のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

伝統芸能週間??

2009-02-27 00:16:32 | その他
私の家では、日経新聞と朝日新聞をとっているのですが、
今週は日経新聞の夕刊の最終面に掲載の、
1人の人が思い入れのあるモノを 1日1つ取り上げて語る、
一週間連載の「こころの玉手箱」を仁左さんが、

紙面中ほどでは、記者との対話形式で書かれる、
これまた一週間連載のミニ自伝コラム(でいいのかな?)
「人間発見」に、常磐津の一巴太夫さんが、

さらに朝日新聞夕刊では、これまた対話形式で
書かれる一週間連載のミニ自伝コラム(でいいのかな?)
「人生の贈り物」に、文楽の竹本住太夫さんが

それぞれ登場しています。
3人もの伝統芸能関係者の連載が重なるなんて、
ちょっとめづらしいですね~

どの連載も、役者さんの名前や劇場の名前が
色々でてくるのでなかなか面白いです。

ちなみに仁左さんの連載でとりあげられたモノは、
月曜が代々仁左衛門に受け継がれているという鏡台、
火曜は大工道具(仁左さんの意外な趣味?が!)、
水曜は今はなき中座、そして今日は、
お父さんの十三代目さんから、病気からの復帰祝いに
譲渡目録をもらったという細棹の三味線。

この目録をもらった2ヵ月後、十三代目さんは
亡くなったそうです。
去年みた十三代目さんの映画を思いだしました。
いいお顔でお三味線を弾かれてました。

当代の仁左さんも、役者ではなくそちらの道に進もうか
と思ったほど、三味線がお好きなんだそうです。
94年には中座の勉強会公演の折、余興で
仁左さんの三味線、三津五郎さん(当時は八十助さん)の大鼓、
勘三郎さん(当時は勘九郎さん)の小鼓で「越後獅子」を
ご披露されたとか。
今考えると、ものすごいプレミアもんの舞台ですねぇ(^_^;)


そういえば、この十三代目さんの映画ですが、来月の下旬に、
京都の春秋座で上映があるそうです。
京都近辺に在住で、まだ、ご覧になっていない方は、ぜひ!

映画「歌舞伎役者十三代目片岡仁左衛門」
~稀代の上方役者が遺したメッセージ~
http://www.k-pac.org/theatre/koen/2008/sy090327/top.html
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2009年2月:歌舞伎座 昼の部

2009-02-21 23:36:27 | 書いたぞ: 感想書きました~
◆観劇概要
観劇日:2009/02/15(日) 11:00~15:57
観劇位置:3階B席 正面後方 上手より
【注意】ネタバレありです。

◆演目・構成・タイムテーブル
1-1:菅原伝授手習鑑 加茂堤 30分
  幕間    10分
1-2:菅原伝授手習鑑 賀の祝 70分
  幕間   30分
2:京鹿子娘二人道成寺 67分
  幕間   15分
3:人情噺文七元結上演時間 75分

余談
・全体通して
今月は、演目の順番がいいですねぇ♪
昼も夜も 楽しく明るく気持ちよく、劇場をあとにできますもん。
↑これって、個人的には、とても重要ポイントなんで、
まったくもって、うれしい限り♪

・ポスター
3階に来月のポスターがありました。
内蔵助役者3人が左を向いて並んでいるのが、なかなかかっこいいポスターです。
色も赤・白・黒がそれぞれ背景になってて、かっこいい~♪

これ、チラシにならないかなぁ…

・舞台写真
道成寺が多いです。なんか「これは合成写真か???」と思うような写真もあって
つい、買ってしまいました(^_^;)

あと、アングルも面白いのが多いです。
おっ と思ったのは、「三人吉三」で、お嬢に声をかけられた、夜鷹のおとせちゃんを
演じる新悟さんを、玉さんの頭越しにアップで移したもの。
それから、上手斜め上からと思われる「道成寺」の「三度笠」の場面。

あと、鮮明な写真なんだけど、ちょっと「うーん(^_^;)」と思ってしまったのは、
「文七」で長兵衛さんの女房のお兼を演じる時蔵さん。
かなりくたびれ女房の感が…(^_^;)

