■概要
観劇日:2008/7/26(土) 11:30~15:15
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階正面
【注意】ネタバレありです。
なぜだかわかりませんが、今月の昼の部はいつもより30分遅いスタート。
でも、そのおかげで、寝坊したんで慣れない地下鉄乗って行こうとしたら
快速で東銀座を通過されましたが、
無事開演に間に合いました(^_^;) あーよかった。
■演目・構成・タイムテーブル
義経千本桜
市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候
1:鳥居前 約45分
幕間 35分
2:吉野山 約40分
幕間 35分
3:四の切 約70分
■配役
役名 | 鳥居前 | 吉野山 | 川連法眼館
-------------------------------
佐藤忠信実は源九郎狐| 海老蔵さん|海老蔵さん| 海老蔵さん
ホンモノ佐藤忠信 | | | 海老蔵さん
静御前 | 春 猿さん|玉三郎さん| 玉三郎さん
源義経 | 段治郎さん| | 門之助さん
早見藤太 | 市 蔵さん| |
武蔵坊弁慶 | 権十郎さん| |
駿河次郎 | 新十郎さん| | 薪 車さん
亀井六郎 | 猿三郎さん| | 猿 弥さん
伊勢三郎 | 門 松さん| |
片岡八郎 | 猿四郎さん| |
川連法眼 | | | 寿 猿さん
妻:飛鳥 | | | 吉 弥さん
1:鳥居前
■のたりの眼
・義経と四天王
いゃ~、いい四天王ですねぇ♪
段治郎さんの義経を中心に左右に門松さんと猿四郎さん。
うーん、いい構図だ♪
猿四郎さんは椅子持ちですね。
椅子をセットして定位置に戻るとき、
クルッと前を向くのが目に付くのは、一旦止まってからまわるから
でしょうか?
あと、静が出てくるところで、上手に行きかける義経と四天王の歩みが
ピタッとそろってます。キレイですねぇ。
このへんは玉さんの美学かな~。
・佐藤忠信
揚幕内からの声がこれだけよく聞こえる役者さんも少ないのでは(^_^;)
3階の住人としてはありがたいことなんですが。
で、すみません、後は 四天王が再登場するところと引っ込みは
バッチリ見てたんですが、あとはあんまりキヲクが…
■花道度:高
今回のお席、花道がほとんど全く見えなかったんです。
それでも結構、ガマンできたんですが、その中でも
「うー、見たいな~」と思ったのが この場面の忠信の最初の出と
最後の引っ込み。
最初の出は、七三で、イヨォ、イヨォ、イヨォ という掛け声にあわせて、
多分、首振ってるところです。
好きなんです、私、この掛け声に合わせた首ふり。
最後の引っ込みは、幕外。
海老蔵さんの六方は豪快なんで見てて気持ちいいですからね~。
2:吉野山
・義太夫さん
■のたりの眼
4×4です。多いですね~
・舞台装置
いわゆる普通の吉野山とは大分違います。
まず、幕が開くと満開の桜の書割が舞台全面に。
書割が左右に分かれていくと、舞台は下手に吉野川。
これは、アレです、妹背山の「吉野川」と同じで、
水の流れをあらわすクルクルロールが回ってます。
私、この川の装置、好きなんですよね~♪ ちょっとうれしい♪
玉さんは上手にある山道から下って登場です。
山道のかなたにぼんやり見えるのは蔵王堂だそうです。
・静御前
なんか 内掛けがいつもよりズルズルなような気がしたのは、
多分、私の気のせい…ですよね。
あ、ポスターと衣装が違いますね。うちかけも真っ赤でした。
あと、この吉野山は何度も観てるはずなんですが…
静御前が忠信と戦物語を一緒に踊っちゃうのは、玉さんバージョン
なんでしょうか。
なんか忠信と同じ振りで並んだ姿が新鮮な気がしたんですが…うーん?
・忠信
裾の源氏車の模様が大きいですね~ ほぼ身幅。
あ、この衣装、無地じゃないんですね。よくいたら地模様入ってます。
あ、この衣装もチラシ・ポスターと違いますね。
チラシ・ポスターの方は袖とかにも小さめの金糸の源氏車が散らしてありますが、
舞台の衣装は裾以外は紋のところに銀糸かな、で入っているだけです。
この源氏車、一皮向けた後の真っ赤な襦袢にも金糸で散らしてあります。
海老蔵さん、ずいぶん腰を落としているんでしょうか?
