日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

「司馬遼太郎は史実を改ざんしている」 学問道場

2012-02-12 22:28:29 | 政治・社会

<学問道場より転載>

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876]加地龍太 君からのメールへの私の返信
投稿者:副島隆彦
投稿日:2012-02-12 06:26:15

副島隆彦です。 私たちの若い会員の加地龍太くんが、以下に日本史の英雄論を書いていて、私に今朝もメールが来ていましたので、以下の「874」番の彼の英雄論を読む前に、返信したメールを転載します。

加地くんと同じ、私の本の若い読者たちに向けて、私が気になったことを書きました。若者には、若者なりの 元気な野心がなければいけない。しかし、国家や権力者たちは、それを扇動するように 上手に利用して、策略で嵌(は)めて、若者たちを、戦争や動乱の中に駆り立てる(狩りたてる)ということをします。 十分に注意しなければいけません。


坂本龍馬が書いたとされる 「船中八策(せんちゅうはっさく)」を模して、大阪人の橋下徹(はしもととおる。橋の下=はしのした= )・大阪市長が、東京に攻め上る感じで、新しい清新な政策綱領(プラットフォーム platform)を発表しようとしているそうだ。一体、どういう連中が彼を背後からあやつっているのやら。連立政権にして、自民党を壊して、看板だけ付け変える。自由国民党か? これらのことは すぐに露見するだろう。

 官僚どもを叩きのめすための攻め上りではなくて、大阪市バスの労働組合の幹部たちを並ばぜて、頭を下げさせる革命だ。右翼革命だ。下級の公務員たちを、職務怠慢でいじめることよりも、もっと上の官僚支配そのものを、打ち壊すための 攻め上りでないのなら、それは、間違った改革だ。老害・石原慎太郎との「どっちが上か」の 愚劣なつばぜり合いの、くだらない政治劇だ。 

 私は、船中八策が、実は、坂本龍馬をあやつったイギリス戦略外交官のアーネスト・サトウの作そのものであることを、「属国・日本論」とかで15年の昔、暴き立てるように書いたはずだ。武器商人トーマス・グラバーの資金で、坂本龍馬は洋式船を動かしていた。 

以下は、さっき加地くんに送ったばかりのメールである。 副島隆彦拝


(転載貼り付け始め) 

加地 龍太 くんへ

副島隆彦から

メールをありがとう。
 私と  重要な中国人政治亡命者・石平(せきへい。シーピン)氏との 
対談テープを 早速、注文して 聴いて感想を書く とのことで
うれしく思います。 自分でもどれほどの出来なのか、分かりません。
編集でどれぐらい聞きやすくなるものかも、分かりません。

 君が重掲に書いた短文の英雄論 ですが、内容に一点だけ異論があります。司馬遼太郎(しばりょうたろう) というのは、深い裏のある(サントリー文化人という)極悪の 歴史小説家です。 彼はあまりにも多くの
虚偽を大量に書き続けました。

 彼の「竜馬がゆく」のタネ本は、マリアス・ジャンセンの「坂本竜馬と明治維新」(日本語訳)という 日本研究の論文です。 この男は、米東部の名門コーネル大学の日本史学の教授です。 日本を管理し操るための歴史学をやってきた人間です。まだ存命か高齢で死去しているかのはずです。

それ以外に、高知新聞に勤めていた人が書いた、土佐勤王党(とさきんのうとう)の血風録 のような本があります。 それと、「新選組浪士隊始末記」という本があります。 これらが、司馬のタネ本です。 これらは優れた本です。
もうひとり アイヴァン・モリスというワルの 日本研究学者の本がある。

 マリアス・ジャンセンの研究論文には 大正、昭和はじめの日本人の坂本
龍馬研究家たちの資料が使われています。 マリアス・ジャンセンのコーネル大学の日本研究学科の 教え子で、映画監督になった エドワード・ズーウイック が、映画「ラスト・サムライ」(2003年作。トム・クルーズと渡辺謙、小雪 が主演) です。 