==============================
1:菅原伝授手習鑑 加茂堤/賀の祝
◆配役
    桜丸    橋之助さん
    八重    福 助さん
   松王丸    染五郎さん
   梅王丸    松 緑さん
  斎世親王    高麗蔵さん
   苅屋姫    梅 枝さん
  三善清行    松 江さん
     春    扇 雀さん
    千代    芝 雀さん
   白太夫    左團次さん


◆のたりの目
【加茂堤】
※都合によりラスト10分のみ 観劇
→高麗蔵さんと梅枝さん、見損ねた~っっっ(/_;)

・八重と牛
八重さんと牛の奮闘が、ほほえましい♪
あと白張羽織った八重さんは、なんかきれい。

しかし、牛車の後ろの階段を取らずに、引っぱっていっちゃうのは、
どうなんでしょ(^_^;)

・上方のお話
知ってはいたんですが、このお話の舞台が関西方面なんだな~ とふと
あらためて感じたのが、お芝居に出てくるコトバ。

どんくさい」とか、「ど」を付けた罵り言葉の「ど畜生」とか 
ワレ」とか。

ちなみに私の関西方面のボキャブラリーは、ほとんどが
名作漫画「じゃりん子チエ」を読んで増やしたものだったりします。(^_^;)

【賀の祝】
白太夫が帰ってくるところまでは記憶があるのですが…
その後は、気が付いたら、もう松王が追い出されたところでした(^_^;)
再度、気が付いたときは、梅王も追い出されたところでした(^_^;)
さらに再度、気が付いたときは、桜丸が切腹するところでした(^_^;)
うーん、シリアスで重い場面は弱いです。

・松の枝にゴミ?
庭先の松の一枝になんか綿の雪がついてる・・・と思ったら、雪はくもの巣でした(^_^;)

・千代の衣装
千代の松葉のデザインの衣装は、なんか粋ですねぇ。

・梅王
よく観ると、緑と白の市松で、梅が散らしてある梅王の衣装って、派手ですねぇ。
あ、アタマはダブルの極悪ドコモダケなんだ!

・松王丸
うーん、染五郎さん、松王にしては、声がちょっと高いというか、軽いというか。
あと、これは、染五郎さんだからではないんですが、
「車引」Deha、松王って、もっと声が低くて、重くて という感じがするんですが、
この「賀の祝」の場面にくると、グググっと若年化する感じが。というか、
正直、ガキですよね。(^_^;)実家では、気が緩むってことなんでしょうかねぇ。

・猫畜生
チクショー、なんで犬じゃないんだ。
と猫派の私は、いつもここで思うんです。(^_^;)


・おあにいさま?
松王・梅王・桜丸の兄弟、なんとなく松王が長男なような感じがしますが、
じつは長男は梅王。という話を聞いた覚えがあります。
でも、この場面で松王、自分を足蹴にした梅王に
「このおあにいさまを」というんですよね。うーむ。

・俵投げ
あ、染五郎さんの方が、仕草の端々から、「あの米俵、重いんだ」って感じがわかる。
でも、梅王は米俵の重さなんか気にならないくらいの力もちってことなのかな。

・福助さん
ものすごく膝折ってました。
あれ、福助さんって、こんな背の高さだったっけ?と思ったほど。

・白太夫さん
古来稀なる70のお誕生日だってのに、息子の一人は勘当、一人は切腹。
せっかく長生きしたのに、みるめがこれでは、「長生きするのもどうよ」と
思ってしまいます…