玉さんと並んだ時玉さんより小さく見えます。
あれ、笠はまったいらなんですね~。盾みたいだ。
・扇
二人とも金銀のリバーシブル。忠信の扇には日の丸入りです。
海老さんからの扇投げは、ちょっと危なかったけど、玉さん無事キャッチ。
落としちゃったことってないのかな~。
・人形遣いと白狐
配役に人形遣いとあったんで、なんだろう?と思ってましたが、
これでしたか!
静の出発の支度のお手伝いをするんですね、狐さんは。
あれ?静の支度のお手伝いって、なんか操られた藤太が
やるんじゃなかったっけ?
と、ここで気がついたんですが、そういえば、今回、逸見藤太が
でてこないんですね。
鳥居前で 早見藤太が出てきちゃったからかな。
あ、そういえば、3階からだと、桜の書割の合間を通って引っ込んでいく
人形遣いと黒子の皆様の姿が見えます(^_^;)
・幕切れ
いつもだと、ひとりづつ花道を引っ込んだような気がするんですが、
今回は二人とも舞台にいるままで幕でした。
■花道度:中
忠信がスッポンから出てくるくらいです。
でも、見えなかったのが悔しかったんで(^_^;)
3:四の切
■のたりの眼
・法眼夫婦
幕が開くと既に法眼夫婦がいます。
この間、国立のを観たばかりなので気がついたのですが、
これって、あの法眼さんが奥さんを疑う振りをする件はカットされたって
ことなんですね。ちょっと勿体ないな~
・飛鳥さん
黒髪の眉なし。…眉なし…だよな、多分。
うーん、これだと年齢の検討がつかない~
・駿河次郎・亀井六郎
お二人ともタイプは違うんですが、大きさといい、感じといい、
いい声だすなぁと思いました。
・女中さん6人衆
こちらもみなさん、しっとりといいお声♪
京妙さん 守若さん 笑子さん 喜昇さん 玉男さんもいい声だな~
動きに一瞬でもそろったストップがあると、動きがそろってキレイですね~
女中さんは大体動きがキレイだけど、今回のこの統制のとれた動線は
やっぱり玉さん美学によるものなのかな~。
・狐。
家人曰く、「ギョロ目でワイルドでデカくて…うーん、子狐のイメージじゃない~」
うーん、まぁ…そうかも(^_^;)
海老蔵さんの狐観るのは今回で2度目なんですが…
うーん、やっぱり大きいなぁ(^_^;)
狐コトバも…う~ん、なんか伸びるのが長すぎるし、なんかこう、
発音も、こう…う~ん…<(ーー;)
歌昇さんの狐に理想的な狐コトバを感じたばかりのせいか、余計に
なんか、こう…
でも、回転数やスピードはやはり海老蔵さんの方がキレがあって
大きいだけにダイナミック。
あと、奥から出てきた義経の声を聞いて、慌てて起き上がって控えるのは
自然ですね。
国立は、義経に気がつかないのか、しばらくジタジタしてたままだったと。
アレ?一旦引っ込むところ、黒御簾とは、面白いところに飛び込んでいきますね~
・替え玉
うーん、ものすごく堂々と替え玉だ(^_^;)
・荒法師
6人です。最後の方のどんどん間合いの短くなっていく連続股くぐりがすごいです。
この場面が国立より長いような気がしましたが、ああそうか、宙乗りの準備が
ありますもんね。
・空飛ぶ狐
あのデッカイ海老蔵さんが、あんなに暴れて大丈夫なのか歌舞伎座~っ!!
なんか違う意味でドキドキしちゃいます(^_^;)
■花道度:中
亀井のひっこみと出。あと 忠信と狐忠信の出。荒法師の出。
最後は空飛んでくれますからね~
■余談
・筋書き写真
あ゛、澤瀉屋さんのシングル写真がないっ。う~む…(ーー;)
・照明
3階の袖の先端の席にライトが鎮座。
普段はなかったと思うんだけど…夜の部で使ってるのかな?
・筋書きより
昼の部の話じゃなくなっちゃうんですが、
男女蔵さんのコメントに書いてあったんですが…
さ、左團次さんがテレビで「高野聖」の宗朝さんをやったことが???
