅のみ。
ただいま終演しました!
感想はちょっと後にして、嬉しいチラシをGETしましたよ♪去年大満足だった萬屋ご兄弟の勉強会、双蝶会。今年は米吉さん、梅枝さんも参加です! pic.twitter.com/mPYcdeG5BP


嬉しいな~、この顔ぶれ♪
演目は車引に寺子屋!
十年後、二十年後にも同じ顔ぶれで見たい演目でもありますが、今、勉強会で観れるというのは、これはこれで楽しみですね~♪♪
チケット発売書いてないけどいつだろ?買いそびれないようにきをつけなきゃ!楽しみだな~♪


ただいま、歌舞伎座夜の部、終演しました~!
…うーん…うん、新作でした。歌舞伎かと言われるとちょっと答えに悩みたい約2時間。休みなし突貫です。なので、夜の部の休み時間は1回こっきり35分です。おトイレのご利用は計画的に~


@hm_notari すみません、肝心なところ間違えました!ご兄弟の屋号は、播磨屋です、播磨屋(^_^;)


さて、まず昼の部の身替座禅から。
仁左さんの右京に左團次さんの奥方、又五郎さんの太郎冠者♪千枝小枝は米吉さんと児太郎さんと、まぁ、なんとも個人的に嬉しい配役♪
やっぱり楽しいですね~この演目は♪
約1時間、ニヤニヤしっぱなしでした(^_^;)


もう仁左さんの右京さんの愛嬌が!端から端まで、はじけてあふれてとろけてます♪
菊五郎さんの右京さんも絶品ですが、仁左さんの右京さんも、これまた絶品。
又五郎さんの太郎冠者は主人夫婦に振り回されぶりや、右京さんとの、男ってのはもぉ~(^_^;)って会話も、これまた絶品の太郎冠者♪


千枝小枝もキレイどころ揃いです♪
あ、児太郎さん、踊る時の伸ばしてる手の指先、指先!まるまっちゃってますよ~
左團次さんの奥方、やはり、今、仁左さんの右京さん相手に、これだけの手強い奥方ができる役者さんです。
もう、ほんと、最初っから最後まで、楽しく観させていただきました♪♪


この演目は、外国の方にもわかりやすいんじゃないでしょうか。
世界共通の夫婦の愛?ですもんね♪
そういえば、昼の部と夜の部の間に、歌舞伎座隣のお蕎麦屋さんに入ったんですが、お客さんの外国の方率の高さにちょっとびっくり。さすが、銀座。


さて、夜の部。
一つ目は彦山権現誓助太刀で、お馴染みの毛谷村の前に杉坂墓所がつきます。これが大きい。これがあると無いとで、毛谷村の話の分かり易さが倍増します。
まぁ、なくてもわかるっちゃぁわかるんですが。でも、目で見るのとセリフの説明から理解するのじゃ、やっぱり違います。


あと、この場面があると、ちょっとですが、立ち回り的な場面もあるので、六助の強さもよくわかるんじゃないかと。
しかし、仁左さんの六助はおおらかというかなんと言うか、六助という人の柔らかな部分が、すごくよく感じられます。仁左さんならではの独特の雰囲気がありますね~


さて。夜の部ふたつ目は新作 幻想神空海。原作全く知らないし、空海さんのことも学校で習ったレベルの知識しかない状態で見たのですが、楽しめました。
さらに、播磨屋の歌六さん又五郎さんファミリー総出演で、個人的には諸手を挙げて大歓迎!な顔ぶれでもありました!


染五郎さんの声の通りもよかったし、歌六さんも又五郎さん、弥十郎さん達はさすがのいい声、演技でお芝居の深みを増してたし、児太郎さんは猫のっけて熱演してたし、米吉さんはこういう唐風の女形でもいい女だし、種之助さんの女形も初々しかったし、脇の役者さんに至るまで、皆さんとても良かったです


舞台装置も同じ2時間近くでもほとんど舞台装置に変更のない助六と違って、盆フル活用、ハイテクも活用で、休憩なしのぶっ通しとあって、裏方さんも大変なんだろうなぁ(^_^;)と。
あと最後の幸四郎さんの登場は、出たかったのかな~幸四郎さん新作に。と、ちょっと思っちゃいました。


じゃあ、何が引っかかったのか。
新作の時はよく引っかかるとこなんですが「これは歌舞伎なのかな?」というところ。正直、今まで見た染五郎さん演出の新作の中では、そこが1番疑問な舞台でした。
ちなみに、私、陰陽師は診れなかったので、夢枕先生原作の歌舞伎舞台化は、今回が初見です。


