のたりずむ♪ぷれ ~門耳(カドミミ)~

門耳=聞。小耳に挟んだ歌舞伎関連情報や見たお芝居の感想メモです。

2009年3月演舞場:獨道中五十三驛 とりあえず 千秋楽

2009-03-24 01:35:21 | 観たぞ: 観てきて一言
本日(ってもう昨日になっちゃいましたが、)「獨道中五十三驛」千秋楽、
くりこせない有給休暇がたくさんあるくやしさに、
この年度末の忙しい最中、仕事さぼって観に行ってきちゃいました~♪

以下、断片的に千秋楽バージョンと思われるところを。

口上
最初の芝居小屋前での口上で、右近さんが「本日千秋楽を迎えて
と、挨拶し、千秋楽にかける意気込みを感じさせてくださいました。
聞いてて「あぁそうか今日で最後ってことは、役者さんも
あとの公演への体力配分気にせずに思いっきりできるんだろうな」
と思ったんですが、猿三郎さんのブログによれば、4月の名古屋に出演される方は
もう明日から稽古だそうです(^_^;)
そのせいか、思ってたほどムチャクチャなお遊びはなかったかな、と。

海中
なんかヒトデと海老が殴りあいしてたように見えましたが気のせいかな(^_^;)
あと、タコさんがかなり最後まで波の上にその存在をアピールしてました(^_^;)

おくらちゃん
春猿さんに「鼻の頭に汗かいて」とつっこまれてました(^_^;)が
これは今日のオリジナルなのかな?
あと、引っ込むとき、古着を売って儲かったら演舞場に「獨道中五十三驛」を観に行こう!
というのですが、そのあと、「えぇ、今日で千秋楽~?」と続きました。

五月の中日劇場公演の宣伝
おきちちゃんとおやえちゃんのやり取りの中に、出てきました。
春猿さんが段治郎さんからチラシをもらった という設定で、
そのチラシには右近さん、段治郎さんのサイン入り!
最後に、客席最前列のお姉さんにあげてましたが、いいな~
あれ、私も欲しかった~っ!

宙乗り
右近さんの「シャギャー」とやるのが、いつもより多かった・・・かな?
気のせい??

水かけ
本水の場面、水の中で手で水のかけあいをするところ、いつもの
3倍くらい長かったです。あの場面、ツケが入るのですが、
まだか、まだかと続いてました(^_^;)

ただ、いつもの3人以外に猿弥さん。弘太郎さんの乱入がもっとあるかと
思いましたが、それはなかったみたいです。ちょっと残念~

この本水の装置、次に使われるのはいつなんだろうなぁ。
と思いながら名残を惜しむようにマイナスイオンを味わってきました。

プルプル
段治郎さんが、今日、一番、ぶっ飛んでたかもしれません(^_^;)
まず、水から出てきたとき、滴り落ちる水の量が、半端じゃない(^_^;)
滴るのではなく、途切れなく流れて落ちてました。

そこで、思いっきりプルプル。いつもの3割り増しな身の振り方でした。
袖絞るのも、何回もやってましたし(実際そのくらい絞んないと
流れ落ちるのがとまらないくらいでした)
髪の毛の方もすごかったです。髪のしずくを払った手で客席の方に飛ばす飛ばす(^_^;)
何列目まで飛んだんだろう、今日のあのしずく

しかし極めつけは七三でのプルプル。
もうプルプルなんてかわいいもんではなくて、
ブルンブルン という感じでした(^_^;)
あれは、花道脇3~5席目くらいまでしずくが飛び散ったかと。
本舞台に笑也さんが出てきてるのに、視線をすっかりさらっちゃってました。(^_^;)

猿弥さんも笑ってたし。というか、私の気のせいかもしれませんが、
段治郎さんが立ったあたりから、猿弥さん笑いっぱなしのような(^_^;)

あとは特になかったかな~


カーテンコール
ありますよね、やっぱり♪

最初は右近さん一人が由留木の若殿から土手のお六に早替わりしての登場。
ひととおりご挨拶のあと、そでから他の出演者を呼んで、ひとりづつご挨拶して
座った・・・かな、その後。
で、定式幕がひかれました。

今回はこれで終わりかな~と思ったりもしましたが、
今月はまだ猿之助さんがいらっしゃったという話も聞いてないし、
休憩時間中にロビーに奥様の紫さんをみかけたという
とおりすがりのおばさまの話も耳にしてましたし、
多分、猿之助さんが舞台に上がられるのではないかと期待してたんです。

やはりいらっしゃいました!