 映画「ラスト・サムライ」は、2003年からのアメリカのイラク侵略戦争に、日本の若者たちまで扇動して、駆り立てようとして制作された、
許しがたい 戦争・人殺し賛美映画です。 それを日本の武士道の 進んで
死ぬことの美意識 を 扇動思想として 使った、アメリカ人の グローバリスト日本あやつり人間たちの 悪い意図が、満載された ひどい映画でした。

 16世紀の戦国時代と 19世紀の幕末・明治維新期を故意に ごちゃまぜにして映画て、鎧甲冑(よろい・かっちゅう) 姿の 西郷隆盛 のような「日本民族の英雄」のような人物を登場させて、ガトリング砲の一斉射撃に向かって、突撃して死んでしまう、という 愚か極まりない 日本史の偽造をやった映画です。

 同時代のアメリカ人の南北戦争の戦場の生き残り(インディアン虐殺のカスター将軍の部隊にいた)の軍人が、虚しい魂を引きずって日本に来て、近代軍隊の教練を指導するとか、三菱の岩崎弥太郎にそっくりの熊のだるま顔の 宰相が、

(すり替えられたあとの)明治天皇の横にいて助言をしている様子とかは、
なかなかの舞台設定で、アメリカの日本研究の成果を取り入れた史実を含んでいました。

 司馬遼太郎 は、史実をいくつも いくつも、改竄(かいざん)している、許しがたい作家です。 彼に影響を受けた、という 日本の商工会議所会員で、青年会議所あがりのような 右翼 経営者と其のバカ息子のような人間たちが、500万人ぐらいいます。もう皆、60歳ぐらい 加地くんも、そういう家庭的な雰囲気の中で育った青年だろう。

 坂本龍馬( 本名、さいたに うめたろう。 才谷屋の梅太郎。郷士層の商人の家) は本当に悲劇の政治活動家ですが、彼は、京都薩摩藩邸での 薩長連合の談判の場にもいない。英戦略外交官のアーネスト・サトウ やジョン万次郎や、グラバー商会のネットワークと資金で動いたイギリスとの二重スパイだったろう。昭和になるまで、明治時代には、坂本龍馬という人物なんて、だーれも知らなかったのだ。
 
 坂本龍馬は、早い時期に殺されているので、彼は明治時代をとおして、まったく知られていない。 本当の 政治活動家(=政治的人間)たちというのは、いつの時代も、返り見られることもなく、無残な死に方をしたまま忘れられる人間たちだ。 生きている時も苦しみばっかりだ。 私、副島隆彦はそういうことがよく分かります。 

 あとあとになって、馬鹿な脚色で小説作品になって、それで、派手な英雄伝説が出来上がる。 若者たちの功名心をくすぐる。しかし、どんな人も 時代の荒波のなかで、生活していきてゆくことだけで精一杯で、目先のことに追われて、住宅ローンの支払や子供の学資の心配をしながら、いつか、ただの庶民、生活者として、人生を終わってゆきます。 

 加地くんが、幕末期を描いた歴史小説を読むなら 、司馬遼太郎を激しく嫌った吉村昭(よしむらあきら)を読みなさい。 「シーボルトの娘、お稲」とかを読むといい。吉村昭は、ウソを書いていません。

 加地くんへ。ここまで君宛てのメールを書きましたが、上記の文は、君と
おなじぐらいの若い、学問道場の会員たち向けに 念を押して教えておくべききとだと、考えましたので、このまま 重掲に 私が貼り付けます。
上記の事実は、私の主著の一冊である 「属国・日本論」の後ろの方の
日本史についての部分とかに書いてあります。 読んでください。

副島隆彦拝

(転載貼り付け終わり)

副島隆彦拝

 

<転載終わり>

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 副島さんという方は他の人が考え付かないことも平気で言う方だと思います。日本ではとても人気のある司馬遼太郎氏のことを、歴史を改ざんしたと言っています。また、坂本龍馬はイギリスと日本の二重スパイだとも言ってます。どこまで真実かは分かりませんが、副島さんの言われることも一理あると思います。

 

 


・学問道場


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