<Rockway Expressより記事転載>
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◆7月14日
アメリカ経済はどんどん悪化している。中流だった人々が今や車上や路上で生活せざるを得なくなりだしている。まさかと思っていた事態が自分の身の上におきている。
99週間の失業手当期間が来年初めに切れるというから、そうすると更に多くの貧窮者がホームレスとなるだろう。しかもアメリカの多くの市町村では車上や路上での生活を違法としているという。どこにも生きる場所がなくなりつつあるのだ。
このまま進めば、アメリカは内乱状態に陥る危険性が高まる。しかもアメリカ国債の評価が下がったりすれば、混乱は更に増すだろう。アメリカが内乱状態になれば、世界的秩序も崩壊し、世界中が混乱状態に投げ込まれるだろう。
アメリカが復興する最後の砦は、アメリカの建国の精神に立ち帰ることだ。神と共に、先ず教会を建て、道路や病院を建て、最後に自分達の家を建てた。ようするに神と共にある共同体を皆で建設しよう、という意識と意図である。
そこには隣人に対する思いやりも当然存在する。教会で共に祈る、神の下で同じ兄弟姉妹としての隣人だ。お金よりもその隣人達との助け合いの精神の方がずっと大切なのだ。
それにアメリカ人が気づき、立ち帰るまでは、アメリカの衰退は継続するだろう。そして世界もそれにつられて落ちていく。そして最後の最後、そのような世界に行くべき道を差し示すことができる内容を持つ国が日本である。ただし、今の政権では無理だろうが。
<転載終わり>
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大学2年の時に、マックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を読みました。イギリスからアメリカに渡ったピルグリムファーザーズは、神の愛を実現するために、最初に教会を作り、次に学校を、そして最後に自分たちの家を作ったと書かれていました。古い記憶ですが、彼らの利他の精神や行いが、自分にはとても新鮮に映りました。
今、アメリカや日本に足りないものは、我善しでは立ち行かないという認識だと思います。日本は震災を機に、我善しを反省し、皆で手を取り合い、頑張って生きていこうという機運が出てきたように思います。
見事スウェーデンを破ったなでしこジャパンの選手達は、「苦しいときには、被災地の方々のことを思って頑張った」そうです。誰でも被災者の方々を思えば、自分の苦労など小さいものだと感じていると思います。震災が起きて4ヶ月が経ちましたが、被災者と共に頑張っていこうという気持ちは消えることはなく、むしろ大きくなっているほどです。仕事や生活の中での自分の不平不満など、被災地の皆さんからみれば、小さなことです。そして、頑張れば頑張っただけ、結局自分自身に対して納得がいきます。結果的には、自分に大きな満足をもたらしてくれることに気が付きます。
なでしこジャパンの活躍は、これから来る女性の時代を象徴しているように思います。左脳と右脳が統合され、また男性性と女性性が統合され、イザナギとイザナミが相和して、やがてミロクの世を実現していけるのだと感じます。