2:京鹿子娘二人道成寺  道行より鐘入りまで
◆配役
  白拍子花子    玉三郎さん
  白拍子花子    菊之助さん


◆のたりの眼
【所化】
・團蔵さん
おぉぉぉぉ、所化筆頭が、團蔵さんじゃないですか!!
しまった、これはノーチェックだった!!
舞台写真にもなかったしなぁ。

セリフも多いし!!フハハハハ♪
あぁ 三河屋!って声がたくさん飛んで、うれしいなぁ♪
でも、出番は最初だけ。
舞台両脇に居並ぶ所化のメンバーにはいませんでした。

・松也さん
花子さんが花道にいるとき、居並ぶ所化の中でも
チラチラと花道に視線を投げる目の動きが、結構、目立ちました。
所化さんたちって、花子さんが花道にいるときは、まったく見ないでうつむいてるか、
じっと見てるか、どちらかがほとんどなんですね。
そんな中で、松也さんは視線がいったりきたりしてたから、目に付いたのかも。

・若手さん
梅枝さんの声がいいですね、やはり。「お、梅枝さんだ」と思います

巳之助さんであってると思うのですが、顔にさした紅が妙に艶っぽさを醸し出してました。
巳之助さん、女形もいけそう。と思うのですが、うーん、やっぱりちょっと
身長が問題かな(^_^;)

・舞い尽くし
私が見た日は萬太郎さん?でした。
延年の舞から今月夜の部の話にもっていく流れは今月特有ですね♪

・草履
所化さんの草履って、小さいですねぇ。
みんな足の後ろの方1/3~1/2がはみ出してるな~

【後見】
やったぁ♪、菊之助さんの後見が菊市郎さんだ♪
おまけに弟さんの菊史郎さんも一緒に後見だ♪

團蔵さんの筆頭所化といい、この後見といい、
いやー、個人的に見所の多い演目だったんですね、これ(^_^;)

【花子さん'S】
・玉さん
釣鐘の紐に烏帽子をひっかけるのは失敗。
落ちちゃいました。

それから、しゃがんでのまりつきの時、一瞬ですが、
後ろに手をつかれました。
玉さんにはめずらしかったので、ちょっとびっくりしました。
ちょっと調子が悪かったのかな?

・菊之助さん
時折、反りぎみな姿勢になる時、ちょっと腹を突き出しすぎ?(^_^;)
と感じるところもありましたが、踊りっぷりが堂々としていて
よかったです♪


・玉さんと菊之助さん
何度目かの二人道成寺とあって、おふたりとも息のあった絶妙の踊りです。
もともとお二人の踊りの差はそんなにあからさまには感じてませんでしたが
回を追うごとにその差がさらに少なくなってる気がします。

でも。
やはり今回も、やはり玉さんは違う というのを感じてしまいました。
最後の振り鼓で二人で同じふりで踊り狂う?ところです。
同じ振りなんですが、玉さんの方には、流麗さや艶やかさのようなものが、
あきらかに感じられるんです。

60分近く踊り詰めで、多分、菊之助さんの方に疲れが出てたのもあるかと思いますし、、
お二人のイキはあっているし、動きもあっているんですけど、
多分、玉さんのちょっとした体のひねりの有無や手先のさばき方のなどから
出てる艶というか、なんというか、そういうのが出せてる踊りと、
出せていない踊りだったんです。

ほんとにその差はちょっとした動きの差だと思うのですが…やはり
恐るべし、日本舞踊。

ただ、そこまであきらかに差を感じたのは、上述の最後の場面だけで、
そこまでの場面では、菊之助さんも玉さんとの比較なんてする気も起きない
くらい遜色ない踊りっぷりでした。

なんせ65分の大半を、玉さんよりも長く踊る菊之助さん。
体力も気力も最後の方はかなり大変なんだろうと思いますが、がんばれーっ!!

ただ、これよりもっと時間の短い鷺娘も体力的に25日公演では
最後かとおっしゃる玉さんですから、動きの激しいこの二人道成寺も、
この先、再演があるかどうか、結構微妙なところだと思います。

これは余談ですが、もし、玉さん菊之助さんでかなわないのであれば、
他のペアでこの秀逸な道成寺を残せないものかなぁ と帰り道につらつらと
考えてしまいました。


【その他】
・長唄お囃子
長唄さん…おぉ10×10だ。すごいたくさん。
夜の勧進帳より多い(^_^;)
太鼓も2つだし。でも大鼓は1人なんだな~


・所化の総踊りと三度笠
開演前に観た舞台写真に、三度笠もった花子さんが、
花笠もった所化さんに囲まれてるところを
舞台の上手斜め上から撮ったと思われるのがありました。

