アメリカ選挙、
結局ねじれで決着がついた。
一方は、怒り
一方は、理性
ざっくりいえば、今回の選挙の特徴は、怒りと理性の闘いだった。
結果のねじれは、アメリカ国民の全体としてのまっとうさが反映されたものと思える。
情念を理性でコントロールしながらの問題解決が理想なのだが、
個人でも難しいのに、集団でともなると、とてつもなく難しいし面倒。
でもだからといって、理性のコントロールを捨てて事の解決にあたるわけにはいかない。
このことを認識し実行できる国が、成熟した民主主義国家ということになる。
野党の役割が極めて大事。重箱の隅をつつくような理性は無用。
これからは、分断のなかでの施策の実行がどうなるか。
日本の政局は全然面白くないが、
アメリカの政治の動きには、目が離せない。