日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

東大話法に騙されるな

2012-03-10 06:34:04 | 政治・社会

<マル激トークより転載>

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東大話法に騙されるな

マル激トーク・オン・ディマンド
マル激トーク・オン・ディマンド
第564回(2012年02月04日)
東大話法に騙されるな
ゲスト:安冨歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)

 

 「東大話法」なるものが話題を呼んでいる。東大話法とは東京大学の安冨歩教授が、その著書「原発危機と東大話法」の中で紹介している概念で、常に自らを傍観者の立場に置き、自分の論理の欠点は巧みにごまかしつつ、論争相手の弱点を徹底的に攻撃することで、明らかに間違った主張や学説をあたかも正しいものであるかのように装い、さらにその主張を通すことを可能にしてしまう、論争の技法であると同時にそれを支える思考方法のことを指す。

 「人体には直ちに影響があるレベルではありません」「原子炉の健全性は保たれています」「爆発することはあり得ない」等々。3・11の原発事故の直後から、われわれは我が耳を疑いたくなるような発言が政府高官や名だたる有名な学者の口から発せられる様を目の当たりにした。あれは何だったのか。

 さらに、人口密度が高い上に地震国であり津波被害とも隣り合わせの日本で、少し考えれば最も適していないことが誰の目にも明白な原子力発電が、なぜこれまで推進されてきたのか。一連の政府高官や学者の言葉や、最も原発に不向きな日本で原発が推進されてきた背後には、いずれもこの東大話法があると安冨氏は言う。今日にいたるまで原子力村が暴走してきた理由、なぜがわれわれの多くが原発の安全神話を受け入れてしまっていた理由、そしてわれわれが原発を止めることができなかった理由を考える上で、東大話法は貴重な視座を与えてくれる。

 安冨氏は東大話法の特徴を1)自分の信念ではなく、自分の思考に合わせた思考を採用する、2)自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する、3)都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする、4)都合のいいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す、5)どんなにいい加減でつじつまの合わないことでも自分満々で話す、6)自分の問題を隠すために、同種の問題を持つ人と、力いっぱい批判する、7)その場で自分が立派な人間だと思われることを言う、8)自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテル貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する、など20の項目にまとめ、そのような技法を駆使することで、本来はあり得ない主張がまかり通ってきたと言う。そして、その最たるものが、原発だと言うのだ。

 実際、このような不誠実かつ傍観者的な論理は原発に限ったものではなく、今日、日本のいたるところで見受けられる。しかし、それが東大ではより高度なレベルで幅広く行われているという理由から、安冨氏は自身が東大教授でありながら、あえてこれを東大話法と名付けたそうだ。

 東大話法の最大の問題は、いかなる問題に対しても、あくまで自らを傍観者としての安全な場所に置いた上で、自分という個人が一人の人間としてその問題についてどう思っているのかという根源的な問いから逃げたまま、自分の社会的な立場からのみ物事を考え、そこから発言をしているところにある。そこには人間としての自分は存在しないため、人間としてはあり得ないような論理展開が可能となってしまう。当然、その論理は無責任極まりないものになる。そして、そのような人間としてあり得ないような論理を正当化するためには、その問題点や矛盾点を隠すための高度な隠蔽術が必要になる。そのような理由から、東大話法が編み出され、洗練されていったと安冨氏は言う。

 安冨氏は、東大話法の存在を知り、その手の内を理解することで、東大話法に騙されなくなって欲しいと言う。そうすることで、日頃から違和感を感じながらも、まんまと東大話法の罠に嵌り、おかしな論理を受け入れてしまっている様々な問題について、自分本来の考えをあらためて再確認することが可能になるかもしれない。

 しかし、それにしてもなぜ東大話法なるものが、ここまで跋扈するようになってしまったのだろうか。現在の日本が多くの問題を抱えていることは言うまでもないが、その多くについてわれわれは、必ずといっていいほど「誰かのせい」にしている。そして、その論理を説明するために、実は自分自身に対してまで東大話法を使って自分を納得させてはいないだろうか。東大話法を知ることで、自分もまた無意識のうちにそのような論理を振り回していることにより自覚的、かつ自省的になることも可能になるはずだ。

 東大話法に騙されることなく、「自分の心の声を聞け」と訴える異色の東大教授安冨氏と、東大話法とその背景を議論した。

<転載終わり>

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 東大話法というのは知りませんでしたが、それを使った原発事故の弁明トークには誰でも腹が立ったと思います。東電の弁明は終始自分は関係ない、悪くないという第三者の位置に置いて、ヘンに冷静に、他人事としてしゃべっているだけです。政府の弁解も同じで、政府は頑張っているんだけど、想定外の津波でやられてしまったんで、原因は東電や政府ではなく、想定外の津波なんです、と言ってますよね。弁解というのはみじめですね。

 ナチスの広報担当のゲッペルスの本を学生時代に読みましたが、東大話法の元ですね。ウソも100回言えばホントになるというのは、ゲッペルスの真髄ですが、日本共産党や当時のソ連、中国、CIAがよく使った手ですし、今も使っています。

 日本は民間は結構正直に生きていますが、上に行けばいくほど、ダメですね。また、役所はできれば仕事をしたくないというのが、上から下まで皆です。もちろんお役所でも、中には民間並みに一生懸命やっている人もいます。民間はやらないと仕方ないので、下はやるしかないです。また、上に行けばいくほど、ダメです。現場はやるしかないので、頑張るしかないのです。課長、部長と段々口だけになってきて、役員になるともうおしまいです。現場の仕事は全然できませんし、興味も無い。責任も取らないで、会社の経費で部下を飲みに連れてって、格好を付けてるけど、部下は全員判ってます。お見通しです。判ってないのは上だけです。まあ、幸せな人生です。もちろん、中には立派な役員もいます。ただ、定年になると下の者ももう関係ないので、正直に無視になってしまいます。これもその人が歩んだ人生です。人間は、利害関係が無くなれば、手のひら返しです。金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったものです。その時に初めてみじめになります。ですが、反省してまた頑張ればいいと思います。人間は間違う生き物ですから、現世ではバンバン間違っていいと思います。ただ、反省がないと単なるバカですが(笑)。

 ただ、オーナー社長は借金から何まで自分の責任ですので、性格は悪くても責任は自分で取ってるので、いいです。ですが、あまりに傲慢すぎると誰もついていかなくなって、倒産します。

 会社の上には口だけの人が多すぎます。自分のことは棚に上げて、平気で人の批判をする。できる人は自ずと謙虚なので、口数も減りますが、どうでもいい人ほど声が大きいので、いい人たちはそれに圧倒されてしまいます。ただ、そういう声の大きい人は、言い返すと借りてきた猫のようにシュンとしてしまいます(猫に申し訳ないですが)。面白いもんです。できる人は謙虚で口数が少ないのですが、これからはできる人もある程度言ったほうがいいと思います。もう単に大人しい日本人ではなく、ある程度自分が正しいと思ったことを言える日本人も必要だと思います。もちろん和が基本にあってのことですが。

 *今日は遅まきながら、旧暦の新年会を赤城のひふみ邸でやります。忘年会などに参加できなかったオーナーズクラブの方々が来られます。Sさんが昨日から料理を仕込んでくれているので、きっと美味しいひふみ料理になると期待しています。私は別件で一件仕事をしてから参加しますので、乾杯ぎりぎりかも知れません。昨日、今日とかなり雨が降っていますので、農作業はできませんので、料理を堪能したいと思います。

 

・マル激トーク


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