が、私のつたない記憶では、たしか、三度笠の花子さんと入れ違いで
花笠もった所化さんの総踊りになるはず。
「こんな場面あったっけ? それともわやっぱり私の記憶違い??」と思ってたんですが、
私の記憶はあってました!よかった!(^_^;)

今回は総踊りをなくして一部の所化さんの花笠踊りと絡ませることで
三度笠の踊りの部分を長くしたそうです。

確かに道成寺の中でも、三度笠の部分は他の部分の踊りに比べて、短いかも。
今回は、花子さんと所化さんの夢の共演実現ってとこでしょうか?

・手ぬぐい
すごい!3階A席の後ろの方まで飛んできました!
どなたが投げたのかわかりませんが、すごい投球力です!
初めて見ました、3階席の、それもこんな後ろまで飛んできた手ぬぐい。


3:人情噺文七元結
◆配役
    左官長兵衛    菊五郎さん
     女房お兼    時 蔵さん
  和泉屋手代文七    菊之助さん
      娘お久  尾上右 近さん
  角海老手代藤助    團 蔵さん
   和泉屋清兵衛    三津五郎さん
     家主甚八    左團次さん
    鳶頭伊兵衛    吉右衛門さん
  角海老女房お駒    芝 翫さん


◆のたりの目
・時蔵さん
今月、これ一役?? もったいない!!
歌舞伎座~ いくらさよなら豪華公演とはいえ、これは人的資源の
無駄遣いでは~(-_-;)

・團蔵さん
團蔵さん、悪人役も似合う(^_^;)んですが、こういうしなやかな役も
うまいなぁと思うんですよね~♪

・菊市郎さんと菊史郎さんと右近くん
…この配役で、以前もみたことあるなぁ。
その時は右近くんが もちょっとふくよかだったな~、

あっ、姐さんたち呼びにきたのは菊市郎さん!
わーい♪この演目も團蔵さんに菊市郎さんにとうれしいなぁ♪
でも…菊市郎さん、これだけなのか~_| ̄|○

・返済は計画的に
このお話の時節が年末12月として、角海老の女将さんが
お久ちゃんに客を取らすのをまってくれる期限が来年の3月。
…15ヶ月で50両返済するってことは、最低でも3~4両/月 は
稼がないとダメってことか…

できるのかなぁ(^_^;)
1両/月くらいじゃないとダメなんじゃないかなぁ。

・長兵衛さん
でも、まぁこれで改心するんだから、長兵衛さんもいい人なんだよね。
遊び人でも。現代には、こういう子も親もなかなかいないんだろうなぁ。


・左團次さん
あ~左團次さんも今月はこれ一本か~
勿体無い~


花道度:中
長兵衛さんが文七に50両なげつけてのひっこみ、くらいかな。
割と下手からの出入りが多いんですよね。
コメント (2)
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多少の値上げは覚悟してたけど…

2009-02-16 21:05:43 | その他
歌舞伎チャンネルの今後の詳細が明らかに。

視聴者の皆様へ重要なお知らせ
http://www.dentoubunka.co.jp/goaisatu.html


まとめると…

・経営:
「衛星劇場」「ホームドラマチャンネル」を放送する「株式会社 衛星劇場」
が、親会社となって 新規に設立する「株式会社 歌舞伎チャンネル」。

…要するに親会社が松竹から、松竹100%株主の衛星劇場になった ということ
みたいなんで
まぁ松竹の孫会社になった みたいなもんなのかな~。


・視聴料金:
 現行月額1,680円(税込)→月額2,940円
(税込)


…ちょっと まてぃ。(ーー;)

ええぇ、ほぼ 倍額ですか!
となると、年間で…
サンマンゴセンニヒャクハチジュウ円!!
まぁ いままでも1,680×12=20160で、年間で2万とちょっと払ってきたんですけど…
うーん、値上げは予想してたとはいえ、3万超えるのは痛いなぁ…_| ̄|○