定式幕が開くと、そこには主要7人のみなさんと猿之助さんが!
私の周りの人はほとんど立ち上がって大拍手されてました。
(すみません、KYな私は立ちませんでした(^_^;)
最後は緞帳が降りてきて、ついに幕となりました。

私は猿之助さんが倒れる前もいくつか舞台は観てましたが、
澤瀉屋さんの舞台を熱心に追っかけるようになったのは、
猿之助さんが倒れた後です。

なので、カーテンコールなどで猿之助さんが登場されるたび、
その圧倒的な反応の大きさにはいつも驚かされます。
本などで猿之助さんのこれまでの歩みを知ると、それも十分納得できるんですが。

今回も私の席の近くでは、白髪のオバサマが真っ先に立たれました。
おじさんも多かったですし。
猿之助さんの歌舞伎に魅せられた人がいかに多く、幅広いかを
実感する一瞬でした。

今回も猿之助さん、おコトバはなしでしたが、まぁ元気なお姿が観れただけでも
うれしいことです♪

余談
最前列の方の年配のご夫婦数組がカーテンコールの前に外に出ようとして、係りの人に
留められてました。1度目も2度目も。
あまりカーテンコールに興味がないご様子で。
席に戻るおじさんがた、かなり不満げでした。(^_^;)

それを観て家人が「終演直後は混雑するし、早目に出たいと思ってる人かもしれないし、
出たい人は出してあげればいいのにねぇ」
と言っていました。

うーん、確かに私なんかはカーテンコールを期待して千秋楽のチケット
取ったクチですし、せっかくのカーテンコールだから、観ないで帰っちゃうのは勿体ないとは
思いますが、カーテンコールに興味のない方も、いらっしゃいますよね、中には。
一律、留めちゃうのは、たしかにちょっとどうかと。

舞台写真
「完売御礼」がいくつか出てました。
最初の休憩時間に観に行ったのですが、その時点で、
おくらちゃんの猿琉さんのが1枚と喜昇さんと、本水の中のナマ足段治郎さんと、一平の猿弥さんが1枚と、私が番号を書いた直後に目の前で幕開きの春猿さんのが1枚と(/_;)・・・そのくらいかな。

歌舞伎座だと「予約受付中」になるんですが、演舞場はならないんですね。
ぬかりました。今度から気を付けよ~(-_-;)

帰り道
楽屋口の前に藤波小道具さんのトラックがいたり、道路に「おもだか云々」と
張り紙のした衝立らしきものもあったりと、もう搬出が始まってたようです。
はぁ~終わっちゃったんですねぇ。なんかさみしいなぁ・・・。
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2 コメント

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おつかれさまでした(^-^) (Rinka)
2009-03-25 10:47:53
詳細レポありがとうございました~
たしかに終演後いろいろな事情で早く外に出たい場合はありますよね~(^_^;)わたしも無理な行程を組んだ上に前日の宴会で飲んだくれすぎて(笑)肝心のお芝居の途中で気分が悪くなり、「もうダメ~(+_+)」と外に出ようと走ったら、いきなり係の人に取り押さえられ・・・(なにっ?!吐きそうなのよっ!)と目で訴えると、「今、廊下に役者さんが控えてて・・・」と(^^;;
役者さんに飛びつかないから出してくれ~~~!!と出していただきましたが(苦笑)
返信する
おいでませ♪Rinkaさん (HineMosNotari)
2009-03-26 08:20:08
それは大変でしたね~
係の方もそう簡単にはゆずれないところでしょうし。(^_^;)
そういえば千秋楽の日はバケネコの宙乗りのあと、場内があかるくなる前に外へ出ていかれる方も結構がいらしたようですが特に制止を受けてる様子もありませんでした。一階だからよかったのかな。
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