どれ、WEBで検索…お、ビデオのケースの画像だね…
…お?おぉぉぉぉぉっ(V)o¥o(V)
み、見事なハゲだ。
いや、そうじゃなくて。
うーむ、これは………う~む(^_^;)
も少し調べてみたところ、1979年に「日本名作怪談劇場」の中で最終話として
放送された番組のようです。怪談、そう、怪談なんだな…
というわけで、ビデオのパッケージに興味のある方は、
ご自身で検索して、確かめてみてください♪
観劇日:2008/7/26(土) 11:30~15:15
劇場:歌舞伎座
観劇位置:3階正面
【注意】ネタバレありです。
なぜだかわかりませんが、今月の昼の部はいつもより30分遅いスタート。
でも、そのおかげで、寝坊したんで慣れない地下鉄乗って行こうとしたら
快速で東銀座を通過されましたが、
無事開演に間に合いました(^_^;) あーよかった。
■演目・構成・タイムテーブル
義経千本桜
市川海老蔵宙乗り狐六法相勤め申し候
1:鳥居前 約45分
幕間 35分
2:吉野山 約40分
幕間 35分
3:四の切 約70分
■配役
役名 | 鳥居前 | 吉野山 | 川連法眼館
-------------------------------
佐藤忠信実は源九郎狐| 海老蔵さん|海老蔵さん| 海老蔵さん
ホンモノ佐藤忠信 | | | 海老蔵さん
静御前 | 春 猿さん|玉三郎さん| 玉三郎さん
源義経 | 段治郎さん| | 門之助さん
早見藤太 | 市 蔵さん| |
武蔵坊弁慶 | 権十郎さん| |
駿河次郎 | 新十郎さん| | 薪 車さん
亀井六郎 | 猿三郎さん| | 猿 弥さん
伊勢三郎 | 門 松さん| |
片岡八郎 | 猿四郎さん| |
川連法眼 | | | 寿 猿さん
妻:飛鳥 | | | 吉 弥さん
1:鳥居前
■のたりの眼
・義経と四天王
いゃ~、いい四天王ですねぇ♪
段治郎さんの義経を中心に左右に門松さんと猿四郎さん。
うーん、いい構図だ♪
猿四郎さんは椅子持ちですね。
椅子をセットして定位置に戻るとき、
クルッと前を向くのが目に付くのは、一旦止まってからまわるから
でしょうか?
あと、静が出てくるところで、上手に行きかける義経と四天王の歩みが
ピタッとそろってます。キレイですねぇ。
このへんは玉さんの美学かな~。
・佐藤忠信
揚幕内からの声がこれだけよく聞こえる役者さんも少ないのでは(^_^;)
3階の住人としてはありがたいことなんですが。
で、すみません、後は 四天王が再登場するところと引っ込みは
バッチリ見てたんですが、あとはあんまりキヲクが…
■花道度:高
今回のお席、花道がほとんど全く見えなかったんです。
それでも結構、ガマンできたんですが、その中でも
「うー、見たいな~」と思ったのが この場面の忠信の最初の出と
最後の引っ込み。
最初の出は、七三で、イヨォ、イヨォ、イヨォ という掛け声にあわせて、
多分、首振ってるところです。
好きなんです、私、この掛け声に合わせた首ふり。
最後の引っ込みは、幕外。
海老蔵さんの六方は豪快なんで見てて気持ちいいですからね~。
2:吉野山
・義太夫さん
■のたりの眼
4×4です。多いですね~
・舞台装置
いわゆる普通の吉野山とは大分違います。
まず、幕が開くと満開の桜の書割が舞台全面に。
書割が左右に分かれていくと、舞台は下手に吉野川。
これは、アレです、妹背山の「吉野川」と同じで、
水の流れをあらわすクルクルロールが回ってます。
私、この川の装置、好きなんですよね~♪ ちょっとうれしい♪
玉さんは上手にある山道から下って登場です。
山道のかなたにぼんやり見えるのは蔵王堂だそうです。
・静御前
なんか 内掛けがいつもよりズルズルなような気がしたのは、
多分、私の気のせい…ですよね。
あ、ポスターと衣装が違いますね。うちかけも真っ赤でした。
あと、この吉野山は何度も観てるはずなんですが…
静御前が忠信と戦物語を一緒に踊っちゃうのは、玉さんバージョン
なんでしょうか。
なんか忠信と同じ振りで並んだ姿が新鮮な気がしたんですが…うーん?
・忠信
裾の源氏車の模様が大きいですね~ ほぼ身幅。
あ、この衣装、無地じゃないんですね。よくいたら地模様入ってます。
あ、この衣装もチラシ・ポスターと違いますね。
チラシ・ポスターの方は袖とかにも小さめの金糸の源氏車が散らしてありますが、
舞台の衣装は裾以外は紋のところに銀糸かな、で入っているだけです。
この源氏車、一皮向けた後の真っ赤な襦袢にも金糸で散らしてあります。
海老蔵さん、ずいぶん腰を落としているんでしょうか?