竹三郎さんの公演観に遠征してる場合じゃないかも…(/_;)
コメント (4)
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あな めでたや

2009-02-16 21:02:08 | その他
おっかさんもできれば、いやみ~な商人もできれば、花魁もいける、
幅広い役をこなせる坂東竹三郎さん。
松竹座で6月に喜寿を祝って2日間公演を行うそうです。

====================
喜寿記念 坂東竹三郎の世界
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/osaka/2009/06/post_16-ProgramAndCast.html

日程:2009/6/13(土)~14(日)
  ※13(土)は11:00/16:00 14(日)は11:00のみの計3回公演です。
演目:
1:名物喧嘩茶屋
2:怪異 有馬猫
3:道頓堀歌舞伎賑

料金:
1等席8000円
2等席5000円

====================

そうですか、竹三郎さん、喜寿ですか~
…って、えぇ??77歳ですよね、喜寿って!

うーん、とてもそうは見えない若さ。
また お祝いに1演目っていうんではなく、公演たちあげちゃうところに
竹三郎さんのバイタリティのすごさが!(V)o¥o(V)

それに、今回の公演、どの演目も見たことない演目ですね~。
有馬猫は黙阿弥先生の作品だそうです。
それにしても「竹三郎さんの魅力たっぷり」 なんて、なんかもう殺し文句ですよ~

うーん、どうしよう。遠征しちゃおうかな~♪
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2009年2月:歌舞伎座 夜の部

2009-02-14 22:29:43 | 書いたぞ: 感想書きました~
#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#
公演日程 2009/2/1(日)~25(水)
会場:歌舞伎座
#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#=#

◆観劇概要
観劇日:2009/02/10(火) 16:30~20:46
観劇位置:3階正面前方


◆演目・構成・タイムテーブル
1:蘭平物狂(95分)
   幕間   35分
2:勧進帳(75分)
   幕間   25分
3:三人吉三巴白浪(26分)

==============================
1:倭仮名在原系図 蘭平物狂
◆配役


   奴蘭平実は伴義雄    三津五郎さん
       在原行平    翫 雀さん
      水無瀬御前    秀 調さん
       一子繁蔵    宜 生さん
  与茂作実は大江音人    橋之助さん
 女房おりく実は妻明石    福 助さん


◆のたりの眼
【役者さん】
・秀調さん
あ、女形やってる。
そうか、秀調さんも女形やるんだ。

・翫雀さん
なぜ、ここで翫雀さんなんだろう?
と、なんとなく唐突は配役な感じが。

うーん、今月、ここだけだし、他に藤十郎さんとか仁左さんとか
上方の役者さんがメインの演目もないからかな。
そういや、扇雀さんも昼の部に一役だけでてるな~。

うーん、こんな風に感じるってことは、やっぱり普段、
上方の役者さんは固まって出てることが多いってことなんだろうなぁ。

・宜生くん
うーん、かわいいし、お父さんの厳しい目も微笑ましいんだけど・・・
うーん、棒読み・・・<(-_-;)
もちょっと、がんばって欲しいかも。

・前半
すみません、大爆睡。
三津五郎さんがなんか踊ってるなぁ。と思いつつウトウトと。(^_^;)

・奴
冷奴の奴は奴さんの奴だったんだ!
奴さんの紋が四角いかららしい。
知らんことはあるもんです。

・親子
衣装に燦然と輝く「蘭」の字が、なんかまぶしいわ~。
と思ってたら、息子の繁蔵の衣装にも燦然と輝く「繁」の字が(^_^)

・奴さん
三津五郎さん、なんかドカドカ音たてて歩いてるな~、と気になったのですが、
そうか奴さんだからか。


・その他ご贔屓
・幕開きの奴さんの一人、あれは菊十郎さんかな。
・後半大立ち回りで左十次郎さん発見♪

【幕間】
前半から大立ち回りてんこ盛りの後半への幕間がとても、長い~ 
5分休憩いけるんじゃないかな、これ。<(-_-;)
なんに時間がかかってるんだろうなぁ。そんなに凝った舞台装置という
わけでもないような気がするんだけど。