一部分ものすごく歌舞伎的な演出要素が濃くて、そこにはしのぶちゃんたち、脇を固める皆さんも活躍で、それ自体はうまいこと組み込んでてよかったんですが、そこ以外は、この演出なら、歌舞伎と銘うたなくても、現代劇やTVの俳優さんでも出来ちゃいそうだな~と思っちゃったんです…。


これまでの染五郎さんプロデュースの新作歌舞伎は、割とその辺りの歌舞伎要素をバランスよく取り入れてくれてたので、割とスンナリ歌舞伎として入ってきたんですが、今回のは、ちょっと、その辺の歌舞伎味が物足りなくて、歌舞伎…うーん?となっちゃったんです。


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4月9日(土)のつぶやき

2016-04-10 03:29:16 | その他

もひとつおまけ。昨日行った明治座近くの水天宮。
去年明治座行った時は仮殿だったのが、随分出来てきたんだな~と思ってたら、昨日から一般に公開されてたって!行けばよかった~(>_<) pic.twitter.com/PZ5I31uOr7


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4月8日(金)のつぶやき

2016-04-09 03:26:34 | その他

本日は明治座夜の部~♪
演目は2つ。勘九郎さん、菊之助さんの浮かれ心中と、菊之助さん、七之助さんの二人椀久です。終演は早めの20:15。
写真は明治座行く途中、桜散る中の弁慶さんです。 pic.twitter.com/9yT0yDyO7x


まず、浮かれ心中。
勘九郎さん、前半はなんかお父さん思い出しちゃって、よく似てるんだけど、でもやっぱり「似てる」の域で、なんかもどかしい感じもしましたが、最後の方は違和感なかったので、勘九郎さんの手に入るとこまであと一歩なのかな~と。頑張れ勘九郎さん!


菊之助さんは奥さん役で、兼ねる役者の茶目っ気も見せてくれつつ、珍しい顔合わせも新鮮で、楽しかったです♪
でも、女形の時のお声が以前とちょっと変わったような。笑也さんに似てきたかな?気のせいかな?
亀三郎さんが太助役で勘九郎さんをサポート。これも珍しい組み合わせ♪


梅枝さんはちゃっかりした花魁をイキイキと♪ こういう世話ものっぽいお役もいいですね~。
萬太郎さんは、間夫をやるにはもう一段、貫禄が欲しいところ。がんばれ~。
あと、亀蔵さんが、やっぱりなんとも言えず上手い!手堅く、得難く、深さと厚さで楽しませてくれる脇役ぶりです。

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彦三郎さんも、馬鹿、馬鹿(^_^;)と、いい父親ぶり。今月はお声に力があるような。ちょっと嬉しいな♪

橘太郎さんは、やっぱり安定の番頭さんぶり。この方も楽しませてくれます♪


さてこのお話、結構、籠釣瓶とシンクロさせてるとこが多く、籠釣瓶見たことがある方には、そこも役者さんが楽しませてくれるところ♪
また、役者さんも楽しんでる感があるのも観てて楽しくなるところ。
あ、亀三郎さんの次郎左衛門ぶりは、ちょっと見てみたくなりました。亀三郎さんの次郎左衛門。


ふたつ目は二人椀久。
この踊り、最初、椀久さんが花道から本舞台に来るまでに、結構、かかる踊りなんですよね~
いつも花道の先っぽしか見えない席でみてるせいか、どうにも前半の意識が途切れてしかたない踊りのひとつなんです…(^_^;)


松山がせり上がってくるとことか、後半の2人で手踊りの所はバッチリ目が覚めるんですけどねぇ。うーん、ごめんなさい菊之助さん(^_^;)
菊之助さん、七之助さんというのは珍しい顔合わせですね。個人的には二人松山で見たくなりますが、それじゃ話が成立しないし(^_^;)


ちなみに。
今回1番衝撃だったのが、チュウ乗りのゴールになる鳥屋が、天井からおりてきたこと!可動式とは!うおぉぉぉぉ(V)o¥o(V)って感じでした。
宙乗り=3階席減という個人的思い込みをいい感じに覆されましたね~。アレだと座席潰さなくていいですね!


考えてみたら明治座で宙乗り見たの初めてでした(^_^;)
あと、最後まで、鳥屋の幕の外にネズミさんのしっぽがはみ出してたのが可愛かったです♪


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3月31日(木)のつぶやき

2016-04-01 03:26:30 | その他

これ、ある意味画期的ではあるけど…応募がメインの役に偏りそうだし、半年稽古と発表会込の費用10~130万て、足りるのかな(^_^;)
半年の稽古で舞台に立てる! 「歌舞伎」のお稽古新時代“ 役毎に申込む史上初の素人歌舞伎「歌舞伎太郎」atpress.ne.jp/news/96480


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