玉さんと並んだ時玉さんより小さく見えます。
あれ、笠はまったいらなんですね~。盾みたいだ。
・扇
二人とも金銀のリバーシブル。忠信の扇には日の丸入りです。
海老さんからの扇投げは、ちょっと危なかったけど、玉さん無事キャッチ。
落としちゃったことってないのかな~。
・人形遣いと白狐
配役に人形遣いとあったんで、なんだろう?と思ってましたが、
これでしたか!
静の出発の支度のお手伝いをするんですね、狐さんは。
あれ?静の支度のお手伝いって、なんか操られた藤太が
やるんじゃなかったっけ?
と、ここで気がついたんですが、そういえば、今回、逸見藤太が
でてこないんですね。
鳥居前で 早見藤太が出てきちゃったからかな。
あ、そういえば、3階からだと、桜の書割の合間を通って引っ込んでいく
人形遣いと黒子の皆様の姿が見えます(^_^;)
・幕切れ
いつもだと、ひとりづつ花道を引っ込んだような気がするんですが、
今回は二人とも舞台にいるままで幕でした。
■花道度:中
忠信がスッポンから出てくるくらいです。
でも、見えなかったのが悔しかったんで(^_^;)
3:四の切
■のたりの眼
・法眼夫婦
幕が開くと既に法眼夫婦がいます。
この間、国立のを観たばかりなので気がついたのですが、
これって、あの法眼さんが奥さんを疑う振りをする件はカットされたって
ことなんですね。ちょっと勿体ないな~
・飛鳥さん
黒髪の眉なし。…眉なし…だよな、多分。
うーん、これだと年齢の検討がつかない~
・駿河次郎・亀井六郎
お二人ともタイプは違うんですが、大きさといい、感じといい、
いい声だすなぁと思いました。
・女中さん6人衆
こちらもみなさん、しっとりといいお声♪
京妙さん 守若さん 笑子さん 喜昇さん 玉男さんもいい声だな~
動きに一瞬でもそろったストップがあると、動きがそろってキレイですね~
女中さんは大体動きがキレイだけど、今回のこの統制のとれた動線は
やっぱり玉さん美学によるものなのかな~。
・狐。
家人曰く、「ギョロ目でワイルドでデカくて…うーん、子狐のイメージじゃない~」
うーん、まぁ…そうかも(^_^;)
海老蔵さんの狐観るのは今回で2度目なんですが…
うーん、やっぱり大きいなぁ(^_^;)
狐コトバも…う~ん、なんか伸びるのが長すぎるし、なんかこう、
発音も、こう…う~ん…<(ーー;)
歌昇さんの狐に理想的な狐コトバを感じたばかりのせいか、余計に
なんか、こう…
でも、回転数やスピードはやはり海老蔵さんの方がキレがあって
大きいだけにダイナミック。
あと、奥から出てきた義経の声を聞いて、慌てて起き上がって控えるのは
自然ですね。
国立は、義経に気がつかないのか、しばらくジタジタしてたままだったと。
アレ?一旦引っ込むところ、黒御簾とは、面白いところに飛び込んでいきますね~
・替え玉
うーん、ものすごく堂々と替え玉だ(^_^;)
・荒法師
6人です。最後の方のどんどん間合いの短くなっていく連続股くぐりがすごいです。
この場面が国立より長いような気がしましたが、ああそうか、宙乗りの準備が
ありますもんね。
・空飛ぶ狐
あのデッカイ海老蔵さんが、あんなに暴れて大丈夫なのか歌舞伎座~っ!!
なんか違う意味でドキドキしちゃいます(^_^;)
■花道度:中
亀井のひっこみと出。あと 忠信と狐忠信の出。荒法師の出。
最後は空飛んでくれますからね~
■余談
・筋書き写真
あ゛、澤瀉屋さんのシングル写真がないっ。う~む…(ーー;)
・照明
3階の袖の先端の席にライトが鎮座。
普段はなかったと思うんだけど…夜の部で使ってるのかな?
・筋書きより
昼の部の話じゃなくなっちゃうんですが、
男女蔵さんのコメントに書いてあったんですが…
さ、左團次さんがテレビで「高野聖」の宗朝さんをやったことが???
どれ、WEBで検索…お、ビデオのケースの画像だね…
…お?おぉぉぉぉぉっ(V)o¥o(V)
み、見事なハゲだ。
いや、そうじゃなくて。
うーむ、これは………う~む(^_^;)
も少し調べてみたところ、1979年に「日本名作怪談劇場」の中で最終話として
放送された番組のようです。怪談、そう、怪談なんだな…
というわけで、ビデオのパッケージに興味のある方は、
ご自身で検索して、確かめてみてください♪