安全確認とか、そういうのかなぁ。
やっぱり。井戸の屋根にしたって、大人が4人も乗るんだもんね。
かなり、しっかりしたものにしとかないとダメってことなんだろうなぁ。

【後半大立ち回り】
・蘭平の顔のケガ
最初っから顔にあんな傷負ってたんだ。
立ち回りの最中で付いたような気がしてたけど。
しかし、あんなに血がダクダク出てるケガなのに
四天の対応、余裕だよなぁ(^_^;)

・四天
あれ、衣装が2種類あるんだ。
最初は紺の線が強かったけど、後半は赤の線が主体の衣装に。
あの大はしごが出てくるところから赤になりました。
うーん、立ち回りして血の巡りがよくなってきたってことなのかな?
それともメンバーも違うのかな。

・花道大はしご
今回、いつものB席じゃなくてA席にしたのは、この花道の
大はしごをよくみたかったから。

でも、はしごで登って上にきてくれるからいいけど、
花道そのものは、3階A席でも見えないなぁ(/_;)
いつもの3階B席の方が、まだ花道の端っこが見えるかも。

あ、でも、はしごをよく観たいという理由だったら、
西の袖にするべきだったかな~(^_^;)
ま、いいか。

で、じっくりと観たんですけど、あの、はしごの先端でひっくりかえる人、
あれ、結構、勢いよくひっくり返るんですねぇ。びっくりしました。(V)o¥o(V)
命綱とか安全装置的な役目をしそうな仕掛けもなさそうだし。
すごいなぁ。

・ぶっかえりした蘭平
花道に行くまでは紅白の市松模様だったのに、
はしごに登ってきたら、ぶっかえってました。
浅黄の地に孔雀の羽の意匠。蘭平には孔雀三郎という異名?
もあるそうで、それにちなんだものらしい。

で、このぶっかえりした蘭平なんですが、なんというか、その、
こう、ドレスを着ているように見えるんですよね~(^_^;)
それも・・・なんとなくマタニティな・・・(^_^;)

・鍔が鳴る
チャリチャリと音がするんですよね、蘭平の刀。
あれも好きです。

・支えの棒
三津五郎さんが上り降りする際には、四天さんが持つ棒が
手すりがわりになっています。
なるほどね~ ああいう風につかまれるものがあると
全然安定感、違いますもんね。

舞台の絵的にも邪魔にならないし、簡単に持ち運びできるから、
殺陣の邪魔にもならないし。
うまいこと、考えたな~

・父は倅を呼ぶ

倅は何をいたしておる
父(てて)はここにおるぞよ
繁蔵やぁい 倅やぁい

手負いの蘭平が繰り返すセリフです。
倅も味方してくれるはずだって、期待してるんですよねぇ。
それだけに、最後で息子が縄をかける役ででてくるところは、
胸がいたみます。かわいそうだよ、お父さんがっ(/_
コメント (8)
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8月!新作!? 【2/13修正】

2009-02-13 01:32:07 | 観たいぞ: 気になる演目などの情報
猿三郎さんのブログ:市川猿三郎 二輪草紙 (http://blogs.yahoo.co.jp/enzaburou/
)の
2/9の記事「休みを満喫~ 」にうれしい一言が♪

「その後7月は歌舞伎座? 8月も新作の予定でまだまだ 目が離せません
よ。」


離しませんとも!!(V)o¥o(V)
7月は恒例になりつつある、玉さんとの共演でしょうか?
そして8月。新作って?新作って??水滸伝の続き???

いや~、これは、お金とスケジュール、調整しておかねば(^_^;)

あ、そういえば、↓こんな記事も発見

猿之助も祝福!市川弘太郎が年上司法書士と結婚(スポーツニッポン)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/02/12/07.html

あな めでたや♪
襲名・結婚・パパになる は役者さんが舞台でも一皮むけるきっかけになること

多いようなので、3月の弘太郎さん舞台が楽しみです。

そういや中日でこの演目をやったときは、右近さんが入籍した頃だったかで、
弥次喜多女房コンビの餌食になってたな~
弘太郎さんも推して知るべしってとこかな(^_^;)


※2/12 13:00~2/13 1:30まで この記事は文字化けになって掲載されていました。
私の投稿ミスです。(^_^;)
この間にこの記事をご覧になったかた、ギョッとさせてしまってすみません~
m(_ _;)m
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予習しておこうかな~

2009-02-06 19:50:22 | その他
5月の演舞場公演情報が歌舞伎美人にでました。
今年も吉右衛門さんを中心とした座組みですね。

個人的には1番の楽しみは夜の部の「鬼平犯科帳~狐火~」
この間の「大川の隠居」も 面白かったので、今回も期待です♪

そういや、この間舞台の「鬼平」を見た後、
原作も読んでみようかと文庫を2・3冊買ったり借りたりして読んだのですが、
気がついたら私より母がはまり、
いつのまにやら母上の部屋に全巻、ズラッとそろってました。(^_^;)

今回の「狐火」はまだ読んでないはずなんで、
そこから借りて予習しておこうかな~。

あ、母上誘ったら1等席、スポンサーになってくれるかな~♪
でも、鬼平のあとお染の七役は、楽しいんだけど、両方長いから、
疲れちゃうかな…<(ーー;)

まぁ知恵をめぐらす今日この頃です。

他には 福助さんの近江のお兼(昼)とお染の七役(夜)
どちらも 個人的に感じてる福助さんの良さが、
たっぷりと味わえそうな演目がそろうのはうれしいところ♪

福助さんのお染というと、以前、日生劇場でみた記憶があります。
あれはもうずいぶん前、だよな。たしか学生最後の春休み・・・

ま、それはさておき。
踊りのもう1題になってる「心猿」って、なんだろ?お猿さん?

あと、昼の部の〆に「らくだ」。
歌昇さんの手斧目半次~♪
しかし、5月の演舞場って、毎年1つは笑わせるのが入りますねぇ。

===============
新橋演舞場 五月大歌舞伎

期間:2009/5/2(土)~26(火)
時間:昼の部 11:00開演 /夜の部 16:00開演

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2009/05/post_15.html

===============
おっ、夜の部の開演時間がちょっと早いですね。気をつけねば・・・
ありゃ?なんか3階席のお値段、高くないですか?
(Aが5000円でBが3000円)
3月はいつものお値段(Aが4200円でBが2400円)だったと思ったけど・・・

そういや、団菊祭は、今年はやらないのかな~
あっ、5月は名古屋にも行かねばならんのだった!
家族旅行に行こうという話もあるし・・・

う~む、こりゃスケジューリングが大変だ~<(ーー;)
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なんか並んでます♪

2009-02-05 14:11:39 | その他
中日劇場のHPに5月の「東海道中膝栗毛」のチラシがアップになってます♪

http://www.chunichi-theatre.com/presents/2009/5/5gatsu.html#2

なんか楽しそう~♪
生足度も高そうだし♪(←そこなのかワタシ<(ーー;)

「市川右近・市川段治郎宙乗り相勤め申し候 」ってありますから、
お二人で宙乗りするんですね。
うーん、弥次喜多空を飛ぶ。しかし、いったい、ドコに行くんだろ(^_^;)

まぁなんにせよ、楽しみ~♪
ただ、もちょっと、公演期間(11日~28日)が長いとうれしいんだけどなぁ。
土日が2回しかないんですよね・・・
うむ~ G.W.ある月で 有給とりにくいんだけどなぁ・・・<(ーー;)

ウルトラマン、5日で終わるんだから、7日くらいからやろうよ~

あ、そうそう、なんか楽しそうなパーティーのお知らせも出てます。
2月19日の開催です。って、今月か。早いな~。
平日の名古屋開催なんで、私にはハナからムリですが、
おもだか主要メンバー勢ぞろいだし、参加費もそんなバカ高くないし、
名古屋在住の方、要チェック!
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4月、適材適所の充実ぶり

2009-02-03 13:07:25 | その他
4月歌舞伎座の公演情報が歌舞伎美人に出ました♪

昼は先代萩の通しで、
夜は毛谷村+上方二題 です。

いずれも充実の演技を味あわせてもらえそうな、
バランスのとれた適材適所な配役です。

ずいぶん前から情報が流れてはいましたが・・・
昼の先代萩、噂にたがわぬ充実の布陣ですねぇ

個人的に注目は、やはり仁左さんの八汐。1番うれしいかも♪
それから仁左さんと吉右衛門さんのガチンコ対決もうれしいなぁ♪
あとは、吉右衛門さんに追い回される、歌六さん(^_^;)
怖いだろうなぁ・・・(^_^;)

それから・・・
これだけの演目で 三津五郎さんが荒獅子男之助 一役ってのは、
うーん、どうにも、もったいないオバケが出そうですよ~松竹さーん!

夜の部の方は、吉之丞さん歌昇さん東蔵さんとごひいきそろいぶみの
「毛谷村」に
上方二題は「廓文章」に「曽根崎心中」。

この2つを続けて上演するってのはめずらしいんじゃないでしょうか?

ちなみに「廓文章」には「ご贔屓のお望みにより」って付いてます。
ってことはこれが付いたのが例のリクエスト演目ってことなんですね。

しかしな~ 話の展開的には、できれば「曽根崎心中」「廓文章」
の順にしてほしかったかも(^_^;)
最後はやっぱり 楽しい気分で劇場を後にしたいとこなんで。

うーん、そう思って「廓文章」で帰っちゃう人が続出しちゃったりして(^_^;)

まぁ何にせよ、4月もチケット戦線は厳しそうですねぇ・・・・

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歌舞伎座さよなら公演
四月大歌舞伎
期間:2009/4/2(木)~26(日)
時間:昼の部 11:00開演 /夜の部 16:30開演

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2009/04/post_38.html

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2008年、あなたが一番好きだった演目は・・・ランクインしてるかな??

2009-02-02 00:45:59 | その他
毎年、楽しい悩ましさを味あわせていただいている
yukiさんのところで開催の「2008年、あなたが一番好きだった演目は」
アンケートの集計結果が発表になっています!

投票するのに悩みぬくのも楽しいんですが、この結果をみるのも、また
楽しいんですよね~♪
yukiさん、集計、ありがとうございました!

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yukiさんのHP:ご機嫌!歌舞伎ライフ
http://www5e.biglobe.ne.jp/~freddy/

※トップページに集計結果へのリンクがあります。

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結果は東京篇と全国篇に別れています。
東京篇の1位は・・・プログラム別にカウントしたらまた違ったかもしれませんね、これ。
2・3位は同点!たしかにどちらも なるほどの充実感。


全国篇はいずれも観ていない演目だけに、観てみたいですねぇ、特に2位!
垂涎のメンバーです!

この他ベスト3以外も発表になってます。
色々でてますので、投票された方も、されなかった方も、ぜひ、ご一読を♪
「あぁ、これこれ!」ってのがあったりして、楽しいですよ~♪


今年は このブログの記事の掲載事態が 激減してたため、こちらのアンケートの
お知らせもあまりのせられなかったのですが、今年も多くの方から投票があったようです。
やはりこういう企画は、投票が多い方が結果も充実するんだと思います。

また、今年は歌舞伎座のさよなら公演が始まり、メジャーな演目、充実の配役の舞台が
数多くみられるのではないかと思いますし、観劇に行く機会を持つ方も
増えることかと思います。

そんなわけで今年分は、今回よりさらに充実の期待されるこのアンケート。
集計するyukiさんには 申し訳ありませんが、ぜひの開催、期待しております♪

「そんな楽しい企画があったのか!」と初めてアンケートを知った方、
「投票すればよかった~」と後悔されている方も、2009年のアンケート開催の際には
ぜひ思いのこもった1票を!

コメント (2)
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